電源、水道いらずの洗車用フォームガンがシュアラスターから登場

2025/06/20(金) - 18:13

サイクリング企画なども積極的に行うケア用品ブランドのシュアラスターが、Magic Form Gunシリーズをリリースした。専用ボトル（フォームガン）とシャンプーで、電源や電池なしで泡での洗車が行える使い勝手に優れるプロダクトだ。

プロチームのメカニックがレース現場で大胆かつスピーディに自転車を洗車している光景を見たことのある方も少なくないだろう。素早いスポンジワークでフレームやホイール全体を泡で覆い、その洗浄力で瞬く間に自転車をキレイにしてしまうのは、見ていて気持ちの良い職人技だ。

近年は自転車洗浄専門ショップなども登場し、自転車を綺麗にしたいというニーズに応えてきた。自動車でも同様にディテイリングショップが存在し、ケア用品ブランドのシュアラスターもプロによるクリーニングサービスを提供している。

シュアラスターラボと呼ばれるディテイリングショップでは、スピーディーかつ的確な洗浄を行う際にフォームガンを使用し、自動車のクリーニングを実施。彼らが満足して使えるスペックを備えたフォームガンと専用シャンプー”MAGIC FOAM”シリーズを開発し、それらの販売を開始する。

フォームガンは高圧洗浄機に装着する本格的なものと、電源なしで使用できる蓄圧式ポンプの2種類が展開される。今回は一般ユーザーが使いやすい後者を紹介しよう。

蓄圧タイプのフォームガンは、シャンプーを入れたボトルの空気圧を手動ポンピングで高め、その勢いで泡を吹き付けるというもの。非常に手軽で、作業方法もわかりやすく、誰でも泡を使ったクリーニングが可能となる。

ノズルから噴射される泡は非常にきめ細かく、かつフレームへの密着度は高め。すぐに流れ落ちず、汚れをしっかりと包み込み、浮かしてくれるため、ゴシゴシと擦らずとも汚れを落とすことができる。また蒸発しにくく、シミになりにくいのも嬉しい。

このフォームガンから射出される泡は非常に広角に広がるため、瞬く間にフレームを覆うことができる。自転車の場合は後ろにも泡が飛んでしまうため、使う場所は考慮したほうが良いかもしれない。また、ノズルの角度は調整できるため、ユーザー自ら使い勝手が良いポジションを見つけられそうだ

フォームガンの噴射ボタンは通常押している間のみ射出されるが、ボタンを押し込むと固定することができ、圧力が低下するまで連続して噴射し続けることも可能。自転車だけではなく、自動車などに使う時には活躍しそうだ。また、使い終わった後用の減圧ボタンも備えられている。

この蓄圧タイプの最大容量は2L。シュアラスターのWEBによると水量が500ml〜900mlでの使用が、噴射持続時間のパフォーマンスが最も優れているという。ポンピング回数の目安なども記載されているため、一度目を通しておくと良さそうだ。ちなみに水450mlの場合は81回のポンピングが目安だ。価格は4,980円（税込）。

専用開発のシャンプーは洗剤1：水30の割合で希釈する。目安として記載されている中型車の例では洗剤15ml、水450mlとなっており、自転車では洗剤が余る程度。シャンプーのキャップに10ml刻みのメモリが備えられているため、使用する際は参考にしよう。

コンパウンドは配合されておらず、どのようなフレームにも対応。液性は中性だ。内容量は800mL。価格は1,980円（税込）。