男子エリートと同じ39.2kmで争われた女子エリート個人タイムトライアル。マーレン・ロイサー(スイス)が好走したバックステッドのタイムを40秒上回り、35歳の誕生日に大会連覇を決めた。

42位:阿部花梨 photo:CorVos
2022年のオーストラリア・ウロンゴン大会以来、男子エリートと同じ距離での開催となった女子エリート個人タイムトライアル。39.2kmで争われ、2026年ロード世界選手権の幕開けを飾った種目には、日本の阿部花梨(イナーメ信濃山形)を含む47名の選手たちが出場した。
アフリカ南部の国ジンバブエ代表のスカイ・デイヴィッドソンを先頭に、選手たちが順に走り出し、阿部は6番目にスタート。最終的に優勝タイムから13分4秒遅れの42位でフィニッシュし、初めてのロード世界選手権を走り終えた。阿部は9月26日(土)に行なわれる女子エリートロードレースにも単騎で出場する予定だ。
前半スタート組で好タイムをマークしたのはテイラー・ニブ(アメリカ)だった。トライアスロン選手のニブは2023年途中にリドル・トレックに加入したものの、その年のロード競技への出場はTTのナショナル選手権のみ。しかし、2024年と26年に2度のナショナル王者に輝いた強豪で、パリ五輪のTTでも19位に入っている。今回は自身初のロード世界選手権出場となったが、後続の選手たちにタイムを更新され、最終的に13位となっている。

3位:フランシスカ・コッホ(ドイツ) photo:CorVos

2位:ゾーイ・バックステッド(イギリス) photo:CorVos
その後はワールドツアーで活躍する選手たちが続々とトップタイムを更新していき、なかでもフランシスカ・コッホ(ドイツ)はそれまでの最速記録を1分以上更新する51分9秒でフィニッシュ。続いて、優勝候補の1人に挙げられたゾーイ・バックステッド(イギリス)が、10.7km地点の第1中間計測で最速タイムを更新。第2計測(21.9km)、第3計測(29.8km)でも引き続きトップタイムをマークし、51分4秒という暫定トップタイムを叩き出した。
一方、2024年に2位、2025年に3位と、2度にわたってアルカンシエル獲得に迫っているデミ・フォレリング(オランダ)は苦戦を強いられる。最終的に8位となり、6日後のロードレースでの巻き返しを図ることに。エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア)もバックステッドのタイムに10秒弱届かなかった。そんななか、大会連覇を目指すマーレン・ロイサー(スイス)が快走を見せた。
第1計測ではバックステッドに10秒遅れだったロイサーだが、第2計測でその差を約2秒まで縮めると、第3計測では逆に13秒のリードを奪った。「本当に緊張していた」というレース後の言葉を微塵も感じさせない走りで、バックステッドを40秒上回る50分24秒の圧倒的なタイムでフィニッシュ。連覇を達成した。

優勝:マーレン・ロイサー(スイス) photo:CorVos

大会連覇を達成したマーレン・ロイサー(スイス) photo:CorVos
「テクニカルな要素など様々な難しさがあり、走る側としては面白いコースだった。だからとても楽しみにしていた。でもどのくらいの速さで走るべきか、途中にある難しい区間にどう対応するかというペース配分の面では、不安があった」と振り返ったロイサー。
「こういうタイムトライアルを走る機会は少ないので、本当に緊張していたし、確信が持てなかった。普段は20kmほどの距離に慣れているから、チームやパフォーマンスコーチと適切なペース配分についてとことん話し合った。1時間前まで100%の確信はなかったし、実際に走っている間も同じだった。だから、難しいレースだった」と勝利の裏にあった不安を明かした。35歳の誕生日にアルカンシエルを守り抜く結果となった。
2位には世界選手権の女子エリート個人TT初挑戦のバックステッドが入り、コッホが3位で表彰台へ。2023年、24年のロード世界王者であるロッテ・コペッキー(ベルギー)は6位でフィニッシュし、自身の脚質にも適したコースで行なわれるロードレースに向けてはずみをつけた。

ロード世界選手権2026女子エリートタイムトライアル表彰台:2位バックステッド、1位ロイサー、3位コッホ photo:UCI

2022年のオーストラリア・ウロンゴン大会以来、男子エリートと同じ距離での開催となった女子エリート個人タイムトライアル。39.2kmで争われ、2026年ロード世界選手権の幕開けを飾った種目には、日本の阿部花梨(イナーメ信濃山形)を含む47名の選手たちが出場した。
アフリカ南部の国ジンバブエ代表のスカイ・デイヴィッドソンを先頭に、選手たちが順に走り出し、阿部は6番目にスタート。最終的に優勝タイムから13分4秒遅れの42位でフィニッシュし、初めてのロード世界選手権を走り終えた。阿部は9月26日(土)に行なわれる女子エリートロードレースにも単騎で出場する予定だ。
前半スタート組で好タイムをマークしたのはテイラー・ニブ(アメリカ)だった。トライアスロン選手のニブは2023年途中にリドル・トレックに加入したものの、その年のロード競技への出場はTTのナショナル選手権のみ。しかし、2024年と26年に2度のナショナル王者に輝いた強豪で、パリ五輪のTTでも19位に入っている。今回は自身初のロード世界選手権出場となったが、後続の選手たちにタイムを更新され、最終的に13位となっている。


その後はワールドツアーで活躍する選手たちが続々とトップタイムを更新していき、なかでもフランシスカ・コッホ(ドイツ)はそれまでの最速記録を1分以上更新する51分9秒でフィニッシュ。続いて、優勝候補の1人に挙げられたゾーイ・バックステッド(イギリス)が、10.7km地点の第1中間計測で最速タイムを更新。第2計測(21.9km)、第3計測(29.8km)でも引き続きトップタイムをマークし、51分4秒という暫定トップタイムを叩き出した。
一方、2024年に2位、2025年に3位と、2度にわたってアルカンシエル獲得に迫っているデミ・フォレリング(オランダ)は苦戦を強いられる。最終的に8位となり、6日後のロードレースでの巻き返しを図ることに。エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア)もバックステッドのタイムに10秒弱届かなかった。そんななか、大会連覇を目指すマーレン・ロイサー(スイス)が快走を見せた。
第1計測ではバックステッドに10秒遅れだったロイサーだが、第2計測でその差を約2秒まで縮めると、第3計測では逆に13秒のリードを奪った。「本当に緊張していた」というレース後の言葉を微塵も感じさせない走りで、バックステッドを40秒上回る50分24秒の圧倒的なタイムでフィニッシュ。連覇を達成した。


「テクニカルな要素など様々な難しさがあり、走る側としては面白いコースだった。だからとても楽しみにしていた。でもどのくらいの速さで走るべきか、途中にある難しい区間にどう対応するかというペース配分の面では、不安があった」と振り返ったロイサー。
「こういうタイムトライアルを走る機会は少ないので、本当に緊張していたし、確信が持てなかった。普段は20kmほどの距離に慣れているから、チームやパフォーマンスコーチと適切なペース配分についてとことん話し合った。1時間前まで100%の確信はなかったし、実際に走っている間も同じだった。だから、難しいレースだった」と勝利の裏にあった不安を明かした。35歳の誕生日にアルカンシエルを守り抜く結果となった。
2位には世界選手権の女子エリート個人TT初挑戦のバックステッドが入り、コッホが3位で表彰台へ。2023年、24年のロード世界王者であるロッテ・コペッキー(ベルギー)は6位でフィニッシュし、自身の脚質にも適したコースで行なわれるロードレースに向けてはずみをつけた。

ロード世界選手権2026 女子エリートタイムトライアル結果
| 1位 | マーレン・ロイサー(スイス) | 50:24 |
| 2位 | ゾーイ・バックステッド(イギリス) | +0:40 |
| 3位 | フランシスカ・コッホ(ドイツ) | +0:45 |
| 4位 | エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア) | +0:50 |
| 5位 | セドリーヌ・ケルバオル(フランス) | +1:10 |
| 6位 | ロッテ・コペッキー(ベルギー) | +1:47 |
| 7位 | アントニア・ニーダーマイヤー(ドイツ) | +1:49 |
| 8位 | デミ・フォレリング(オランダ) | |
| 9位 | ドミニカ・ヴウォダルチク(ポーランド) | +1:59 |
| 10位 | ヴィットリア・グアジーニ(イタリア) | +2:05 |
| 42位 | 阿部花梨 | +13:04 |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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