アジア大会の女子ロードレースは、終盤に抜け出した2名が逃げ切り、中国のグオ・リーが優勝した。日本勢では小林あか里が5位、木下友梨奈が13位、渡部春雅が19位に終わった。

女子ロードレースに出場した日本人選手 左から渡部春雅、小林あか里、木下友梨奈 photo:Satoru Kato 
日本選手の応援バナーが掲げられる photo:Satoru Kato
アジア大会の自転車競技2日目は、女子のロードレースが行われた。
コースは新城市の鬼久保ふれあい広場前をスタートし、1周22.6kmの周回コースを3周したのち鬼久保ふれあい広場前に戻ってフィニッシュする90.4km。周回コース部分は昨年Jプロツアーの新城ロードレースに使用されたコースを逆回りとし、スタート・フィニッシュ地点までを結ぶルートが新たに設定された。

BBもアジア大会仕様 photo:Satoru Kato 
周回コースの観戦ポイントには観客が集まった photo:Satoru Kato
周回コース部分は前半は下り、後半は登りが緩く長く続く一方、周回コースを終えてフィニッシュまで向かう間、残り5km地点付近までは斜度が急なつづら折れの登りが続き、勝負所となることが予想された。
台風一過の青空が朝から広がり、夏の暑さが戻ってきたような1日。アクセスが良いとは言えないコースではあるが、自転車や徒歩で来た観客が集まった。

青空の下スタートする女子ロードレース photo:Satoru Kato

1周目は集団は崩れず進行 photo:Satoru Kato
日本代表の小林あか里、木下友梨奈、渡部春雅ら3名を含む40名が午前9時にスタート。周回コース1周目はゆっくりとしたペースで大きな集団のまま進行する。2周目に入るとペースが上がって集団がバラけ、10名ほどの集団が先行。木下が遅れる場面もあったが、他国の遅れた選手らと共に先行する集団に追いつき、その後も遅れた選手が合流して2周目完了前には再び大集団となる。

1周目、集団前方で走る渡部春雅 photo:Satoru Kato 
カザフスタンに続いて走る小林あか里と木下友梨奈 photo:Satoru Kato

2周目、カザフスタンチームが集団先頭 photo:Satoru Kato
3周目に入り、後半の登り区間で木下がペースアップ。それをきっかけに集団がバラけ、グオ・リー(中国)とファリバ・ハシミ(アフガニスタン)の2名が先行し、リョン・ウィン・イー(香港)が単独追走。その後ろに小林を含む集団が続く。
「前が見えていたが追い切れず、集団に戻ったらみんな脚が無くてお見合いになってしまった」と小林が振り返るように、周回コースを終えた時点では10秒前後の差だったが、その後フィニッシュに向かう登り区間で差が拡大。集団に1分以上の差をつけて先頭の2名が逃げ切り、最後はグオがマッチスプリントを制して優勝した。

グオ・リー(中国)とファリバ・ハシミ(アフガニスタン)のスプリント勝負 photo:Satoru Kato

グオ・リー(中国)が女子ロードレースを制した photo:Satoru Kato

5位でフィニッシュする小林あか里 photo:Satoru Kato
3位は単独追走していたリョン。トップから2分以上遅れた小林が5位、5分遅れの木下が13位、6分遅れの渡部が19位でフィニッシュした。
小林あか里「一瞬の躊躇で差が広がってしまった」

渡部、木下らとレースを振り返る小林あか里 photo:Satoru Kato
「強い選手を揃えた中国とカザフスタンをマークしつつ、前半は木下選手と渡部選手がいい動きをしてくれて日本チームとしては良い展開になっていました。3周目に木下さんのペースアップでレースが動き始め、各国がカウンターアタックを打ち合う展開になりました。
日本も2人残せていれば交互に対応出来たけれど私1人になってしまい、1人で全てに対応する必要がありました。3回目までは自分で(差を)埋めたけれど4回目は脚がきつくなり、まだ登りが残っていたので追うのを躊躇したら差が広がってしまいました。そこで躊躇せずに我慢してでも追っていれば勝負は出来たと思いますが、人数が少ないので差が広がってしまったら追いつくことが難しく、1人でも追いつけるくらいの力が無ければダメだなと感じました。
来年は中国でアジア選手権があり、五輪に向けて各国全開で来ると思うので、アジアチャンピオンになって五輪出場枠を取れるように頑張ります」

女子ロードレース 表彰式 photo:Satoru Kato


アジア大会の自転車競技2日目は、女子のロードレースが行われた。
コースは新城市の鬼久保ふれあい広場前をスタートし、1周22.6kmの周回コースを3周したのち鬼久保ふれあい広場前に戻ってフィニッシュする90.4km。周回コース部分は昨年Jプロツアーの新城ロードレースに使用されたコースを逆回りとし、スタート・フィニッシュ地点までを結ぶルートが新たに設定された。


周回コース部分は前半は下り、後半は登りが緩く長く続く一方、周回コースを終えてフィニッシュまで向かう間、残り5km地点付近までは斜度が急なつづら折れの登りが続き、勝負所となることが予想された。
台風一過の青空が朝から広がり、夏の暑さが戻ってきたような1日。アクセスが良いとは言えないコースではあるが、自転車や徒歩で来た観客が集まった。


日本代表の小林あか里、木下友梨奈、渡部春雅ら3名を含む40名が午前9時にスタート。周回コース1周目はゆっくりとしたペースで大きな集団のまま進行する。2周目に入るとペースが上がって集団がバラけ、10名ほどの集団が先行。木下が遅れる場面もあったが、他国の遅れた選手らと共に先行する集団に追いつき、その後も遅れた選手が合流して2周目完了前には再び大集団となる。



3周目に入り、後半の登り区間で木下がペースアップ。それをきっかけに集団がバラけ、グオ・リー(中国)とファリバ・ハシミ(アフガニスタン)の2名が先行し、リョン・ウィン・イー(香港)が単独追走。その後ろに小林を含む集団が続く。
「前が見えていたが追い切れず、集団に戻ったらみんな脚が無くてお見合いになってしまった」と小林が振り返るように、周回コースを終えた時点では10秒前後の差だったが、その後フィニッシュに向かう登り区間で差が拡大。集団に1分以上の差をつけて先頭の2名が逃げ切り、最後はグオがマッチスプリントを制して優勝した。



3位は単独追走していたリョン。トップから2分以上遅れた小林が5位、5分遅れの木下が13位、6分遅れの渡部が19位でフィニッシュした。
小林あか里「一瞬の躊躇で差が広がってしまった」

「強い選手を揃えた中国とカザフスタンをマークしつつ、前半は木下選手と渡部選手がいい動きをしてくれて日本チームとしては良い展開になっていました。3周目に木下さんのペースアップでレースが動き始め、各国がカウンターアタックを打ち合う展開になりました。
日本も2人残せていれば交互に対応出来たけれど私1人になってしまい、1人で全てに対応する必要がありました。3回目までは自分で(差を)埋めたけれど4回目は脚がきつくなり、まだ登りが残っていたので追うのを躊躇したら差が広がってしまいました。そこで躊躇せずに我慢してでも追っていれば勝負は出来たと思いますが、人数が少ないので差が広がってしまったら追いつくことが難しく、1人でも追いつけるくらいの力が無ければダメだなと感じました。
来年は中国でアジア選手権があり、五輪に向けて各国全開で来ると思うので、アジアチャンピオンになって五輪出場枠を取れるように頑張ります」

アジア大会2026女子ロードレース 結果(90.4km)
| 1位 | グオ・リー(中国) | 2時間50分5秒 |
| 2位 | ファリバ・ハシミ(アフガニスタン) | +0秒 |
| 3位 | リョン・ウィン・イー(香港) | +41秒 |
| 4位 | ザン・ハオ(中国) | +1分26秒 |
| 5位 | 小林あか里(日本) | +2分11秒 |
| 6位 | ヤニナ・クスコヴァ(ウズベキスタン) | |
| 13位 | 木下友梨奈(日本) | +4分43秒 |
| 19位 | 渡部春雅(日本) | +6分5秒 |
text&photo:Satoru Kato
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