リドル・トレックはフランク・シュレック(ルクセンブルク)が、女子チームの監督に就任したことを発表した。2016年に現役を引退したシュレックは45歳。過去にアムステルゴールドレース優勝やツール・ド・フランスで2度の区間優勝など活躍した名選手だ。

9年ぶりの現場復帰を果たしたフランク・シュレック(左) photo:CorVos
「レースの現場に戻ってくることができ、素晴らしい気分だ」とプレスリリースで語ったシュレック。「このチームは自分にとって大きな存在であり、良い思い出のある場所に戻ってくることで、誇りや親しみの気持ちを感じている」と続けた。
シュレックは弟であるアンディと共に2000年代後半から選手として活躍。CSCプロチーム(後のサクソバンク〜ティンコフ)に所属していた2006年にアムステルゴールドレースを制し、超級山岳ラルプデュエズにフィニッシュした同年のツール・ド・フランス第15ステージでは区間優勝を飾り、2009年にも区間優勝。2011年には総合3位に入りながらも、2012年にドーピングにより1年間の出場停止処分を受けた。
キャリア終盤はリドル・トレックの前身となるトレック・セガフレードで走り、2016年シーズン限りで現役を退いた。その後はチェコの自動車メーカーであるシュコダのブランドアンバサダーやグランフォンドの主催、アンディが立ち上げた自転車店のサポートなどに携わり、このたび9年ぶりにレースの現場に戻ってきた。

チームの新たな総合エースとして期待されるガイア・レアリーニ(イタリア) photo:Lidl - Trek
チームは今年、エレン・ファンダイク(オランダ)とエリザベス・ダイグナン(イギリス)という中心選手の2名が引退。ルース・アドヘースツ(オランダ、FDJスエズ)やリカルダ・ボーンファイント(ドイツ、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト)を獲得したものの、戦力面では大きな上積みとは言いがたい。それでもエーススプリンターで元世界王者のエリーザ・バルサモ(イタリア)を中心に、ベテランのルシンダ・ブラント(オランダ)やアマンダ・スプラット(オーストラリア)、新たな総合エースと目されるガイア・レアリーニ(イタリア)やシリン・ファンアンローイ(オランダ)に期待をかける。
text:Sotaro.Arakawa
photo:Lidl - Trek

「レースの現場に戻ってくることができ、素晴らしい気分だ」とプレスリリースで語ったシュレック。「このチームは自分にとって大きな存在であり、良い思い出のある場所に戻ってくることで、誇りや親しみの気持ちを感じている」と続けた。
シュレックは弟であるアンディと共に2000年代後半から選手として活躍。CSCプロチーム(後のサクソバンク〜ティンコフ)に所属していた2006年にアムステルゴールドレースを制し、超級山岳ラルプデュエズにフィニッシュした同年のツール・ド・フランス第15ステージでは区間優勝を飾り、2009年にも区間優勝。2011年には総合3位に入りながらも、2012年にドーピングにより1年間の出場停止処分を受けた。
キャリア終盤はリドル・トレックの前身となるトレック・セガフレードで走り、2016年シーズン限りで現役を退いた。その後はチェコの自動車メーカーであるシュコダのブランドアンバサダーやグランフォンドの主催、アンディが立ち上げた自転車店のサポートなどに携わり、このたび9年ぶりにレースの現場に戻ってきた。

チームは今年、エレン・ファンダイク(オランダ)とエリザベス・ダイグナン(イギリス)という中心選手の2名が引退。ルース・アドヘースツ(オランダ、FDJスエズ)やリカルダ・ボーンファイント(ドイツ、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト)を獲得したものの、戦力面では大きな上積みとは言いがたい。それでもエーススプリンターで元世界王者のエリーザ・バルサモ(イタリア)を中心に、ベテランのルシンダ・ブラント(オランダ)やアマンダ・スプラット(オーストラリア)、新たな総合エースと目されるガイア・レアリーニ(イタリア)やシリン・ファンアンローイ(オランダ)に期待をかける。
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photo:Lidl - Trek
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