国内最大規模のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」が、大阪府堺市で開幕。第1ステージの個人タイムトライアルは、ドゥシャン・ラヨビッチ(セルビア、ソリューションテック ヴィーニファンティーニ)が優勝し、リーダージャージを獲得した。また、前座レースとなる「堺国際クリテリウム」は、風間翔眞が優勝。シマノレーシングが昨年に続き2連覇を達成した。

世界遺産に登録された仁徳天皇陵古墳前を駆け抜ける ©︎TOJ2025 
シマノが造った特別なシューズについて話す新城幸也(ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ) photo:Satoru Kato
UCIアジアツアー2.2クラスのステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」は、今年も大阪府堺市での第1ステージから始まった。今年の大会は海外7チーム、国内8チームと日本ナショナルチームの計16チームが出場。1チーム最大6名で構成され、計95名が出走する。
第1ステージのコースは、世界遺産に登録された仁徳天皇陵古墳の前を走る1周2.6kmのほぼフラットなコース。タイトなコーナーが連続する区間もあり、テクニックも要求されるレイアウトだ。
堺国際クリテリウムは風間翔眞が優勝

コース沿いに多くの観客が集まった ©︎TOJ2025

堺国際クリテリウム 後半から逃げ続けた3名 photo:Satoru Kato

堺国際クリテリウム 逃げ切った3名でのスプリントを風間翔眞(シマノレーシング)が制して優勝 photo:Satoru Kato
第1ステージに先立ち、同日午前中には同じコースを使用してツアー・オブ・ジャパン出場選手全員が出走する「堺国際クリテリウム」が開催され、レース後半に抜け出した3名が逃げ切り、風間翔眞(シマノレーシング)が優勝。昨年に続きシマノレーシングが地元レースで連覇を決めた。

堺国際クリテリウム 表彰式 photo:Satoru Kato 
堺国際クリテリウム連覇を達成したシマノレーシング photo:Satoru Kato
第1ステージ個人タイムトライアルはドゥシャン・ラヨビッチが制する

個人タイムトライアルはスタート台から30秒間隔でスタート ©︎TOJ2025
個人タイムトライアルは30秒間隔でスタート。前日には大雨が降ったものの当日は朝から晴れ。湿度高めの暑さの中、ドライ路面でのタイムアタックが始まった。

3位 キャメロン・スコット(シーキャッシュXボディラップ) photo:Satoru Kato

2位 リアム・ウォルシュ(シーキャッシュXボディラップ) photo:Satoru Kato
3分5秒前後のタイムが並ぶ中、スタート順後半に入り3分0秒台を出してトップに立ったのはリアム・ウォルシュ(シーキャッシュXボディラップ)。チームメイトのキャメロン・スコットが3分1秒台を出して続き、シーキャッシュXボディラップが一時ワン・ツーを占める。

TTのセルビアチャンピオンジャージを着て走るドゥシャン・ラヨビッチ(ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ) photo:Satoru Kato

TT全日本チャンピオンの金子宗平(日本ナショナルチーム)は12位 photo:Satoru Kato 
4位の岡篤志(宇都宮ブリッツェン)が日本勢トップ 3分1秒79 photo:Satoru Kato
しかしその直後、セルビアのタイムトライアルチャンピオンジャージを着たドゥシャン・ラヨビッチ(ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ)が2分58秒91をマークしてトップタイムを更新する。その後2019年に堺で優勝経験のある岡篤志(宇都宮ブリッツェン)が攻めた走りをするも3分1秒台にとどまり、最後にスタートしたアンドレア・ダマト(JCL TEAM UKYO)もトップタイム更新はならず、ラヨビッチの優勝が確定した。
直前のツール・ド・熊野を含め、これが来日4勝目となったラヨビッチ。今季通算10勝目になるという。

初日のリーダージャージを着たドゥシャン・ラヨビッチ(ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ) photo:Satoru Kato
ドゥシャン・ラヨビッチ コメント
「私もチームも高いモチベーションで今日のレースに臨んだ。短距離ながらパワーとテクニックが必要なコースで、自信は無かったが最初のステージで優勝出来たことは良かったし、日本のスポンサーのためにも良い結果となったと思う。日本で4勝目、今季通算10勝目を挙げられてとても良いシーズンのスタートを切れたと感じており、この調子を今シーズン維持していきたい。今大会何勝出来るかはわからないが、チームには強いメンバーもいるので出来るだけ多くの勝利を挙げたい」

森田叶夢(日本ナショナルチーム)がRTA賞を獲得 photo:Satoru Kato
明日5月19日は、京都府の京田辺市と精華町にまたがるコースで第2ステージが行われる。ロードレース初日はどのような展開となるか?


UCIアジアツアー2.2クラスのステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」は、今年も大阪府堺市での第1ステージから始まった。今年の大会は海外7チーム、国内8チームと日本ナショナルチームの計16チームが出場。1チーム最大6名で構成され、計95名が出走する。
第1ステージのコースは、世界遺産に登録された仁徳天皇陵古墳の前を走る1周2.6kmのほぼフラットなコース。タイトなコーナーが連続する区間もあり、テクニックも要求されるレイアウトだ。
堺国際クリテリウムは風間翔眞が優勝



第1ステージに先立ち、同日午前中には同じコースを使用してツアー・オブ・ジャパン出場選手全員が出走する「堺国際クリテリウム」が開催され、レース後半に抜け出した3名が逃げ切り、風間翔眞(シマノレーシング)が優勝。昨年に続きシマノレーシングが地元レースで連覇を決めた。


第1ステージ個人タイムトライアルはドゥシャン・ラヨビッチが制する

個人タイムトライアルは30秒間隔でスタート。前日には大雨が降ったものの当日は朝から晴れ。湿度高めの暑さの中、ドライ路面でのタイムアタックが始まった。


3分5秒前後のタイムが並ぶ中、スタート順後半に入り3分0秒台を出してトップに立ったのはリアム・ウォルシュ(シーキャッシュXボディラップ)。チームメイトのキャメロン・スコットが3分1秒台を出して続き、シーキャッシュXボディラップが一時ワン・ツーを占める。



しかしその直後、セルビアのタイムトライアルチャンピオンジャージを着たドゥシャン・ラヨビッチ(ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ)が2分58秒91をマークしてトップタイムを更新する。その後2019年に堺で優勝経験のある岡篤志(宇都宮ブリッツェン)が攻めた走りをするも3分1秒台にとどまり、最後にスタートしたアンドレア・ダマト(JCL TEAM UKYO)もトップタイム更新はならず、ラヨビッチの優勝が確定した。
直前のツール・ド・熊野を含め、これが来日4勝目となったラヨビッチ。今季通算10勝目になるという。

ドゥシャン・ラヨビッチ コメント
「私もチームも高いモチベーションで今日のレースに臨んだ。短距離ながらパワーとテクニックが必要なコースで、自信は無かったが最初のステージで優勝出来たことは良かったし、日本のスポンサーのためにも良い結果となったと思う。日本で4勝目、今季通算10勝目を挙げられてとても良いシーズンのスタートを切れたと感じており、この調子を今シーズン維持していきたい。今大会何勝出来るかはわからないが、チームには強いメンバーもいるので出来るだけ多くの勝利を挙げたい」

明日5月19日は、京都府の京田辺市と精華町にまたがるコースで第2ステージが行われる。ロードレース初日はどのような展開となるか?
ツアー・オブ・ジャパン2025 第1ステージ堺 結果(個人タイムトライアル 2.6km)
1位 | ドゥシャン・ラヨビッチ(セルビア、ソリューションテック ヴィーニファンティーニ) | 2分58秒91 |
2位 | リアム・ウォルシュ(オーストラリア、シーキャッシュ X ボディラップ) | +1秒6 |
3位 | キャメロン・スコット(オーストラリア、シーキャッシュ X ボディラップ) | +2秒11 |
4位 | 岡 篤志(日本、宇都宮ブリッツェン) | +2秒88 |
5位 | アンドレア・ダマト(イタリア、JCL TEAM UKYO) | +4秒28 |
6位 | アレッサンドロ・ファンチェル(イタリア、JCL TEAM UKYO) | +4秒54 |
7位 | 山本 哲央(日本、日本ナショナルチーム) | +4秒90 |
8位 | ケイン・リチャーズ(オーストラリア、ルージャイ インシュアランス) | +4秒99 |
9位 | ベンジャミ・プラデス・レヴェルテル(スペイン、VC福岡) | +5秒29 |
10位 | ヨン・クノレ(ドイツ、レンベ・ラド・ネット) | +5秒32 |
個人総合順位(第1ステージ終了時) | ||
1位 | ドゥシャン・ラヨビッチ(セルビア、ソリューションテック ヴィーニファンティーニ) | 2分58秒 |
2位 | リアム・ウォルシュ(オーストラリア、シーキャッシュ X ボディラップ) | +2秒 |
3位 | キャメロン・スコット(オーストラリア、シーキャッシュ X ボディラップ) | +3秒 |
4位 | 岡 篤志(日本、宇都宮ブリッツェン) | |
5位 | アンドレア・ダマト(イタリア、JCL TEAM UKYO) | +5秒 |
6位 | アレッサンドロ・ファンチェル(イタリア、JCL TEAM UKYO) |
ポイント賞 ドゥシャン・ラヨビッチ(セルビア、ソリューションテック ヴィーニファンティーニ)
新人賞 カイエ・ソレン (オランダ、ワンティ・NIPPO・リユーズ)
RTA賞 森田叶夢(日本ナショナルチーム)
新人賞 カイエ・ソレン (オランダ、ワンティ・NIPPO・リユーズ)
RTA賞 森田叶夢(日本ナショナルチーム)
堺国際クリテリウム 結果(26.8km)
1位 | 風間 翔眞(日本、シマノレーシング) | 34分26秒 |
2位 | ヨン・クノレ(ドイツ、レンべ・ラド・ネット) | +0秒 |
3位 | ディラン・ホプキンス(オーストラリア、ルージャイ・インシュアランス) | |
4位 | アンドレア・ダマト(イタリア、JCL TEAM UKYO) | +13秒 |
5位 | ジョルジェ・ジュリッチ(セルビア、ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ) | |
6位 | 中井 唯晶(日本 シマノレーシング) |
text:Satoru Kato
photo:Satoru Kato, TOJ2025
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