オフロードバイクへの造詣が深いナイナーから、新型”ORE 9 ORD”が登場した。マウンテンバイクのようなジオメトリーや設計で安定性と走破性を高め、アグレッシブにグラベルからシングルトラックまで楽しめるモンスタークロスだ。



ナイナー ORE 9 ORD (c)ミズタニ自転車

29インチホイールのマウンテンバイク専門ブランドとしてスタートしたアメリカのナイナー。現在は29erの開発で得た知見をもとに様々なオフロード系バイクを手掛けており、グラベルカテゴリーでもフルサスペンション仕様のMCR9などユニークな設計のバイクを展開している。

そんなナイナーによる最新作”ORE 9 ORD”は、フルリジットを採用しながらもMTBライクなジオメトリーによって走破性を高めているモンスタークロスだ。シングルトラックジオメトリーと名付けられた設計は、ヘッドアングルを69°というクロスカントリー系MTBに匹敵するほど寝かせ、長めのリーチ、50mmのフォークオフセット、ロングホイールベース、高めのBBドロップが採用されている。

ドロッパーシートポストにも対応する (c)ミズタニ自転車
ヘッドチューブは69°に寝かせられている (c)ミズタニ自転車



さらにタイヤクリアランスは最大700x50C、650Bホイールの場合は最大2.0インチの設定だ。従来のグラベルバイクでは押し歩いていたであろうハードな下り坂でもチャレンジできる安定性と走破性を実現している。コーナーもアグレッシブに攻められるはずだ。

ORE 9 ORDは拡張性もあり、最大40mmストロークのサスペンションフォークに対応。ドロッパーシートポストと組み合わせれば、さらにダウンヒルでの安定感を高められる。「グラベルのその先へ」というコンセプトを体現するバイクとなっている。

「OFF ROAD EXPLORER」と掲げられている (c)ミズタニ自転車

BBドロップは50mmとされている (c)ミズタニ自転車

フレームとフォーク素材はナイナー独自のRDOカーボンを採用し、マウンテンバイクのISO規格に準拠したテストをクリアする強度を確保している。フレームには3つのボトルケージ台座を配置し、トップチューブバッグ、フレームバッグを固定するための台座も備えられている。

ボトムブラケット規格はT47で、対応するチェーンリングはフロントシングルの場合は最大48T、フロントダブルの場合は50/34T。グラベルコンポーネントによる舗装路での機動力も確保されている。ラインアップされるカラーはMagnetic Grey、Transparent Greenの2種類。フレームセットの価格は385,000円(税込)。

ナイナー ORE 9 ORD(Transparent Green) (c)ミズタニ自転車

ナイナー ORE 9 ORD(Magnetic Grey) (c)ミズタニ自転車



ナイナー ORE 9 ORD
素材:RDOカーボン(フレーム&フォーク)
シートクランプ径:34.9mm(別売り)
スルーアクスル規格:100×12mm(フロント)、142×12mm(リア)
シートポスト径:27.2mm
対応チェ-ンリングサイズ:1 x 48t、2 x 50/34t
装着可能タイヤサイズ:700×50C or 650B×2.0(タイヤ銘柄によって変動します)
最大ローターサイズ:前後160mm
BB規格:T47(シェル幅85.5mm)
ヘッド規格:テーパードインテグラル(IS42/28.6 | IS52/40)
フォークオフセット:50mm
BBドロップ:70mm
ヘッドアングル:69°
カラー:Magnetic Grey、Transparent Green
価格:385,000円(税込)

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