タイムトライアルベルギー選手権でレムコ・エヴェネプール(スーダル・クイックステップ)が2位以下に1分以上の差をつけ、3年ぶり2度目の優勝。女子エリートはロッテ・コペッキーが7連覇を達成し、デンマークではピーダスンが初優勝した。

TT世界王者を表すアルカンシエルで臨んだレムコ・エヴェネプール(スーダル・クイックステップ) photo:CorVos
オランダとの国境に近い、ベルギー北部ブラッススガートが舞台となったタイムトライアルのベルギーナショナル選手権。男子エリートは平坦路の40.5kmという、TTスペシャリストの力を試すには最適なレイアウトで争われ、27名の選手たちがチャンピオンジャージを争った。
前回の優勝者であるティム・ウェレンス(UAEチームエミレーツXRG)や前々回の覇者ワウト・ファンアールト(ヴィスマ・リースアバイク)の2名が不出場だった大会には、クリテリウム・デュ・ドーフィネ後の高地合宿を終えたエヴェネプールが参戦。2位のフロリアン・フェルミールス(UAEチームエミレーツXRG)に1分11秒差をつける大差で、TT世界王者が2022年以来3年ぶり2度目の優勝を果たした。
強豪揃うドーフィネでも個人TTで勝利し、これがプロ通算20度目のTT勝利となったエヴェネプール。「序盤から良い感覚で走り事ができ、ベストを尽くした。ツール・ド・フランス前最後のTTで勝ち、このジャージを再び着用できることを嬉しく思っている」とコメントし、2日後のロード選手権について「日曜に向け、自身がついたよ」と語った。

3年ぶり2度目の優勝を果たしたレムコ・エヴェネプール(スーダル・クイックステップ) photo:CorVos

ベルギーの女子エリートはロッテ・コペッキー(SDワークス・プロタイム)が7連覇を達成 photo:CorVos
女子エリートはロードの世界王者であるロッテ・コペッキー(SDワークス・プロタイム)が7連覇を達成。7月6日に開幕するジロ・デ・イタリア・ウィメン、そして7月26日からのツール・ド・フランス・ファムに向けて弾みをつけた。
14kmの登りレイアウトで行われたTTスペイン選手権は、24歳の伏兵アベル・バルデルストーネ(カハルラル・セグロスRGA)がプロ初勝利。同じコースで争われた女子エリートは、ミレイア・ベニト(AGインシュランス・スーダル)が3連覇を叶えている。
デンマークの男子エリートでは、意外にもマッズ・ピーダスン(リドル・トレック)が初のTT国内王者に。ジロ・デ・イタリアで成功を収めたピーダスンはツールには出場せず、8月のブエルタ・ア・エスパーニャに参戦予定だ。

ドイツの男子エリートを制し、ツールへ弾みをつけたマキシミリアン・シャフマン(スーダル・クイックステップ) photo:Soudal Quick-Step
ドイツではエヴェネプールの重要な山岳アシストを務めるマキシミリアン・シャフマン(スーダル・クイックステップ)が、31歳にして初の国内TT王者に輝く。3連覇を狙ったニルス・ポリッツ(UAEチームエミレーツXRG)は振るわず、34秒遅れの4位に沈んだ。女子エリートは22歳のアントニア・ニーダーマイヤー(キャニオン・スラム・ゾンダクリプト)が初優勝を決めている。

オランダとの国境に近い、ベルギー北部ブラッススガートが舞台となったタイムトライアルのベルギーナショナル選手権。男子エリートは平坦路の40.5kmという、TTスペシャリストの力を試すには最適なレイアウトで争われ、27名の選手たちがチャンピオンジャージを争った。
前回の優勝者であるティム・ウェレンス(UAEチームエミレーツXRG)や前々回の覇者ワウト・ファンアールト(ヴィスマ・リースアバイク)の2名が不出場だった大会には、クリテリウム・デュ・ドーフィネ後の高地合宿を終えたエヴェネプールが参戦。2位のフロリアン・フェルミールス(UAEチームエミレーツXRG)に1分11秒差をつける大差で、TT世界王者が2022年以来3年ぶり2度目の優勝を果たした。
強豪揃うドーフィネでも個人TTで勝利し、これがプロ通算20度目のTT勝利となったエヴェネプール。「序盤から良い感覚で走り事ができ、ベストを尽くした。ツール・ド・フランス前最後のTTで勝ち、このジャージを再び着用できることを嬉しく思っている」とコメントし、2日後のロード選手権について「日曜に向け、自身がついたよ」と語った。


女子エリートはロードの世界王者であるロッテ・コペッキー(SDワークス・プロタイム)が7連覇を達成。7月6日に開幕するジロ・デ・イタリア・ウィメン、そして7月26日からのツール・ド・フランス・ファムに向けて弾みをつけた。
14kmの登りレイアウトで行われたTTスペイン選手権は、24歳の伏兵アベル・バルデルストーネ(カハルラル・セグロスRGA)がプロ初勝利。同じコースで争われた女子エリートは、ミレイア・ベニト(AGインシュランス・スーダル)が3連覇を叶えている。
デンマークの男子エリートでは、意外にもマッズ・ピーダスン(リドル・トレック)が初のTT国内王者に。ジロ・デ・イタリアで成功を収めたピーダスンはツールには出場せず、8月のブエルタ・ア・エスパーニャに参戦予定だ。

ドイツではエヴェネプールの重要な山岳アシストを務めるマキシミリアン・シャフマン(スーダル・クイックステップ)が、31歳にして初の国内TT王者に輝く。3連覇を狙ったニルス・ポリッツ(UAEチームエミレーツXRG)は振るわず、34秒遅れの4位に沈んだ。女子エリートは22歳のアントニア・ニーダーマイヤー(キャニオン・スラム・ゾンダクリプト)が初優勝を決めている。
各国TTナショナル選手権2025優勝者
ベルギー男子エリート | レムコ・エヴェネプール(スーダル・クイックステップ) |
ベルギー女子エリート | ロッテ・コペッキー(SDワークス・プロタイム) |
スペイン男子エリート | アベル・バルデルストーネ(カハルラル・セグロスRGA) |
スペイン女子エリート | ミレイア・ベニト(AGインシュランス・スーダル) |
デンマーク男子エリート | マッズ・ピーダスン(リドル・トレック) |
デンマーク女子エリート | レベッカ・クーネル(ウノエックス・モビリティ) |
ドイツ男子エリート | マキシミリアン・シャフマン(スーダル・クイックステップ) |
ドイツ女子エリート | アントニア・ニーダーマイヤー(キャニオン・スラム・ゾンダクリプト) |
オーストリア男子エリート | フェリックス・グロスシャートナー(UAEチームエミレーツXRG) |
オーストリア女子エリート | クリスティーナ・シュヴァインバーガー(フェニックス・ドゥクーニンク) |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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