国際自転車競技連合(UCI)は2025年9月11日、2024年の検査結果で説明のつかない異常値が認められたとして、ジョヴァンニ・カルボーニ(イタリア)に対して暫定的な出場停止処分を科したと発表した。

昨年はJCLチーム右京に所属し、ツアー・オブ・ジャパンを制したジョバンニ・カルボーニ ©️TOJ2024
国際自転車競技連合(UCI)から発表があったのは日本時間9月12時の0時過ぎ。ジョヴァンニ・カルボーニ(イタリア、ユニベット・ティティマ・ロケッツ)のバイオロジカル・パスポート(ABP)に2024年の検査結果で「説明のつかない異常値」が認められたため、暫定的に出場資格を停止したという。UCIの声明によれば、今回のケースは独立した専門家パネルの意見に基づいて進められており、国際検査機関(ITA)がローザンヌのアスリート・パスポート管理部門(APMU)と連携して管理している。UCIは「手続きが進行中のため、これ以上のコメントは控える」としている。
カルボーニは昨年JCLチーム右京に所属し、ツアー・オブ・ジャパンで総合優勝を挙げていた30歳。今年はユニベット・ティティマ・ロケッツに所属し、9月11日のコッパ・サバティーニ(UCI1.Pro)まで通常通りレース活動を行なっていた。現チームに連絡があったのも9月11日中だったという。
これを受けて両チームは声明を発表し、チームとしてのドーピングとの関わりを否定した。チーム右京側は「出場停止処分を受けたことを知り強い衝撃を受けております。Team UKYOは、常にクリーンなスポーツの推進を支持してまいりました。(中略)Teamは、いかなる不正行為とも戦うため、今後もUCIと協力を続けてまいります。また、Teamは引き続き透明性を重視し、もし当該選手に違反が認められた場合には、然るべき場においてTeam UKYOのイメージを守ってまいる所存でございます」とコメントしている。なお、カルボーニ本人のコメントはまだ無い。
サンプルの取得時期も含めてUCIはこれ以上の情報を明らかにしていないものの、仮に正式処分となればツアー・オブ・ジャパンの総合優勝記録が剥奪される可能性もある。現時点では暫定的な出場停止処分に止まっているものの、日本とも縁の深い選手のドーピング疑いは大きな波紋を及ぼしている。
text:So Isobe

国際自転車競技連合(UCI)から発表があったのは日本時間9月12時の0時過ぎ。ジョヴァンニ・カルボーニ(イタリア、ユニベット・ティティマ・ロケッツ)のバイオロジカル・パスポート(ABP)に2024年の検査結果で「説明のつかない異常値」が認められたため、暫定的に出場資格を停止したという。UCIの声明によれば、今回のケースは独立した専門家パネルの意見に基づいて進められており、国際検査機関(ITA)がローザンヌのアスリート・パスポート管理部門(APMU)と連携して管理している。UCIは「手続きが進行中のため、これ以上のコメントは控える」としている。
カルボーニは昨年JCLチーム右京に所属し、ツアー・オブ・ジャパンで総合優勝を挙げていた30歳。今年はユニベット・ティティマ・ロケッツに所属し、9月11日のコッパ・サバティーニ(UCI1.Pro)まで通常通りレース活動を行なっていた。現チームに連絡があったのも9月11日中だったという。
これを受けて両チームは声明を発表し、チームとしてのドーピングとの関わりを否定した。チーム右京側は「出場停止処分を受けたことを知り強い衝撃を受けております。Team UKYOは、常にクリーンなスポーツの推進を支持してまいりました。(中略)Teamは、いかなる不正行為とも戦うため、今後もUCIと協力を続けてまいります。また、Teamは引き続き透明性を重視し、もし当該選手に違反が認められた場合には、然るべき場においてTeam UKYOのイメージを守ってまいる所存でございます」とコメントしている。なお、カルボーニ本人のコメントはまだ無い。
サンプルの取得時期も含めてUCIはこれ以上の情報を明らかにしていないものの、仮に正式処分となればツアー・オブ・ジャパンの総合優勝記録が剥奪される可能性もある。現時点では暫定的な出場停止処分に止まっているものの、日本とも縁の深い選手のドーピング疑いは大きな波紋を及ぼしている。
text:So Isobe
Amazon.co.jp
PF&H(プレシジョン)PF 90 ジェル 炭水化物 持久力 スタミナ対策 エネルギー 水分補給 アンチドーピング マラソン トライアスロン 自転車 お手軽
PRECISION FUEL&HYDRATION JAPAN
¥1,700