悲願のグランツール初勝利を挙げたコカールが「ここまで長い道のりだった」と喜んだブエルタ第8ステージ。ファンアールトは落車リタイアしたポガチャルについて「この大会にとって大きな損失」と語った。
ステージ優勝 ブライアン・コカール(フランス、コフィディス)

バイクを掲げ、勝利を喜ぶブライアン・コカール(フランス、コフィディス) photo:CorVos
ここまで長い道のりだった。グランツールでは何度も2位になり、僕はもう34歳。本当に誇らしいし、嬉しいよ。チームは完璧な仕事をしてくれた。僕たちにはリードアウトを専門とする選手がたくさんいるわけではないけれど、アレクシ(ルナール)がいてくれた。残り5kmではクライマーたちもみんな、僕とアレクシをいい位置に送り込もうとしてくれた。そして僕はただアレクシについていった。
残り500mでヨルディ(メーウス)が見えた。このタイプのフィニッシュでは彼がとても速いことは分かっていた。だから待って、待って、向かい風だったのでスリップストリームを使いながら、ちょうどいいタイミングで仕掛けた。ついにこの勝利を手にすることができて、本当に最高だ。

悲願のグランツール区間優勝を達成したブライアン・コカール(フランス、コフィディス) photo:CorVos
自信がなかったわけじゃない。ただプレッシャーはあった。スプリントで結果を出せなければ、それだけチャンスを1つ失うことになるし、今回のブエルタでは僕たちにそれほど多くのチャンスがあるわけではない。最初の2回のスプリントではいい位置に入れなかった。でも脚がいいことは分かっていたし、昨日は逃げにも乗った。以前より少し登れるようになったのかもしれないけれど、それでもまだ速さはあるよ。
ステージ2位 マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)

ハンドル投げの僅差を制したブライアン・コカール(フランス、コフィディス) photo:CorVos
総合優勝候補がリタイアしたのは残念だ。その影響で、直後の登りは実質的にニュートラルのような状態になった。完全にフレッシュだったわけではないが、厳しく脚を削られる展開とは違い、比較的多くの選手が力を残した状態でのスプリントとなった。ラスト5kmはコーナーの連続する混沌とした終盤となったが、概ね良いレースができた。
ステージ10位 マシュー・ブレナン(イギリス、ヴィスマ・リースアバイク)
今日は多くの選手が自分をスーパーヒーローだと思っていたんじゃないかな。多少のリスクは冒すつもりで戦っているが、勝利のためなら落車もいとわないようなリスクを冒す選手もいて、そういう状況はあまり好きではない。少なくともチームは僕を勝たせるために力を尽くしてくれた。
マイヨプントス ワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴィスマ・リースアバイク)

プロトンはヴィスマ・リースアバイクがコントロールした photo:A.S.O.
本当に残念だ。ステージを通してレースを完全にコントロールできていたのに、最後の直線で自分たちのチャンスを潰してしまった。後ろからクリストフ(ラポルト)の声が聞こえたので、みんな揃っていると思っていた。だから一気に加速してリードアウトしたけれど、前を譲った時に初めてマティ(ブレナン)が後ろについていないことに気づいた。すごく残念だけど、こういうこともある。混乱していて、お互いを見失ってしまった。あの状況ではチャンスがなかった。
みんな疲れが出始めているんだと思う。それが落車が増えている理由の1つかもしれない。タデイ(ポガチャル)が落車でレースを去ったのは、この大会にとって大きな損失だし、彼には滅多に起こらないことだ。しっかり回復してほしい。レースで彼がいなくなるのは寂しいよ。
その落車の直前には、中間スプリントでさらにポイントを獲得した。(最終日の)グラナダまで彼や他の選手たちと(マイヨプントスを)争うつもりでいた。今はタデイがその争いからいなくなったので、状況は変わってくる。
マイヨロホ エンリク・マス(スペイン、モビスター)

マイヨロホを手に表彰式に臨んだエンリク・マス(スペイン、モビスター) photo:CorVos
正直に言えば、これがスポーツであり自転車ロードレースだということは分かっている。でもタデイが落車し、僕は勝ってマイヨロホを手にしたわけではない。だから今それを着ないことが、彼への敬意を示すことになると思った。
落車そのものは見ていない。僕のすぐ後ろだったと思う。集団が左側に動き、それが原因で彼が落車したんじゃないかと思うけれど、まだ映像を見ていない。バスに戻ったら確認するよ。
ここからは別のレースが始まる。僕たちがその戦いに向けて準備できていることを願う。明日は第20ステージと並んで今大会でも最も厳しいステージの1つだ。ステージとこの場所を楽しみながら走りたいし、チームが素晴らしい仕事をしてくれると確信している。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos, A.S.O.
ステージ優勝 ブライアン・コカール(フランス、コフィディス)

ここまで長い道のりだった。グランツールでは何度も2位になり、僕はもう34歳。本当に誇らしいし、嬉しいよ。チームは完璧な仕事をしてくれた。僕たちにはリードアウトを専門とする選手がたくさんいるわけではないけれど、アレクシ(ルナール)がいてくれた。残り5kmではクライマーたちもみんな、僕とアレクシをいい位置に送り込もうとしてくれた。そして僕はただアレクシについていった。
残り500mでヨルディ(メーウス)が見えた。このタイプのフィニッシュでは彼がとても速いことは分かっていた。だから待って、待って、向かい風だったのでスリップストリームを使いながら、ちょうどいいタイミングで仕掛けた。ついにこの勝利を手にすることができて、本当に最高だ。

自信がなかったわけじゃない。ただプレッシャーはあった。スプリントで結果を出せなければ、それだけチャンスを1つ失うことになるし、今回のブエルタでは僕たちにそれほど多くのチャンスがあるわけではない。最初の2回のスプリントではいい位置に入れなかった。でも脚がいいことは分かっていたし、昨日は逃げにも乗った。以前より少し登れるようになったのかもしれないけれど、それでもまだ速さはあるよ。
ステージ2位 マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)

総合優勝候補がリタイアしたのは残念だ。その影響で、直後の登りは実質的にニュートラルのような状態になった。完全にフレッシュだったわけではないが、厳しく脚を削られる展開とは違い、比較的多くの選手が力を残した状態でのスプリントとなった。ラスト5kmはコーナーの連続する混沌とした終盤となったが、概ね良いレースができた。
ステージ10位 マシュー・ブレナン(イギリス、ヴィスマ・リースアバイク)
今日は多くの選手が自分をスーパーヒーローだと思っていたんじゃないかな。多少のリスクは冒すつもりで戦っているが、勝利のためなら落車もいとわないようなリスクを冒す選手もいて、そういう状況はあまり好きではない。少なくともチームは僕を勝たせるために力を尽くしてくれた。
マイヨプントス ワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴィスマ・リースアバイク)

本当に残念だ。ステージを通してレースを完全にコントロールできていたのに、最後の直線で自分たちのチャンスを潰してしまった。後ろからクリストフ(ラポルト)の声が聞こえたので、みんな揃っていると思っていた。だから一気に加速してリードアウトしたけれど、前を譲った時に初めてマティ(ブレナン)が後ろについていないことに気づいた。すごく残念だけど、こういうこともある。混乱していて、お互いを見失ってしまった。あの状況ではチャンスがなかった。
みんな疲れが出始めているんだと思う。それが落車が増えている理由の1つかもしれない。タデイ(ポガチャル)が落車でレースを去ったのは、この大会にとって大きな損失だし、彼には滅多に起こらないことだ。しっかり回復してほしい。レースで彼がいなくなるのは寂しいよ。
その落車の直前には、中間スプリントでさらにポイントを獲得した。(最終日の)グラナダまで彼や他の選手たちと(マイヨプントスを)争うつもりでいた。今はタデイがその争いからいなくなったので、状況は変わってくる。
マイヨロホ エンリク・マス(スペイン、モビスター)

正直に言えば、これがスポーツであり自転車ロードレースだということは分かっている。でもタデイが落車し、僕は勝ってマイヨロホを手にしたわけではない。だから今それを着ないことが、彼への敬意を示すことになると思った。
落車そのものは見ていない。僕のすぐ後ろだったと思う。集団が左側に動き、それが原因で彼が落車したんじゃないかと思うけれど、まだ映像を見ていない。バスに戻ったら確認するよ。
ここからは別のレースが始まる。僕たちがその戦いに向けて準備できていることを願う。明日は第20ステージと並んで今大会でも最も厳しいステージの1つだ。ステージとこの場所を楽しみながら走りたいし、チームが素晴らしい仕事をしてくれると確信している。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos, A.S.O.
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