大学生にとって最高ステータスの大会、インカレが長野県松本市で始まった。初日はトラック予選で、4km個人追抜き予選で窪木一茂(日本大)が4'42"005の大会新及び学連新を出すなど好記録が続出。ユニバーシアード大会出場者が順当に力を見せ付けた。
9月1日(木)、長野県松本市のかりがね自転車競技場(333m)で第67回全日本大学対抗選手権自転車競技大会(通称インカレ)第1日目が行われた。大会全体はトラック3日間、ロードは大町市美麻の公道コースで行われる。
インカレは学連登録選手にとって、最高ステータスの大会だ。そして大会名が示すように、大学対抗の色合いが極めて強い大会でもある。トラックおよびロードでの総合得点で、日本大学がなんと28年連続で優勝している。
今年の注目は、まず個人種目で8月のユニバーシアード大会出場組みがどのような走りを見せるのか、そして日本大学が連覇記録を伸ばせるか、だ。後者について、昨年はトラックで中央大学がトップだったが、ロードで日本大学が優位に立って大逆転を演じた。その逆転劇の中枢は窪木一茂が担っていた。今年、その窪木は4年生。さらに進化した姿を今年の窪木はトラック初日から見せた。
トラック初日は全種目が予選だ。以下に、フォトレポートでお届けしよう。
なお、当日の天候は曇り基調で時々小雨の微風。台風が接近しているが、現時点では予定通り大会を進め、実施や成績の判断は適宜判断するとのことだ。
男子スプリント予選 1位タイムの橋本凌甫(日本大)10.898 photo:Hideaki.TAKAGI男子スプリント予選
ユニバーシアード大会出場の橋本がトップタイム。1/8決勝も勝ち進み、日本大学が2名を上位につけた。
1位 橋本凌甫(日本大)10.898
2位 會澤龍(東北学院大)10.949
3位 新納大輝(鹿屋体大)11.048
4位 古庄豊全(日本大)11.097
5位 加藤良治(順天堂大)11.129
6位 畑段嵐士(同志社大)11.169
7位 元砂勇雪(鹿屋体大)11.24
8位 藤森貴之(中央大)11.250
女子スプリント予選 1位タイムの前田佳代乃(鹿屋体大)12.110 photo:Hideaki.TAKAGI女子スプリント予選
前田が短距離系では国内無敵の強さを発揮し、好タイムでスタート。
1位 前田佳代乃(鹿屋体大)12.110
2位 明珍裕子(朝日大)12.825
3位 野村くるみ(北陸大)12.850
4位 廣本茜梨(環太平洋大)12.877
男子4km個人追抜き予選 1位タイムの窪木一茂(日本大)4'42"005 photo:Hideaki.TAKAGI男子4km個人追抜き予選
ユニバーシアード出場の窪木と佐々木が1位2位となり決勝へ。窪木のタイムは新記録であり、連覇に向けて好発進だ。
1位 窪木一茂(日本大)4'42"005 大会新及び学連新 決勝へ
2位 佐々木龍(早稲田大)4'45"779 決勝へ
3位 矢野智哉(朝日大)4'46"809 3,4位決定戦へ
4位 長瀬幸治(鹿屋体大)4'46"858 3,4位決定戦へ
5位 倉林巧和(日本体育大)4'53"441 以下順位確定
6位 安井雅彦(東京大)4'55"810
7位 前田紘明(順天堂大)4'56"347
8位 吉岡直哉(京都産業大)4'56"990
女子3km個人追抜き予選 1位タイムの上野みなみ(鹿屋体大)3'51"307 photo:Hideaki.TAKAGI女子3km個人追抜き予選
上野が別格の強さを見せ、鹿屋勢どうしで決勝へ。
1位 上野みなみ(鹿屋体大)3'51"307 大会新および学連新 決勝へ
2位 塚越さくら(鹿屋体大)3'56"469 決勝へ
3位 田中まい(日本体育大)3'58"986 3,4位決定戦へ
4位 明珍裕子(朝日大)4'02"433 3,4位決定戦へ
5位 中村妃智(日本体育大)4'07"573 以下順位確定
6位 鈴木遊(朝日大)4'14"755
女子チームスプリント予選 1位タイムの鹿屋体大(近藤・前田)48"168 photo:Hideaki.TAKAGI女子チームスプリント予選
鹿屋体大が大会記録で決勝へ。日本体育大も健闘した。
1位 鹿屋体大(近藤・前田)48"168 大会新 決勝へ
2位 日本体育大(古河・小島)49"810 決勝へ
3位 法政大(濱田・丸田)50"045 3,4位決定戦へ
4位 朝日大(明珍・森)52"481 3,4位決定戦へ
タンデムスプリント予選 1位タイムの順天堂大(石田・飯塚)17.432 photo:Hideaki.TAKAGIタンデムスプリント予選
今や学連でのみの種目となったタンデム種目。順天堂大ペアが時速70キロに迫る大会新記録でトップタイム。
1位 順天堂大(石田・飯塚)17.432 大会新
2位 早稲田大(佐々木・今井)17.648
3位 朝日大(松本・沼田)17.825
4位 日本大(小山・碇)17.864
5位 中央大(野村・緑川)17.973
6位 鹿屋体大(小林・柴崎)18.157
7位 法政大(阿部・平井)18.219
8位 日本体育大(坂本・山内)18.528
photo&text:高木秀彰
9月1日(木)、長野県松本市のかりがね自転車競技場(333m)で第67回全日本大学対抗選手権自転車競技大会(通称インカレ)第1日目が行われた。大会全体はトラック3日間、ロードは大町市美麻の公道コースで行われる。
インカレは学連登録選手にとって、最高ステータスの大会だ。そして大会名が示すように、大学対抗の色合いが極めて強い大会でもある。トラックおよびロードでの総合得点で、日本大学がなんと28年連続で優勝している。
今年の注目は、まず個人種目で8月のユニバーシアード大会出場組みがどのような走りを見せるのか、そして日本大学が連覇記録を伸ばせるか、だ。後者について、昨年はトラックで中央大学がトップだったが、ロードで日本大学が優位に立って大逆転を演じた。その逆転劇の中枢は窪木一茂が担っていた。今年、その窪木は4年生。さらに進化した姿を今年の窪木はトラック初日から見せた。
トラック初日は全種目が予選だ。以下に、フォトレポートでお届けしよう。
なお、当日の天候は曇り基調で時々小雨の微風。台風が接近しているが、現時点では予定通り大会を進め、実施や成績の判断は適宜判断するとのことだ。

ユニバーシアード大会出場の橋本がトップタイム。1/8決勝も勝ち進み、日本大学が2名を上位につけた。
1位 橋本凌甫(日本大)10.898
2位 會澤龍(東北学院大)10.949
3位 新納大輝(鹿屋体大)11.048
4位 古庄豊全(日本大)11.097
5位 加藤良治(順天堂大)11.129
6位 畑段嵐士(同志社大)11.169
7位 元砂勇雪(鹿屋体大)11.24
8位 藤森貴之(中央大)11.250

前田が短距離系では国内無敵の強さを発揮し、好タイムでスタート。
1位 前田佳代乃(鹿屋体大)12.110
2位 明珍裕子(朝日大)12.825
3位 野村くるみ(北陸大)12.850
4位 廣本茜梨(環太平洋大)12.877

ユニバーシアード出場の窪木と佐々木が1位2位となり決勝へ。窪木のタイムは新記録であり、連覇に向けて好発進だ。
1位 窪木一茂(日本大)4'42"005 大会新及び学連新 決勝へ
2位 佐々木龍(早稲田大)4'45"779 決勝へ
3位 矢野智哉(朝日大)4'46"809 3,4位決定戦へ
4位 長瀬幸治(鹿屋体大)4'46"858 3,4位決定戦へ
5位 倉林巧和(日本体育大)4'53"441 以下順位確定
6位 安井雅彦(東京大)4'55"810
7位 前田紘明(順天堂大)4'56"347
8位 吉岡直哉(京都産業大)4'56"990

上野が別格の強さを見せ、鹿屋勢どうしで決勝へ。
1位 上野みなみ(鹿屋体大)3'51"307 大会新および学連新 決勝へ
2位 塚越さくら(鹿屋体大)3'56"469 決勝へ
3位 田中まい(日本体育大)3'58"986 3,4位決定戦へ
4位 明珍裕子(朝日大)4'02"433 3,4位決定戦へ
5位 中村妃智(日本体育大)4'07"573 以下順位確定
6位 鈴木遊(朝日大)4'14"755

鹿屋体大が大会記録で決勝へ。日本体育大も健闘した。
1位 鹿屋体大(近藤・前田)48"168 大会新 決勝へ
2位 日本体育大(古河・小島)49"810 決勝へ
3位 法政大(濱田・丸田)50"045 3,4位決定戦へ
4位 朝日大(明珍・森)52"481 3,4位決定戦へ

今や学連でのみの種目となったタンデム種目。順天堂大ペアが時速70キロに迫る大会新記録でトップタイム。
1位 順天堂大(石田・飯塚)17.432 大会新
2位 早稲田大(佐々木・今井)17.648
3位 朝日大(松本・沼田)17.825
4位 日本大(小山・碇)17.864
5位 中央大(野村・緑川)17.973
6位 鹿屋体大(小林・柴崎)18.157
7位 法政大(阿部・平井)18.219
8位 日本体育大(坂本・山内)18.528
photo&text:高木秀彰
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