ツアー・ダウンアンダーを走ったチームバイクを紹介していくシリーズ第2弾はボーラ・ハンスグローエ、CCCチーム、コフィディスの3チーム。スペシャライズドの勝利量産バイク、ジャイアントの新型バイク、欧州王者ペイントのデローザを紹介します。第3弾はこちら。
ボーラ・ハンスグローエ
ボーラ・ハンスグローエ / スペシャライズド S-Works Venge photo:Kei Tsuji
2019年シーズンから引き続きスペシャライズドのS-Worksのヴェンジとターマックを選手の好みに合わせて乗り分けるボーラ・ハンスグローエ。チームカラーを纏ったフレームに、シマノのデュラエースDI2&油圧ディスクブレーキ一式とスペシャライズド関連アイテムが組み合わされ、セラミックスピードのBBやスパカズのバーテープを採用。ヴェンジはS-WORKSのハンドル&ステムだが、ターマックのハンドル周りはPRO製品で固められている。パワーメーターは4iiii(フォーアイ)からシマノに切り替わった。
まだチューブラータイヤ使用選手が多い中、チームの中で2名の選手がチューブレスタイヤを実際にレースで使用した。ホイール交換が素早くなるという理由でダイレクトマウントのディレイラーハンガーを採用している。なお、ディスクブレーキ採用チームのほとんどはスルーアクスル脱着の際にトルク管理された電動ドライバーを使用する。新スポンサーであるクロンバッハのノンアルコールビールのロゴがボトルに加わっている。
パワーメーターはシマノのデュラエースに photo:Kei Tsuji
ワフーのコンピューターを使用する photo:Kei Tsuji
サドルはS-WORKSフェノムの他、選手の好みに合わせてセレクト photo:Kei Tsuji
BBにはセラミックスピードを採用 photo:Kei Tsuji
ボーラ・ハンスグローエ
ボーラ・ハンスグローエ / スペシャライズド S-Works Venge photo:Kei Tsuji2019年シーズンから引き続きスペシャライズドのS-Worksのヴェンジとターマックを選手の好みに合わせて乗り分けるボーラ・ハンスグローエ。チームカラーを纏ったフレームに、シマノのデュラエースDI2&油圧ディスクブレーキ一式とスペシャライズド関連アイテムが組み合わされ、セラミックスピードのBBやスパカズのバーテープを採用。ヴェンジはS-WORKSのハンドル&ステムだが、ターマックのハンドル周りはPRO製品で固められている。パワーメーターは4iiii(フォーアイ)からシマノに切り替わった。
まだチューブラータイヤ使用選手が多い中、チームの中で2名の選手がチューブレスタイヤを実際にレースで使用した。ホイール交換が素早くなるという理由でダイレクトマウントのディレイラーハンガーを採用している。なお、ディスクブレーキ採用チームのほとんどはスルーアクスル脱着の際にトルク管理された電動ドライバーを使用する。新スポンサーであるクロンバッハのノンアルコールビールのロゴがボトルに加わっている。
パワーメーターはシマノのデュラエースに photo:Kei Tsuji
ワフーのコンピューターを使用する photo:Kei Tsuji
サドルはS-WORKSフェノムの他、選手の好みに合わせてセレクト photo:Kei Tsuji
BBにはセラミックスピードを採用 photo:Kei Tsuji| フレーム | スペシャライズド S-Works Venge |
| グループセット | シマノ デュラエース DI2 11速/ディスクブレーキ |
| ホイール | ロヴァール CLX64 |
| パワーメーター | シマノ デュラエース |
| サドル | S-WORKS フェノム |
| ハンドル | S-WORKS エアロフライ2 |
| ペダル | シマノ デュラエース |
| タイヤ | S-WORKS ターボ ラピッドエアー |
| コンピューター | ワフー |
CCCチーム
CCCチーム / ジャイアント TCR Advanced SL photo:Kei TsujiポーランドのCCCチームが使用するのはジャイアントのTCR Advanced SL。しかしヘッドチューブが現行モデルとは異なり、ダウンチューブにはDI2のジャンクションボックスが配されているなど、発表前の新型と思われる。カムテール形状を各所に取り入れるなどエアロ性能を向上させていると見られるが、ハンドル周りのケーブル内装化は確認させない。
グループセットは今季UCIワールドチーム19チームの中で14チームが使用するシマノのデュラエースDI2だが、ディスクブレーキの採用は見送った。ホイールはカデックスの42と65を使い分け、総合3位に入ったシモン・ゲシュケ(ドイツ)は前42/後65を組み合わせた。ゲシュケはヴィットリアのチューブラータイヤを使用したが、中にはカデックスのチューブレスタイヤを使用するチームメイトも。ゲシュケは上ハンドルを握りながら変速可能なDI2のシフトスイッチを愛用している。なお、バイク重量がUCI規定重量を下回る6.4kgだったため、ボトルケージ下部に400g分の重りを追加している。
ホイールはカデックスの42と65を使い分ける photo:Kei Tsuji
ハンドル周りはジャイアント製品で、DI2のシフトスイッチが追加されている photo:Kei Tsuji
サドルはジャイアントのコンタクトSLR photo:Kei Tsuji
ボトルケージ下部に400g分の重りが追加されている photo:Kei Tsuji| フレーム | ジャイアント TCR Advanced SL |
| グループセット | シマノ デュラエース DI2 11速/リムブレーキ |
| ホイール | カデックス 42/65 |
| パワーメーター | シマノ デュラエース |
| サドル | ジャイアント コンタクトSLR |
| ハンドル | ジャイアント コンタクトSLR |
| ペダル | シマノ デュラエース |
| タイヤ | ヴィットリア コルサ |
| コンピューター | ガーミン |
コフィディス
コフィディス / デローザ SK Pininfarina photo:Kei TsujiUCIワールドチーム入りしたフランスのコフィディスは使用バイクをクオータからデローザに切り替えた。写真は新加入エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア)のヨーロッパチャンピオンカラーに塗られたSKピニンファリーナで、選手の好みに合わせてより軽量なメラクも投入された。通常のチームバイクは真っ赤なペイントが特徴。
カンパニョーロのスーパーレコードEPSとディスクブレーキでグループセットは統一。SKピニンファリーナとメラクはともにFSAのACRシステムを採用し、ハンドル周りのケーブル内装化を果たしている。フルクラムホイールに装着されるのはミシュランタイヤで、セッレイタリアのサドル、ルックのペダルという伊仏混成セッティング。なお、ヴィヴィアーニとともにイタリア人メカニックやスタッフが同時にチームに加わっており、バイクと合わせてチーム全体のイタリア色が強くなっている。
欧州チャンピオンのヴィヴィアーニのスペシャルペイント photo:Kei Tsuji
セッレイタリアのサドルも欧州チャンピオン仕様 photo:Kei Tsuji
カンパニョーロのスーパーレコードEPSにSRMのパワーメーター photo:Kei Tsuji
FSAのACRシステムを採用したハンドル周り photo:Kei Tsuji| フレーム | デローザ SK Pininfarina |
| グループセット | カンパニョーロ スーパーレコード EPS 12速/ディスクブレーキ |
| ホイール | フルクラム 55T DB |
| パワーメーター | SRM |
| サドル | セッレイタリア SLR |
| ハンドル | ヴィジョン メトロン |
| ペダル | ルック KEOブレード |
| タイヤ | ミシュラン パワーコンペティション |
| コンピューター | SRM PC8 |
text:Kei Tsuji
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