カナダ企業のプレミアテックは11月7日、イスラエル・プレミアテックの共同タイトルスポンサー契約を即時終了したと発表した。チームは2026年に向けてチーム名変更を明らかにしていたものの、タイトルスポンサーの一角を失うこととなった。

共同スポンサーから撤退したプレミアムテック photo:CorVos
プレミアテックはカナダを拠点とし、農業・園芸などの分野で世界各地に事業を展開する多国籍企業。2021年はアスタナのタイトルスポンサーを務めた後、2022年からイスラエルに合流。4年間にわたり共同スポンサーを担い、チームにおけるカナダ人選手の育成などを進めてきた。
同社はプレスリリースで「チームとの複数回にわたる協議と、すべての関連状況を慎重に検討した結果、プレミアテックはチームの共同タイトルスポンサーから直ちに退くことを決定した」と発表。「チームが2026年シーズンに向けて名称変更を決定したことは認識しているが、プレミアテックがチームを支援してきた根本的な理由が、もはや維持できないほどに損なわれてしまったことが、この決断の核心だ」と理由を示した。
ブエルタ・ア・エスパーニャ期間中、ガザ情勢の悪化を受けてイスラエル・プレミアテックに対する抗議活動が激化。その後、イタリアでのワンデーレースでも出場取りやめや選出外が相次いだ。これを受けチームは今年10月に、イスラエルという名称とブランドから距離を置く方針に加え、チームオーナーのシルヴァン・アダムス氏がチーム運営から退くことを発表した。チームは2026年のワールドチーム復帰を目指してUCIにライセンス申請を行い、申請名は「サイクリングアカデミー」として提出されている。

イスラエルの文字を削除したジャージで臨んだグランプリ・シクリスト・ド・モンレアル photo:CorVos
プレミアテックは「スポーツ全体の発展を支援し、ケベックおよびカナダのサイクリストの成長を後押しすることは、私たちの取り組みの核心であり、今後も変わることはない」とコメント。2026年のロード世界選手権がカナダのモントリオールで行われ、今後もカナダ発の自転車競技支援を継続する姿勢を強調した。
ヤコブ・フルサン(デンマーク)とマイケル・ウッズ(カナダ)が引退し、現行で2026年シーズンの契約のある選手は25名。来季に向け下部チームから2名が昇格し、ルイス・アスキー(イギリス、グルパマFDJ)やライアン・マレン(アイルランド、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)を補強。上限の30名に向けて、なお数名の補強余地が残っている。
text:Sotaro.Arakawa

プレミアテックはカナダを拠点とし、農業・園芸などの分野で世界各地に事業を展開する多国籍企業。2021年はアスタナのタイトルスポンサーを務めた後、2022年からイスラエルに合流。4年間にわたり共同スポンサーを担い、チームにおけるカナダ人選手の育成などを進めてきた。
同社はプレスリリースで「チームとの複数回にわたる協議と、すべての関連状況を慎重に検討した結果、プレミアテックはチームの共同タイトルスポンサーから直ちに退くことを決定した」と発表。「チームが2026年シーズンに向けて名称変更を決定したことは認識しているが、プレミアテックがチームを支援してきた根本的な理由が、もはや維持できないほどに損なわれてしまったことが、この決断の核心だ」と理由を示した。
ブエルタ・ア・エスパーニャ期間中、ガザ情勢の悪化を受けてイスラエル・プレミアテックに対する抗議活動が激化。その後、イタリアでのワンデーレースでも出場取りやめや選出外が相次いだ。これを受けチームは今年10月に、イスラエルという名称とブランドから距離を置く方針に加え、チームオーナーのシルヴァン・アダムス氏がチーム運営から退くことを発表した。チームは2026年のワールドチーム復帰を目指してUCIにライセンス申請を行い、申請名は「サイクリングアカデミー」として提出されている。

プレミアテックは「スポーツ全体の発展を支援し、ケベックおよびカナダのサイクリストの成長を後押しすることは、私たちの取り組みの核心であり、今後も変わることはない」とコメント。2026年のロード世界選手権がカナダのモントリオールで行われ、今後もカナダ発の自転車競技支援を継続する姿勢を強調した。
ヤコブ・フルサン(デンマーク)とマイケル・ウッズ(カナダ)が引退し、現行で2026年シーズンの契約のある選手は25名。来季に向け下部チームから2名が昇格し、ルイス・アスキー(イギリス、グルパマFDJ)やライアン・マレン(アイルランド、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)を補強。上限の30名に向けて、なお数名の補強余地が残っている。
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