第45回ブエルタ・ア・ブルゴスを締めくくったのは超級山岳ラグナス・デ・ネイラを舞台にした山岳決戦。UAEチームエミレーツの高速牽引に耐えたプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ)が区間3勝目を飾り、自身初となる総合優勝に輝いた。

総合リーダージャージを着用してスタートを待つプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ) photo:CorVos

ブエルタ・ア・ブルゴス2023第5ステージ コースプロフィール image:Vuelta a Burgos ブエルタ・ア・エスパーニャ(8月26日〜)の前哨戦として知られるブエルタ・ア・ブルゴス(UCI2.Pro)は最終日を迎えた。第45回大会を締めくくるのは、5月に行われた女子レースと同じ超級山岳ラグナス・デ・ネイラ(距離11.8km/平均勾配6.3%)の頂上にフィニッシュする山岳決戦で、標高1,870mのフィニッシュ地点で総合優勝の行方が明らかとなった。
スタート地点である標高1,100mのゴルマヨを出発し、ファーストアタックを見せたのは元アメリカ王者のローレンス・ワーバス(AG2Rシトロエン)。しかしワーバスは逃げに乗ることはできず、同じアメリカ出身のジョセフロイド・ドンブロウスキー(アスタナ・カザフスタン)やジェフェルソン・セペダ(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト)ら4名がエスケープ。ユンボ・ヴィスマが先導するメイン集団に対し3分以上のリードを得た。

ジョセフロイド・ドンブロウスキー(アスタナ・カザフスタン)など強力な4名がエスケープした photo:Vuelta a Burgos

プロトンはユンボ・ヴィスマが序盤からペースを作った photo:CorVos
連日続く暑さのなか順調に距離を消化していった逃げ集団は、途中でセペダがメカトラで遅れて3名に。2010年にラボバンク(現ユンボ・ヴィスマ)でプロデビューを果たしたイェツセ・ボル(オランダ、ブルゴスBH)も逃げグループで好走を見せたが、超級山岳ラグナス・デ・ネイラ(距離11.8km/平均勾配6.3%)の序盤でプロトンが引き戻す。そして勝負は総合優勝を争う上位陣に絞られた。
集団の先頭では総合3位(38秒遅れ)のアダム・イェーツ(イギリス)のためにUAEチームエミレーツがペースを作る。それにより総合首位プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ)のアシスト陣は遅れていき、ジェイ・ヴァイン(オーストラリア、UAEチームエミレーツ)に牽引が代わるとイェーツとログリッチ、アレクサンドル・ウラソフ(ロシア、ボーラ・ハンスグローエ)の3名以外を振り落とした。
ヴァインが残り2.6km地点で仕事を終え、赤い山岳賞ジャージを着たイェーツが仕掛ける。それにポイント賞ジャージのウラソフが食らいつき、ログリッチも追従。区間優勝はもちろん、総合逆転を狙うイェーツが先頭固定でフィニッシュを目指したが、ペースが上がらず残り1km地点の手前でヴァインが合流。しかし直後にイェーツが再びペースを上げた。

アダム・イェーツ(イギリス、UAEチームエミレーツ)のアタックに追従するログリッチとウラソフ photo:CorVos

最終日を勝利で締めくくったプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ) photo:CorVos
残り200mを過ぎ、牽制する3名の中でイェーツが先んじてスプリントを開始する。しかしスピードに長けたログリッチを引き離すことはできず、ログリッチがそのまま区間3勝目(チームタイムトライアルを含む)をマーク。そして総合優勝に輝いた。
「今日も暑い日となったが、調子はすこぶる良かった。初出場となったこのレースの観客は素晴らしく、ブエルタ・ア・エスパーニャに向けて良い刺激となった。このレースには走りの改善のために出場し、その目標を達成することができたよ」と、総合優勝に加えポイント賞も獲得したログリッチは喜んだ。
区間2位に入ったイェーツは総合3位と山岳賞を獲得し、ログリッチと同じくブエルタに出場するウラソフは総合2位で共に表彰台に上がった。

ブエルタ・ア・ブルゴス2023総合表彰台:2位ウラソフ、1位ログリッチ、3位イェーツ photo:CorVos


スタート地点である標高1,100mのゴルマヨを出発し、ファーストアタックを見せたのは元アメリカ王者のローレンス・ワーバス(AG2Rシトロエン)。しかしワーバスは逃げに乗ることはできず、同じアメリカ出身のジョセフロイド・ドンブロウスキー(アスタナ・カザフスタン)やジェフェルソン・セペダ(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト)ら4名がエスケープ。ユンボ・ヴィスマが先導するメイン集団に対し3分以上のリードを得た。


連日続く暑さのなか順調に距離を消化していった逃げ集団は、途中でセペダがメカトラで遅れて3名に。2010年にラボバンク(現ユンボ・ヴィスマ)でプロデビューを果たしたイェツセ・ボル(オランダ、ブルゴスBH)も逃げグループで好走を見せたが、超級山岳ラグナス・デ・ネイラ(距離11.8km/平均勾配6.3%)の序盤でプロトンが引き戻す。そして勝負は総合優勝を争う上位陣に絞られた。
集団の先頭では総合3位(38秒遅れ)のアダム・イェーツ(イギリス)のためにUAEチームエミレーツがペースを作る。それにより総合首位プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ)のアシスト陣は遅れていき、ジェイ・ヴァイン(オーストラリア、UAEチームエミレーツ)に牽引が代わるとイェーツとログリッチ、アレクサンドル・ウラソフ(ロシア、ボーラ・ハンスグローエ)の3名以外を振り落とした。
ヴァインが残り2.6km地点で仕事を終え、赤い山岳賞ジャージを着たイェーツが仕掛ける。それにポイント賞ジャージのウラソフが食らいつき、ログリッチも追従。区間優勝はもちろん、総合逆転を狙うイェーツが先頭固定でフィニッシュを目指したが、ペースが上がらず残り1km地点の手前でヴァインが合流。しかし直後にイェーツが再びペースを上げた。


残り200mを過ぎ、牽制する3名の中でイェーツが先んじてスプリントを開始する。しかしスピードに長けたログリッチを引き離すことはできず、ログリッチがそのまま区間3勝目(チームタイムトライアルを含む)をマーク。そして総合優勝に輝いた。
「今日も暑い日となったが、調子はすこぶる良かった。初出場となったこのレースの観客は素晴らしく、ブエルタ・ア・エスパーニャに向けて良い刺激となった。このレースには走りの改善のために出場し、その目標を達成することができたよ」と、総合優勝に加えポイント賞も獲得したログリッチは喜んだ。
区間2位に入ったイェーツは総合3位と山岳賞を獲得し、ログリッチと同じくブエルタに出場するウラソフは総合2位で共に表彰台に上がった。

ブエルタ・ア・ブルゴス2023第5ステージ結果
| 1位 | プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ) | 4:08:31 |
| 2位 | アダム・イェーツ(イギリス、UAEチームエミレーツ) | |
| 3位 | アレクサンドル・ウラソフ(ロシア、ボーラ・ハンスグローエ) | |
| 4位 | ジェイ・ヴァイン(オーストラリア、UAEチームエミレーツ) | 0:30 |
| 5位 | エイネルアウグスト・ルビオ(コロンビア、モビスター) | 0:48 |
個人総合成績
| 1位 | プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ) | 16:24:49 |
| 2位 | アレクサンドル・ウラソフ(ロシア、ボーラ・ハンスグローエ) | +0:39 |
| 3位 | アダム・イェーツ(イギリス、UAEチームエミレーツ) | +0:42 |
| 4位 | ダミアン・ホーゾン(オーストラリア、Q36.5プロサイクリングチーム) | +2:07 |
| 5位 | エイネルアウグスト・ルビオ(コロンビア、モビスター) | +3:25 |
その他の特別賞
| ポイント賞 | プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ) |
| 山岳賞 | アダム・イェーツ(イギリス、UAEチームエミレーツ) |
| ヤングライダー賞 | ハビエル・ロモ(スペイン、アスタナ・カザフスタン) |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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