10月26日(日)に開催されたJCXシリーズ第2戦、東北シクロクロスわたりラウンド。マッドコンディションとなった男子エリートは沢田時(Astemo宇都宮ブリッツェン)が、女子エリートは石田唯(TRKWorks)がそれぞれ今季初優勝を飾った。
女子エリート:ハイスピードで駆け抜けた石田唯(TRKWorks)が今シーズン初勝利

女子エリートはJCX開幕戦を制した竹村舞葉(SHIDO-WORKS)や石田唯(TRKWorks)、山下歩希(弱虫ペダルサイクリングチーム)が最前列に揃う photo:Michinari TAKAGI
女子エリート(WE1)はジュニアカテゴリーと同時出走となり、JCX開幕戦を制した竹村舞葉(SHIDO-WORKS)や石田唯(TRKWorks)、山下歩希(弱虫ペダルサイクリングチーム)などエリートのランキング上位が最前列に並び、2列目にジュニアの小林碧(AX cyclocross team)が並んでスタートを待つ。
13時の号砲からロケットスタートを決めた竹村がホールショットを獲得。その直後の長いストレートで石田が竹村を抜き去り、トップに立つ。石田はテクニカルなキャンバーセクションもスムーズに走り抜け、後続とのリードを広げていく。

ロケットスタートを決めた竹村舞葉(SHIDO-WORKS)がホールショットを獲得 photo:Michinari TAKAGI

石田唯(TRKWorks)がテクニカルなキャンバーセクションもスムーズに走り抜け、トップに躍り出る photo:Michinari TAKAGI

2位集団の椿井和佳奈と山下歩希(弱虫ペダルサイクリングチーム)、竹村舞葉(SHIDO-WORKS)が先頭の石田を追いかける photo:Michinari TAKAGI 
ジュニアの小林碧(AX cyclocross team)が先頭を追い続ける photo:Michinari TAKAGI
朝から雨が降り続き、女子エリートまでの様々なレースが行われたため、キャンバーセクションは乗車が困難なほどのマッドコンディションで2番手グループは混戦となる。椿井和佳奈と山下、竹村が先頭をひた走る石田を追いかける展開。
そして1周目からトップに立ち、安定した走りで後続を寄せ付けないペースで走り抜けた石田がガッツポーズをしながらJCX第2戦を制した。2番目にフィニッシュラインを越えたのはジュニアの小林で、エリート選手との混走ながら快走を見せた。女子エリートは2位に山下、3位に椿井が入り、表彰台に上がった。

WE1で独走を続ける石田唯(TRKWorks)の後方にはジュニアでトップの小林碧(AX cyclocross team)が迫る photo:Michinari TAKAGI 
2位争いを繰り広げる椿井和佳奈と山下歩希(弱虫ペダルサイクリングチーム) photo:Michinari TAKAGI

ハイスピードで駆け抜けた石田唯(TRKWorks)が今シーズン初勝利 photo:Michinari TAKAGI
「今シーズン初めてのシクロクロスレースでしたが、優勝できてよかったです。マッドコンディションでランニングする区間が長くきつかったですが、皆さんの応援で頑張れました。全日本選手権に向けて頑張っていきたいです」と、石田は喜びと今後の抱負を語った。

WE1のトップ3とジュニアのトップ photo:Michinari TAKAGI

WE1の表彰式 photo:Michinari TAKAGI
男子エリート:マッドコンディションを攻略した沢田時(Astemo宇都宮ブリッツェン)が今季初勝利

ME1は全日本チャンピオンの織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)、小坂光(Utsunomiya Lux)、沢田時(Astemo宇都宮ブリッツェン)らが最前列に並ぶ photo:Kazutaka INOUE
男子エリートは日本選手権3連覇中の織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)、開幕戦で優勝した元全日本チャンピオンの小坂光(Utsunomiya Lux)、沢田時(Astemo宇都宮ブリッツェン)、副島達海(TRKWorks)らがフロントローに揃った。
14時30分になり、ME1の選手たちが一斉にスタートし、ホールショットは沢田が獲得。ピット前のストレートを沢田と織田が先行し、副島が追いつき、1周目から3名の先頭パックが形成された。

ホールショットは沢田時(Astemo宇都宮ブリッツェン)が獲得し、アウトラインから織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)が迫る photo:Kazutaka INOUE 
1周目には先頭パックが形成された photo:Kazutaka INOUE

先頭パックの3名はシケインをバニーホップで越え、ハイスピードで駆け抜けていく photo:Kazutaka INOUE

バイクを担いで走る沢田時(Astemo宇都宮ブリッツェン)と織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム) photo:Kazutaka INOUE
しかし1周目の中盤からは副島が先頭パックから遅れ、先頭は沢田と織田の2人に絞られる。4周目からは織田が遅れはじめ、徐々に沢田がリードを広げ、5周目に入ると両者の間には約41秒ほどのタイム差がつく。そして3番手の副島は単独で追い続けていた。
ホールショットを決め、ハイペースで先頭を走り続けた沢田が笑顔でフィニッシュラインを通過し、今季シクロクロス初出場で優勝を決めた。2位はトップ争いを繰り広げた織田、粘りの走り続けた副島が3位で表彰台に上がった。出走者75名中、完走者はわずか10名の厳しいレースとなった。

マッドコンディションを攻略した沢田時(Astemo宇都宮ブリッツェン)が今季初勝利 photo:Kazutaka INOUE

ME1の表彰式 photo:Michinari TAKAGI
今季のシクロクロスで初優勝を飾った沢田は「踏みすぎて脚が痛いですね。過酷なコンディションだったんですけど、キャンバーの下から皆さんの応援が聞こえ、落ちそうになりながらもその声援に支えられて走ることができました。全日本選手権で優勝できるようにこれから頑張りたいです!」と笑顔でコメントした。
その他のレース結果

泥のキャンバーに苦戦する選手たち photo:Michinari TAKAGI 
WU17は皆木海音(Aventura Cycling)が優勝 photo:Michinari TAKAGI

男子ジュニアは山田駿太郎(弱虫ペダルサイクリングチーム)が勝利 photo:Michinari TAKAGI 
MM45は太田好政(AX cyclocross team)が独走優勝 photo:Michinari TAKAGI

MM50の表彰式 photo:Michinari TAKAGI 
女子ジュニアを制した小林碧(AX cyclocross team)が優勝インタビューに答える photo:Michinari TAKAGI
ジュニアは山田駿太郎(弱虫ペダルサイクリングチーム)が独走優勝。MU17は郷津輝(Dream Seeker jr.Racing Team)、MU15は村上鳳冴(村上兄弟)、 WU17は皆木海音(Aventura Cycling)が優勝を決めた。
マスターズクラスのMM35は畠山和也(ハヤサカサイクルレーシングチーム)、MM40は佐藤利英
(team chainring)、MM45は太田好政(AX cyclocross team)、MM50は生田目修(イナーメ信濃山形&大幸ハーネス)、MM55は塩見学(BBQ Masters)、MM60は澤田泰征(VOLCAオードビーBOMA)、MM65は増田謙一(SHIDO-WORKS)が優勝。

キッズカテゴリーの選手たちが勢いよくスタートしていく photo:Michinari TAKAGI 
亘理町副町長の千葉文彦氏が表彰式で挨拶 photo:Michinari TAKAGI

ME3の表彰式 photo:Michinari TAKAGI 
MM55の表彰式 photo:Michinari TAKAGI

オーガナイザーを務める菅田純也さん photo:Michinari TAKAGI 
大会スタッフと選手の皆さんで集合写真 photo:Michinari TAKAGI
ME2は桑原大空(Silverbacks CX Team)、ME3は遠藤健心(シュースイみどり福祉会)、WE2+3は高見楓(Flecha)、ME4は橋本大佑(サガミレーシング)が上位クラスへの昇格を決めている。キッズカテゴリーのCK3は渡辺陽葵(SEKIみちのく)、CK2は横田和晴(イオンバイクJr.レーシング)、CK1は森脇惟斗が優勝している。
女子エリート:ハイスピードで駆け抜けた石田唯(TRKWorks)が今シーズン初勝利

女子エリート(WE1)はジュニアカテゴリーと同時出走となり、JCX開幕戦を制した竹村舞葉(SHIDO-WORKS)や石田唯(TRKWorks)、山下歩希(弱虫ペダルサイクリングチーム)などエリートのランキング上位が最前列に並び、2列目にジュニアの小林碧(AX cyclocross team)が並んでスタートを待つ。
13時の号砲からロケットスタートを決めた竹村がホールショットを獲得。その直後の長いストレートで石田が竹村を抜き去り、トップに立つ。石田はテクニカルなキャンバーセクションもスムーズに走り抜け、後続とのリードを広げていく。




朝から雨が降り続き、女子エリートまでの様々なレースが行われたため、キャンバーセクションは乗車が困難なほどのマッドコンディションで2番手グループは混戦となる。椿井和佳奈と山下、竹村が先頭をひた走る石田を追いかける展開。
そして1周目からトップに立ち、安定した走りで後続を寄せ付けないペースで走り抜けた石田がガッツポーズをしながらJCX第2戦を制した。2番目にフィニッシュラインを越えたのはジュニアの小林で、エリート選手との混走ながら快走を見せた。女子エリートは2位に山下、3位に椿井が入り、表彰台に上がった。



「今シーズン初めてのシクロクロスレースでしたが、優勝できてよかったです。マッドコンディションでランニングする区間が長くきつかったですが、皆さんの応援で頑張れました。全日本選手権に向けて頑張っていきたいです」と、石田は喜びと今後の抱負を語った。


男子エリート:マッドコンディションを攻略した沢田時(Astemo宇都宮ブリッツェン)が今季初勝利

男子エリートは日本選手権3連覇中の織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)、開幕戦で優勝した元全日本チャンピオンの小坂光(Utsunomiya Lux)、沢田時(Astemo宇都宮ブリッツェン)、副島達海(TRKWorks)らがフロントローに揃った。
14時30分になり、ME1の選手たちが一斉にスタートし、ホールショットは沢田が獲得。ピット前のストレートを沢田と織田が先行し、副島が追いつき、1周目から3名の先頭パックが形成された。




しかし1周目の中盤からは副島が先頭パックから遅れ、先頭は沢田と織田の2人に絞られる。4周目からは織田が遅れはじめ、徐々に沢田がリードを広げ、5周目に入ると両者の間には約41秒ほどのタイム差がつく。そして3番手の副島は単独で追い続けていた。
ホールショットを決め、ハイペースで先頭を走り続けた沢田が笑顔でフィニッシュラインを通過し、今季シクロクロス初出場で優勝を決めた。2位はトップ争いを繰り広げた織田、粘りの走り続けた副島が3位で表彰台に上がった。出走者75名中、完走者はわずか10名の厳しいレースとなった。


今季のシクロクロスで初優勝を飾った沢田は「踏みすぎて脚が痛いですね。過酷なコンディションだったんですけど、キャンバーの下から皆さんの応援が聞こえ、落ちそうになりながらもその声援に支えられて走ることができました。全日本選手権で優勝できるようにこれから頑張りたいです!」と笑顔でコメントした。
その他のレース結果






ジュニアは山田駿太郎(弱虫ペダルサイクリングチーム)が独走優勝。MU17は郷津輝(Dream Seeker jr.Racing Team)、MU15は村上鳳冴(村上兄弟)、 WU17は皆木海音(Aventura Cycling)が優勝を決めた。
マスターズクラスのMM35は畠山和也(ハヤサカサイクルレーシングチーム)、MM40は佐藤利英
(team chainring)、MM45は太田好政(AX cyclocross team)、MM50は生田目修(イナーメ信濃山形&大幸ハーネス)、MM55は塩見学(BBQ Masters)、MM60は澤田泰征(VOLCAオードビーBOMA)、MM65は増田謙一(SHIDO-WORKS)が優勝。






ME2は桑原大空(Silverbacks CX Team)、ME3は遠藤健心(シュースイみどり福祉会)、WE2+3は高見楓(Flecha)、ME4は橋本大佑(サガミレーシング)が上位クラスへの昇格を決めている。キッズカテゴリーのCK3は渡辺陽葵(SEKIみちのく)、CK2は横田和晴(イオンバイクJr.レーシング)、CK1は森脇惟斗が優勝している。
エリート男子(ME1)リザルト
| 1位 | 沢田時(Astemo宇都宮ブリッツェン) | 1:01:33.4 |
| 2位 | 織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム) | +0:57 |
| 3位 | 副島達海(TRK Works) | +2:07 |
| 4位 | 加藤健悟(臼杵レーシング) | +5:24 |
| 5位 | 小坂光(Utsunomiya Lux) | +6:02 |
エリート女子(WE1)リザルト
| 1位 | 石田唯(TRKWorks) | 53:33.2 |
| 2位 | 山下歩希(弱虫ペダルサイクリングチーム) | +2:41 |
| 3位 | 椿井和佳奈 | +2:52 |
| 4位 | 網野聡美 (ウィンディー筑波シクロクロスチーム) | +3:30 |
| 5位 | 安藤沙弥(SHIDO-WORKS) | +4:14 |
その他カテゴリーのリザルト
| ME2 | 桑原大空(Silverbacks CX Team) |
| ME3 | 遠藤健心(シュースイみどり福祉会) |
| ME4 | 橋本大佑(サガミレーシング) |
| WE2+3 | 高見楓(Flecha) |
| MM35 | 畠山和也(ハヤサカサイクルレーシングチーム) |
| MM40 | 佐藤利英(team chainring) |
| MM45 | 太田好政(AX cyclocross team) |
| MM50 | 生田目修(イナーメ信濃山形&大幸ハーネス) |
| MM55 | 塩見学(BBQ Masters) |
| MM60 | 澤田泰征(VOLCAオードビーBOMA) |
| MM65 | 増田謙一(SHIDO-WORKS) |
| MJ | 山田駿太郎(弱虫ペダルサイクリングチーム) |
| WJ | 小林碧(AX cyclocross team) |
| MU17 | 郷津輝(Dream Seeker jr.Racing Team) |
| WU17 | 皆木海音(Aventura Cycling) |
| MU15 | 村上鳳冴(村上兄弟) |
| CK3 | 渡辺陽葵(SEKIみちのく) |
| CK2 | 横田和晴(イオンバイクJr.レーシング) |
| CK1 | 森脇惟斗 |
photo:Kazutaka INOUE & Michinari TAKAGI
text:Michinari TAKAGI
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