カステリがエアロロードのフラッグシップを刷新した。ジャージ「AERO RACE 8S」、ビブショーツ「FREE AERO RACE S KIT」、グローブ「ROSSO CORSA PRO」、ソックス「FAST FEET 4」という4カテゴリーを揃え、頭から足元までを一貫したエアロパッケージとして組み上げている。10年以上にわたるプロ選手との開発で培われた知見と、CFD解析・風洞実験を反映した素材とパターン設計が、レーススピード域でのCdA低減を狙う。

プロからのフィードバックで鍛えられたカステリのエアロシリーズ photo:Naoki Yasuoka
サイクリングにおける空気抵抗はライダーの体が大部分を占める。近年はフレームやホイールだけではなくエアロポジションを取るために幅狭なハンドルバーが登場。さらにジャージやビブショーツ、ヘルメットなど身につけるものにまでエアロダイナミクスの概念が持ち込まれている。
イタリアのカステリはエアロウェアを早くから研究してきたブランドの一つだ。ウェアの開発に風洞実験を導入しつつ、着心地などの面を改良するためにプロ選手たちからフィードバックを受けてエアロと快適性の両立を目指してきた。
今回紹介する4アイテムは、それぞれが独立した製品でありながら、マージナルゲインを得るためには組み合わせて使うことが重要だ。ジャージ、ビブショーツ、グローブ、ソックスという全身のパーツが、エアロのコンセプトで統合される。
AERO RACE 8S JERSEY エアロジャージ10年の集大成

カステリ AERO RACE 8S JERSEY photo:Naoki Yasuoka
ラインナップの中核を担うのが、エアロロードジャージのフラッグシップ「AERO RACE 8S」である。モデル名の"S"は"Speed"の頭文字を意味し、カステリによれば従来モデルからCdAを最大6%削減したという。
空力性能を支える中核技術は、CFD解析に基づくパネル配置とシーム設計にある。走行中の気流をシミュレーションし、縫い目の位置やパネルの切り替えラインを空気の流れに沿って最適化することで、ジャージ表面での乱流発生を抑えている。とりわけ肩部に採用されたリブ構造の専用エアロファブリックは、レーススピード域において最大限の空力効果を発揮するよう設計された素材で、象徴的なディテールでもある。
エアロジャージはタイトなフィッティングゆえに着心地が犠牲になりがちだが、AERO RACE 8Sではボディ部分に滑らかで伸縮性に優れた軽量素材を採用し、肌触りと通気性、クーリング性能を両立させている。脇部分は大胆なメッシュとなっており、対応温度帯は18〜35℃と幅広く、春先から真夏のレースやトレーニングまで長いシーズンにわたって使える。

袖は前面がエアロ、脇側はメッシュとして性能をバランスさせている photo:Naoki Yasuoka

肩周りの生地を作り込み、フィット性を高めている photo:Naoki Yasuoka 
バックポケットもぴたりとフィットするエアロ仕様 photo:Naoki Yasuoka
袖口は接着仕様で仕上げられており、縫い目による肌へのストレスを軽減しつつ、空力面でもクリーンなシルエットを保つ。ウエストにはしっかりとした伸縮性バンドを配しており、背面ポケットに補給食やスマートフォンを入れた状態でもジャージがずり上がりにくい。背面には3つのカーゴポケットを装備し、夜間走行時の安全性に配慮したリフレクティブタブも備わる。
レースはもちろんのこと、ヒルクライムイベントやタイムトライアル的なソロライドなど、1秒でもタイムを削りたい場面でその真価を発揮するジャージだろう。コンパクトな作りであるため、サイズ選びは試着のうえ慎重に決めたい。対応温度帯の下限が18℃である点も踏まえ、早朝スタートではアームカバーやベストとの組み合わせも視野に入れておきたい。
メンズモデルのAERO RACE 8S JERSEYは重量155gで、カラーはBlack、Smoky Gray、Deep Mocha/Vivid Orange、Azzurro Italia、Night Shade/Rosa Giro、Silver Gray/Smoky Grayの6色展開。サイズはXS〜3XLまでの7サイズを揃える。ウィメンズモデルのAERO RACE 8S W JERSEYは重量117gで、カラーはDark Gray、Clay、Paprikaの3色展開、サイズはXS〜XLの5サイズとなる。
編集部員インプレッション by 高木三千成

「無駄が一切ないジャージ」高木三千成(シクロワイアード編集部) photo:Naoki Yasuoka
袖を通してまず思ったのは、無駄が一切ないジャージだということ。タイトではあるけれど、伸縮性が高いから身体に沿って素直に追従してくれて、苦しさはほとんど感じない。向かい風でもパタつかないし、これは速く走るためのウェアだなと改めて思った。
立った姿勢だと裾やジッパー付近にやや張りを感じるけれど、ライディングポジションに入ってしまえば違和感はほぼ消える。むしろ前傾でこそ収まりが良くなるカッティングなので、デフォルトポジションが深い前傾のライダーには相性がいいと思う。
生地はメッシュではないのに、汗がすぐ乾くようなサラッとした感触があって、30℃の環境でも快適に過ごせた。脇のメッシュも効いているのか、高強度ライドでも不快感は出ない。ピタッとしていながらも肩の可動を妨げないのは、エアロジャージにありがちな「肩が上がりにくい」「腕が突っ張る」というストレスが抑えられているということ。これはカッティングの妙だと思う。
サイズは身長175cm、60kgでSを着用。XSも着られそうだったけれど、今のSがちょうどいい印象。コンパクトに作られているので、試着して選びたい一着。
FREE AERO RACE S KIT BIBSHORT 風洞実験で磨き上げた快速ビブ

カステリ FREE AERO RACE S KIT BIBSHORT photo:Naoki Yasuoka
「FREE AERO RACE S KIT BIBSHORT」は、カステリのレーシングビブショーツとして長く支持されてきたFREE AEROシリーズの最新世代で、風洞実験に膨大な時間を費やした結果、CdAを従来モデルよりも3%削減したという。
中核となるのは、エアロ性能を最適化したForza2ストレッチ素材である。締め付けすぎることなく身体にフィットし、ペダリング中も生地が滑らかに動く伸びやかさを持つ。ジャージの袖生地のような凹凸も設けられており、最も動く太もも部分の抵抗低減を狙っている。

幅広のテープ状ストラップも伸縮性に優れる photo:Naoki Yasuoka

パネリングも工夫することでフィット性を高めている photo:Naoki Yasuoka
ビブストラップはフラットで通気性のあるメッシュバックと組み合わされ、サポート性と軽さを両立。脚裾部分のシリコングリッパーがショーツを所定の位置に固定し、シートパッドにはProgetto X2 Air Seamlessを採用する。背面には収納やレース無線にも使える小さなポケットが備わり、全体にUPF50+のUVプロテクションも備える。
カラーはBLACK/WHITE、SILVER MOON/SMOKY GRAY、AZZURRO ITALIA/SILVER GRAY、WINTER SKY/WHITE、PAPRIKA/ELMWOODの5色、サイズはXS〜3XLの7サイズ展開だ。
編集部員インプレッション by 高木三千成

ビブショーツもエアロ袖のようなディテールが備えられている photo:Naoki Yasuoka
履いてみてすぐに分かるのは、生地がしなやかに追従してくれること。レーシングカットのビブショーツは、ペダリング中に裾が上がったり、腰回りが突っ張ったりすることがあるけれど、これにはそれがほとんどない。腹圧をかけた状態でもお腹周りが素直に動いてくれるし、深い前傾でも苦しさを感じない。
履き口は少しタイト。ただ、着てしまえば生地の伸縮で全部カバーしてくれるので、走り出してから締め付けに悩むことはない。コンプレッションが強すぎるわけではなく、必要なところを必要なだけ包み込んでくれる感覚に近い。
ビブストラップは幅広めで柔らかい。テープ状の硬いストラップだと引き上げられている感覚が強くなりがちだけど、こちらはほとんど主張せず、それでいてズレない。ダンシングしても動きを邪魔されない一方で、パッドの位置もずれず、ライド中は快適に過ごせる。
ROSSO CORSA PRO GLOVE エアロ生地で徹底的に作り込んだグローブ

カステリ ROSSO CORSA PRO GLOVE photo:Naoki Yasuoka

グローブの手の甲側にもエアロ生地が配されている photo:Naoki Yasuoka 
手の平側にはダイニーマ生地が加えられている photo:Naoki Yasuoka
手元を担うのが「ROSSO CORSA PRO GLOVE」である。最大の特徴は、AERO RACE 8Sジャージと同じエアロファブリックを手の甲に採用している点だ。ライダーの上半身で発生する乱流を、手先まで含めてコントロールするという発想が、グローブにまで及んでいる。
手の平側には、鋼鉄の15倍の強度を持つとされるダイニーマを補強パームとして配置。万が一の落車時にも手を保護する役割を担う。エアロを意識したやや長めのカフ設計が、ウェアとの一体感とフィットを高め、フードポジション時の快適性を考慮したパッド配置と、手根管への圧力を軽減するCastelli Damping System(CDS)が、長時間ライドでの疲労軽減に寄与する。
カラーはBLACK、BELGIAN BLUE、SILVER GRAYの3色、サイズはXS〜XXLの6サイズ展開となる。
編集部員インプレッション by 高木三千成

カステリ ROSSO CORSA PRO GLOVE photo:Naoki Yasuoka
生地がエアロジャージと同じものなので、伸縮はそこまで強くなく、フィットはかなりタイト。汗の吸水性も控えめで、これは本当にエアロのためのグローブなんだなと思った。
ただ、グリップ力はしっかりしていて、ブラケットを握ったときの安定感は良い。パッド自体は薄めだけれど、長時間握っていて手が痺れるような感じはなかった。CDSの効果なのか、振動の角が取れている印象がある。
落車リスクのあるレースやイベントでは、保護の意味でも着用することが重要。その上でエアロを期待できるグローブをチョイスすることは、プロ選手のようにマージナルゲインを得られるはずだ。
FAST FEET 4 SOCK テストで検証されたエアロソックス

カステリ FAST FEET 4 SOCK photo:Naoki Yasuoka
足元を締めるのが「FAST FEET 4 SOCK」だ。カステリは脚の動きを再現する専用のテスト機器とライダーによるテストを重ねた上で開発したという。その結果、時速50kmで2ワットのセーブを実現したとする。
構造としては、足部分にカステリの定番ロードソックスであるRosso Corsa仕様を採用し、シューズ内の快適性とフィット感を確保。カフ部分にはリブ状の溝加工を施したLycra素材を配し、気流を分離して空気抵抗を低減する。カフ上部のPUグリップは、ライド中のずり下がりを抑える役割を担う。
カラーはWHITE、BLACK、ROSA GIRO、AZZURRO ITALIAの4色、サイズはS/M、L/XL、XXLの3展開となる。
編集部員インプレッション by 高木三千成

足部分はメッシュやサポートをしっかりと作りこんでいる photo:Naoki Yasuoka

長時間のライドでもずれにくいグリップ力が備えられている photo:Naoki Yasuoka
エアロソックスは様々なモデルが販売されているが、カステリのソックスは足部分の作りまでしっかりしているところが好印象。土踏まず部分のサポートや足の甲のメッシュによる快適性は、長年ソックスを作ってきたブランドならではのクオリティの高さを感じる。
またエアロソックスはカフ部分の生地が硬くて、履き口を通すのに苦労したり、足首周りが擦れたりすることがあったけれど、このソックスは程よくなっていて、履きやすくなっている。同時にカフのずり下がりは抑えてくれていて、一日中履いていてもほぼ直す必要がなかったほど。エアロソックスを敬遠してきた人にも、まず履き心地で印象が変わるはず。
カステリ AERO RACE 8S JERSEY
重量:155g
対応温度:18〜35℃
フィット:エアロフィット
サイズ:XS、S、M、L、XL、XXL、3XL
カラー:Black、Smoky Gray、Deep Mocha/Vivid Orange、Azzurro Italia、Night Shade/Rosa Giro、Silver Gray/Smoky Gray
価格:26,950円(税込)
カステリ AERO RACE 8S W JERSEY
重量:117g
対応温度:18〜35℃
フィット:エアロフィット
サイズ:XS、S、M、L、XL
カラー:Dark Gray、Clay、Paprika
価格:26,950円(税込)
カステリ FREE AERO RACE S KIT BIBSHORT
シートパッド:Progetto X2 Air Seamless
サイズ:XS、S、M、L、XL、XXL、3XL
カラー:BLACK/WHITE、SILVER MOON/SMOKY GRAY、AZZURRO ITALIA/SILVER GRAY、WINTER SKY/WHITE、PAPRIKA/ELMWOOD
価格:34,100円(税込)
カステリ ROSSO CORSA PRO GLOVE
サイズ:XS、S、M、L、XL、XXL
カラー:BLACK、BELGIAN BLUE、SILVER GRAY
価格:12,650円(税込)
カステリ FAST FEET 4 SOCK
サイズ:S/M、L/XL、XXL
カラー:WHITE、BLACK、ROSA GIRO、AZZURRO ITALIA
価格:6,600円(税込)

サイクリングにおける空気抵抗はライダーの体が大部分を占める。近年はフレームやホイールだけではなくエアロポジションを取るために幅狭なハンドルバーが登場。さらにジャージやビブショーツ、ヘルメットなど身につけるものにまでエアロダイナミクスの概念が持ち込まれている。
イタリアのカステリはエアロウェアを早くから研究してきたブランドの一つだ。ウェアの開発に風洞実験を導入しつつ、着心地などの面を改良するためにプロ選手たちからフィードバックを受けてエアロと快適性の両立を目指してきた。
今回紹介する4アイテムは、それぞれが独立した製品でありながら、マージナルゲインを得るためには組み合わせて使うことが重要だ。ジャージ、ビブショーツ、グローブ、ソックスという全身のパーツが、エアロのコンセプトで統合される。
AERO RACE 8S JERSEY エアロジャージ10年の集大成

ラインナップの中核を担うのが、エアロロードジャージのフラッグシップ「AERO RACE 8S」である。モデル名の"S"は"Speed"の頭文字を意味し、カステリによれば従来モデルからCdAを最大6%削減したという。
空力性能を支える中核技術は、CFD解析に基づくパネル配置とシーム設計にある。走行中の気流をシミュレーションし、縫い目の位置やパネルの切り替えラインを空気の流れに沿って最適化することで、ジャージ表面での乱流発生を抑えている。とりわけ肩部に採用されたリブ構造の専用エアロファブリックは、レーススピード域において最大限の空力効果を発揮するよう設計された素材で、象徴的なディテールでもある。
エアロジャージはタイトなフィッティングゆえに着心地が犠牲になりがちだが、AERO RACE 8Sではボディ部分に滑らかで伸縮性に優れた軽量素材を採用し、肌触りと通気性、クーリング性能を両立させている。脇部分は大胆なメッシュとなっており、対応温度帯は18〜35℃と幅広く、春先から真夏のレースやトレーニングまで長いシーズンにわたって使える。



袖口は接着仕様で仕上げられており、縫い目による肌へのストレスを軽減しつつ、空力面でもクリーンなシルエットを保つ。ウエストにはしっかりとした伸縮性バンドを配しており、背面ポケットに補給食やスマートフォンを入れた状態でもジャージがずり上がりにくい。背面には3つのカーゴポケットを装備し、夜間走行時の安全性に配慮したリフレクティブタブも備わる。
レースはもちろんのこと、ヒルクライムイベントやタイムトライアル的なソロライドなど、1秒でもタイムを削りたい場面でその真価を発揮するジャージだろう。コンパクトな作りであるため、サイズ選びは試着のうえ慎重に決めたい。対応温度帯の下限が18℃である点も踏まえ、早朝スタートではアームカバーやベストとの組み合わせも視野に入れておきたい。
メンズモデルのAERO RACE 8S JERSEYは重量155gで、カラーはBlack、Smoky Gray、Deep Mocha/Vivid Orange、Azzurro Italia、Night Shade/Rosa Giro、Silver Gray/Smoky Grayの6色展開。サイズはXS〜3XLまでの7サイズを揃える。ウィメンズモデルのAERO RACE 8S W JERSEYは重量117gで、カラーはDark Gray、Clay、Paprikaの3色展開、サイズはXS〜XLの5サイズとなる。
編集部員インプレッション by 高木三千成

袖を通してまず思ったのは、無駄が一切ないジャージだということ。タイトではあるけれど、伸縮性が高いから身体に沿って素直に追従してくれて、苦しさはほとんど感じない。向かい風でもパタつかないし、これは速く走るためのウェアだなと改めて思った。
立った姿勢だと裾やジッパー付近にやや張りを感じるけれど、ライディングポジションに入ってしまえば違和感はほぼ消える。むしろ前傾でこそ収まりが良くなるカッティングなので、デフォルトポジションが深い前傾のライダーには相性がいいと思う。
生地はメッシュではないのに、汗がすぐ乾くようなサラッとした感触があって、30℃の環境でも快適に過ごせた。脇のメッシュも効いているのか、高強度ライドでも不快感は出ない。ピタッとしていながらも肩の可動を妨げないのは、エアロジャージにありがちな「肩が上がりにくい」「腕が突っ張る」というストレスが抑えられているということ。これはカッティングの妙だと思う。
サイズは身長175cm、60kgでSを着用。XSも着られそうだったけれど、今のSがちょうどいい印象。コンパクトに作られているので、試着して選びたい一着。
FREE AERO RACE S KIT BIBSHORT 風洞実験で磨き上げた快速ビブ

「FREE AERO RACE S KIT BIBSHORT」は、カステリのレーシングビブショーツとして長く支持されてきたFREE AEROシリーズの最新世代で、風洞実験に膨大な時間を費やした結果、CdAを従来モデルよりも3%削減したという。
中核となるのは、エアロ性能を最適化したForza2ストレッチ素材である。締め付けすぎることなく身体にフィットし、ペダリング中も生地が滑らかに動く伸びやかさを持つ。ジャージの袖生地のような凹凸も設けられており、最も動く太もも部分の抵抗低減を狙っている。


ビブストラップはフラットで通気性のあるメッシュバックと組み合わされ、サポート性と軽さを両立。脚裾部分のシリコングリッパーがショーツを所定の位置に固定し、シートパッドにはProgetto X2 Air Seamlessを採用する。背面には収納やレース無線にも使える小さなポケットが備わり、全体にUPF50+のUVプロテクションも備える。
カラーはBLACK/WHITE、SILVER MOON/SMOKY GRAY、AZZURRO ITALIA/SILVER GRAY、WINTER SKY/WHITE、PAPRIKA/ELMWOODの5色、サイズはXS〜3XLの7サイズ展開だ。
編集部員インプレッション by 高木三千成

履いてみてすぐに分かるのは、生地がしなやかに追従してくれること。レーシングカットのビブショーツは、ペダリング中に裾が上がったり、腰回りが突っ張ったりすることがあるけれど、これにはそれがほとんどない。腹圧をかけた状態でもお腹周りが素直に動いてくれるし、深い前傾でも苦しさを感じない。
履き口は少しタイト。ただ、着てしまえば生地の伸縮で全部カバーしてくれるので、走り出してから締め付けに悩むことはない。コンプレッションが強すぎるわけではなく、必要なところを必要なだけ包み込んでくれる感覚に近い。
ビブストラップは幅広めで柔らかい。テープ状の硬いストラップだと引き上げられている感覚が強くなりがちだけど、こちらはほとんど主張せず、それでいてズレない。ダンシングしても動きを邪魔されない一方で、パッドの位置もずれず、ライド中は快適に過ごせる。
ROSSO CORSA PRO GLOVE エアロ生地で徹底的に作り込んだグローブ



手元を担うのが「ROSSO CORSA PRO GLOVE」である。最大の特徴は、AERO RACE 8Sジャージと同じエアロファブリックを手の甲に採用している点だ。ライダーの上半身で発生する乱流を、手先まで含めてコントロールするという発想が、グローブにまで及んでいる。
手の平側には、鋼鉄の15倍の強度を持つとされるダイニーマを補強パームとして配置。万が一の落車時にも手を保護する役割を担う。エアロを意識したやや長めのカフ設計が、ウェアとの一体感とフィットを高め、フードポジション時の快適性を考慮したパッド配置と、手根管への圧力を軽減するCastelli Damping System(CDS)が、長時間ライドでの疲労軽減に寄与する。
カラーはBLACK、BELGIAN BLUE、SILVER GRAYの3色、サイズはXS〜XXLの6サイズ展開となる。
編集部員インプレッション by 高木三千成

生地がエアロジャージと同じものなので、伸縮はそこまで強くなく、フィットはかなりタイト。汗の吸水性も控えめで、これは本当にエアロのためのグローブなんだなと思った。
ただ、グリップ力はしっかりしていて、ブラケットを握ったときの安定感は良い。パッド自体は薄めだけれど、長時間握っていて手が痺れるような感じはなかった。CDSの効果なのか、振動の角が取れている印象がある。
落車リスクのあるレースやイベントでは、保護の意味でも着用することが重要。その上でエアロを期待できるグローブをチョイスすることは、プロ選手のようにマージナルゲインを得られるはずだ。
FAST FEET 4 SOCK テストで検証されたエアロソックス

足元を締めるのが「FAST FEET 4 SOCK」だ。カステリは脚の動きを再現する専用のテスト機器とライダーによるテストを重ねた上で開発したという。その結果、時速50kmで2ワットのセーブを実現したとする。
構造としては、足部分にカステリの定番ロードソックスであるRosso Corsa仕様を採用し、シューズ内の快適性とフィット感を確保。カフ部分にはリブ状の溝加工を施したLycra素材を配し、気流を分離して空気抵抗を低減する。カフ上部のPUグリップは、ライド中のずり下がりを抑える役割を担う。
カラーはWHITE、BLACK、ROSA GIRO、AZZURRO ITALIAの4色、サイズはS/M、L/XL、XXLの3展開となる。
編集部員インプレッション by 高木三千成


エアロソックスは様々なモデルが販売されているが、カステリのソックスは足部分の作りまでしっかりしているところが好印象。土踏まず部分のサポートや足の甲のメッシュによる快適性は、長年ソックスを作ってきたブランドならではのクオリティの高さを感じる。
またエアロソックスはカフ部分の生地が硬くて、履き口を通すのに苦労したり、足首周りが擦れたりすることがあったけれど、このソックスは程よくなっていて、履きやすくなっている。同時にカフのずり下がりは抑えてくれていて、一日中履いていてもほぼ直す必要がなかったほど。エアロソックスを敬遠してきた人にも、まず履き心地で印象が変わるはず。
カステリ AERO RACE 8S JERSEY
重量:155g
対応温度:18〜35℃
フィット:エアロフィット
サイズ:XS、S、M、L、XL、XXL、3XL
カラー:Black、Smoky Gray、Deep Mocha/Vivid Orange、Azzurro Italia、Night Shade/Rosa Giro、Silver Gray/Smoky Gray
価格:26,950円(税込)
カステリ AERO RACE 8S W JERSEY
重量:117g
対応温度:18〜35℃
フィット:エアロフィット
サイズ:XS、S、M、L、XL
カラー:Dark Gray、Clay、Paprika
価格:26,950円(税込)
カステリ FREE AERO RACE S KIT BIBSHORT
シートパッド:Progetto X2 Air Seamless
サイズ:XS、S、M、L、XL、XXL、3XL
カラー:BLACK/WHITE、SILVER MOON/SMOKY GRAY、AZZURRO ITALIA/SILVER GRAY、WINTER SKY/WHITE、PAPRIKA/ELMWOOD
価格:34,100円(税込)
カステリ ROSSO CORSA PRO GLOVE
サイズ:XS、S、M、L、XL、XXL
カラー:BLACK、BELGIAN BLUE、SILVER GRAY
価格:12,650円(税込)
カステリ FAST FEET 4 SOCK
サイズ:S/M、L/XL、XXL
カラー:WHITE、BLACK、ROSA GIRO、AZZURRO ITALIA
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