ジャパントラックカップに出場した日本人選手インタビューVol.2は、ワールドカップで優勝した内野艶和(HPCJCブリヂストン-アンカー)と、今年からトラック競技に本格参戦している寺田吉騎(日本ナショナルチーム)に話を聞いた。

垣田真穂とのワールドカップ優勝コンビで臨んだJTCⅠのマディソン photo:Satoru Kato

マディソン日本チャンピオンのペアでもある内野艶和(左)と垣田真穂 photo:Satoru Kato 「この4日間はハードスケジュールすぎて疲れましたが、人数多くてレベルが高いレースだったので、色々なことを試すことが出来ましたし、価値のあるレースが出来たと思います。マディソンは2勝することが出来ましたが、世界のハイレベルなところで走った経験がこの大会でも活かせたと思います。
(近年結果を出せていることについて)以前の私に比べれば結果もだいぶ残せるようになってきたのかなと思いますが、それでもまだ上には上がいるし、私が強くなった分周りも強くなっているので、まだトレーニングが足りないと感じる部分も多いです。もっと賢く走ることや、フィジカル的な部分とか、スプリント力とか、心臓を大きくするようなイメージでもっとステップアップしなければいけないなと思います。

終盤のアタックが決まって逃げ切り勝ちを決めたJTCⅡでのスクラッチ photo:Satoru Kato
スクラッチは勝ったことの嬉しさもありましたが、しばらくスクラッチで勝っていなかったことと、自分から動いて勝てたことが良かったと思います。オムニアムのスクラッチも単体のスクラッチも後方で何もせず終わってしまうことが続いていたので、前回の香港のワールドカップからスクラッチで良いイメージが掴めて、今回も思い切って自分から行って勝てたことが自信にもつながって、それが素直に嬉しかたですね。

梶原悠未(TEAM Yumi)とお互いをマークし合っての争いが展開されたオムニアム photo:Satoru Kato
オムニアムでは梶原(悠未)選手とお互いマークし合う展開になりましたが、梶原選手は冷静にレースを見る力や経験値も上だし、一緒に走っていて学ぶことは多いですし、目標として位置付けてくれる存在でもあるので、自分の成長に繋げていけるようにと思いながらいつも一緒にレースを走っています。

自身初となるW杯オムニアム優勝を達成した内野艶和 photo:UCI
アジア大会、世界選手権と重要な大会を控えて、メダルを獲ることが目標ではあるけれど、1日1日をもっと丁寧に全て結果に繋がると思って、トレーニングや海外ロードレースへのチャレンジとか、すごく貴重なものになってくると思うので、意識を高く持って励みたいと思います」

海外勢に混じってスクラッチを走る寺田吉騎(日本ナショナルチーム) photo:Satoru Kato
「トラックは今回で3回目ですが、色々と新しい経験が出来て良かったと思っています。TEAM UKYOのイタリア遠征から4月に帰国してトラック練習に入ってこの大会に臨ん�ので、練習でのパフォーマンスを今回の本番にほぼ全て発揮できたと思います。
ナショナルチームでは昨年11月頃から活動していて、正式には今年から。トラックの中距離の活動はロードレースにも活きているので、恵まれた環境でありがたいと思っています。トラック競技の経験は少しありましたが、昨年の夏頃から徐々に始めて、本格的に取り組むのは今年が初めてです。

梅澤幹太と組んで出場したマディソンでは2位表彰台に登った photo:Satoru Kato
トラック競技はレースに対する集中の仕方がロードレースとは大きく違いますね。時間が短いので、ロードレースとは違う空気感があるなと毎回感じてます。ガッと集中してやって終わったら解放される感覚は好きです。ロードレースはスタートは穏やかだけれど後半にだんだんと上がってきて、終わったあとは開放感というよりも疲労感の方が大きいですからね。種目が色々あることも面白いです。

レースの合間にはナショナルチームのメンバーやコーチと話し合う場面も photo:Satoru Kato
以前からナショナルチームで中距離をやりたいと思っていたので、やっとそれが形になってきたと感じていますし、この選択は間違っていなかったと思っています。ダニエル(・ギジガー、日本ナショナルチーム中距離コーチ)は、選手達にロードとトラックの両方をやらせたいと考えているので、そういう流れがちょっとずつ広がっていって、それに乗って行ければいいなと思っています。
今後の予定はナショナルチームのコーチやTEAM UKYOの監督と相談しながら決めていくことになるので、トラックとロードをどのようなバランスでやっていくのかは色々考えていきたいです」
text:Satoru Kato
内野艶和「心臓を大きくするようなイメージでもっとステップアップしたい」
現在4種目の日本チャンピオンである内野艶和(HPCJCブリヂストン-アンカー)。今年は3月に行われたワールドカップ第1戦で、垣田真穂と組んだマディソンで優勝、4月のワールドカップ第2戦ではオムニアムで優勝と、勢いが止まらない。それでもまだ内野自身はステップアップが必要と感じている。

(近年結果を出せていることについて)以前の私に比べれば結果もだいぶ残せるようになってきたのかなと思いますが、それでもまだ上には上がいるし、私が強くなった分周りも強くなっているので、まだトレーニングが足りないと感じる部分も多いです。もっと賢く走ることや、フィジカル的な部分とか、スプリント力とか、心臓を大きくするようなイメージでもっとステップアップしなければいけないなと思います。

スクラッチは勝ったことの嬉しさもありましたが、しばらくスクラッチで勝っていなかったことと、自分から動いて勝てたことが良かったと思います。オムニアムのスクラッチも単体のスクラッチも後方で何もせず終わってしまうことが続いていたので、前回の香港のワールドカップからスクラッチで良いイメージが掴めて、今回も思い切って自分から行って勝てたことが自信にもつながって、それが素直に嬉しかたですね。

オムニアムでは梶原(悠未)選手とお互いマークし合う展開になりましたが、梶原選手は冷静にレースを見る力や経験値も上だし、一緒に走っていて学ぶことは多いですし、目標として位置付けてくれる存在でもあるので、自分の成長に繋げていけるようにと思いながらいつも一緒にレースを走っています。

アジア大会、世界選手権と重要な大会を控えて、メダルを獲ることが目標ではあるけれど、1日1日をもっと丁寧に全て結果に繋がると思って、トレーニングや海外ロードレースへのチャレンジとか、すごく貴重なものになってくると思うので、意識を高く持って励みたいと思います」
寺田吉騎「トラック中距離の活動はロードレースにも活かせる」
以前からナショナルチームでトラック競技をやりたいと言っていた寺田吉騎(日本ナショナルチーム)。ロードでは今年からTEAM UKYOに加入し、トラックとロードの活動を並行している。その効果は?
「トラックは今回で3回目ですが、色々と新しい経験が出来て良かったと思っています。TEAM UKYOのイタリア遠征から4月に帰国してトラック練習に入ってこの大会に臨ん�ので、練習でのパフォーマンスを今回の本番にほぼ全て発揮できたと思います。
ナショナルチームでは昨年11月頃から活動していて、正式には今年から。トラックの中距離の活動はロードレースにも活きているので、恵まれた環境でありがたいと思っています。トラック競技の経験は少しありましたが、昨年の夏頃から徐々に始めて、本格的に取り組むのは今年が初めてです。

トラック競技はレースに対する集中の仕方がロードレースとは大きく違いますね。時間が短いので、ロードレースとは違う空気感があるなと毎回感じてます。ガッと集中してやって終わったら解放される感覚は好きです。ロードレースはスタートは穏やかだけれど後半にだんだんと上がってきて、終わったあとは開放感というよりも疲労感の方が大きいですからね。種目が色々あることも面白いです。

以前からナショナルチームで中距離をやりたいと思っていたので、やっとそれが形になってきたと感じていますし、この選択は間違っていなかったと思っています。ダニエル(・ギジガー、日本ナショナルチーム中距離コーチ)は、選手達にロードとトラックの両方をやらせたいと考えているので、そういう流れがちょっとずつ広がっていって、それに乗って行ければいいなと思っています。
今後の予定はナショナルチームのコーチやTEAM UKYOの監督と相談しながら決めていくことになるので、トラックとロードをどのようなバランスでやっていくのかは色々考えていきたいです」
text:Satoru Kato