Jクリテリウムツアー第4戦の石川クリテリウムは、人数が絞られた集団からロングスプリントを仕掛けた橋本英也(弱虫ペダルサイクリングチーム)が僅差で逃げ切り、Jクリテリウムツアー初優勝を決めた。2位は渡邉和貴、3位に佐藤后嶺(共にシマノレーシング)が入った。



Jクリテリウムツアーランキング上位選手を先頭にスタート photo:Satoru Kato

石川町の文教福祉複合施設モトガッコ photo:Satoru Kato
6月初旬、ツツジが満開の時季 photo:Satoru Kato


3月末開催の宇都宮清原クリテリウム以来となるJクリテリウムツアー第4戦は、石川クリテリウム。2021年の初開催から1回の中止を挟んで今年5回目の開催となるクリテリウムの大会は、福島県石川町の文教福祉複合施設「モトガッコ」をメイン会場に、周辺の公道に設定された1周1.8kmの周回コースでレースが行われる。

今年は周回方向が従来と逆方向となり、スタート/フィニッシュ地点が200mほど移動する変更がなされた。8つの直角コーナーを含むコースレイアウトはそのままだが、この変更により残り500m付近が凸字を描くようなクランクコーナーの連続部分となり、そこを抜けるとフィニッシュまで300m。通過順が勝敗を決めるポイントになることが予想された。

葉桜に囲まれた川を集団が渡る photo:Satoru Kato

スタート直後から集団が長く伸びる photo:Satoru Kato

序盤からシマノレーシングが主導権を握る photo:Satoru Kato

朝方は雲が多く、12℃まで下がって寒さを感じるほどだった石川町周辺だったが、Jクリテリウムツアーがスタートした午前11時頃には雲の切れ間から青空がのぞき、レースの進行と共に気温が上昇していく1日。リアルスタート直後からシマノレーシングが主導してペースが上がり、引き伸ばされた集団が徐々に分断されていく。レース中盤までに先頭集団は20名ほどまでに絞られ、その後もさらに人数が絞られていく。

終盤は牽制とアタックが繰り返される photo:Satoru Kato

シマノレーシング主導で最終周回へ photo:Satoru Kato

終盤に入ると牽制とアタックが繰り返されるが、勝負を決定づける動きにつながらないまま最終周回を迎える。残り500mの連続クランクコーナーを前にロングスプリントを仕掛けたのは橋本英也(弱虫ペダルサイクリングチーム)。「コーナーをクリアする時に後ろが離れることが分かったので、ここで仕掛ければ逃げ切れると思った」と言う通り、後続を引き離して残り300mのホームストレートに先頭で姿を現す。

残り300mのホームストレートに橋本英也(弱虫ペダルサイクリングチーム)が先頭で現れる photo:Satoru Kato

渡邉和貴(シマノレーシング)が橋本英也(弱虫ペダルサイクリングチーム)に並びかける photo:Satoru Kato

橋本英也(弱虫ペダルサイクリングチーム)が優勝 photo:Satoru Kato

人数を残していたシマノレーシングのメンバーが並びかけ、渡邉和貴がハンドルを投げるものの、橋本はすでにフィニッシュラインを越えて逃げ切り。Jクリテリウムツアー初勝利を決め、Jプロツアーとあわせ今季2勝目を挙げた。

表彰式 photo:Satoru Kato

橋本英也 コメント
「このコースは後ろにいると勝利の権利が無くなるし、前にいた方が安全に走れるので、集団先頭でずっと走れるようにしていた。誰かの後ろについてスプリントするよりは、体力勝負で早めに先頭で逃げ切る作戦にしたが、ギリギリ逃げ切って優勝出来て良かった。

弱虫ペダルサイクリングチームで目標通りロード1勝、クリテ1勝挙げられた。もう一つの目標はチームメイトを勝たせることなので、明日の石川ロードレースはしっかりアシスト出来ればと思う」
Jクリテリウムツアー2026 第4戦石川クリテリウム 結果
1位 橋本 英也(弱虫ペダル サイクリングチーム) 57分16秒
2位 渡邉 和貴(シマノレーシング) +0秒
3位 佐藤 后嶺(シマノレーシング) +0秒
4位 日野 泰静(シマノレーシング) +0秒
5位 孫崎 大樹(ヴィクトワール広島) +0秒
6位 高橋 翔(NEXT TEST SET) +0秒
Jクリテリウムツアーリーダー 孫崎大樹(ヴィクトワール広島)

クリテリウムリーダージャージは孫崎大樹(弱虫ペダルサイクリングチーム)が維持 photo:Satoru Kato


U19/U17優勝 佐野凌麻(岐阜第一高等学校) photo:Satoru Kato



text&photo:Satoru Kato