国内最大規模のマルチサイクリングイベント、シマノバイカーズフェスティバルが今年も7月26、27日(土、日)に開催。オフロードレースからオンロードツーリングまで様々なカテゴリーの自転車アソビを堪能できるイベントとして人気の2日間が、よりパワーアップして開催される。



33回目を迎えるMTBのお祭り「シマノバイカーズフェスティバル」33回目を迎えるMTBのお祭り「シマノバイカーズフェスティバル」
富士見パノラマを舞台に開催される2日間のバイクフェスティバルだ富士見パノラマを舞台に開催される2日間のバイクフェスティバルだ ツーリング種目もよりどりみどりツーリング種目もよりどりみどり


中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳連峰に囲まれた標高1,000mに位置する富士見パノラマリゾート。日本のMTB乗りにはおなじみの国内最大級のMTBフィールドを持つパークで行われる国内最大規模のMTBの祭典が「シマノバイカーズフェスティバル」だ。

今年で33回目を迎えるシマノバイカーズフェスティバル。クロスカントリーやダウンヒルといった本格的なレース種目、会場周辺の八ヶ岳や富士見町の大自然を満喫するトレイルツーリングなど、MTBを心行くまで楽しめるイベントであるばかりでなく、グラベルレースやロードバイクのツーリングなど、MTB以外のカテゴリーも網羅する、まさに「フェスティバル」と呼ぶに相応しいお祭りイベントだ。

レースもイベントも出展ブースも、全ての要素が「バイカーズビレッジ」に集結!

今年はバイカーズビレッジを大幅に刷新 photo:Michinari TAKAGI

バイカーズビレッジにはパンプトラックも登場 (c)シマノ
XC/GXレースのスタート/ゴールやピットエリア、ダウンヒルのゴールもバイカーズビレッジに集結 photo:Michinari TAKAGI


毎年、様々な新種目や取り組みが登場するシマノバイカーズフェスティバル。昨年リニューアルした会場レイアウトは、今年も継続。「乗る・観る・発見する」というバイカーズの3つの要素が全て「バイカーズビレッジ」に集結する。

XC、GX(グラベルクロス)のスタート/フィニッシュ、DHのフィニッシュがバイカーズビレッジ内に設置され、参加者と観戦者が常にバイカーズビレッジに滞在するように。大型LEDビジョンによるライブ中継や、メインステージ、MC・DJブースも用意され、よりレースを身近に観戦できる環境が整えられる。

レースが行われているすぐそばでは、数多くのバイクやパーツブランドが集まり、オフロードギアの「今」を体験できる出展ブースゾーン、子どもから大人まで楽しめるパンプトラック、地元食材を販売するバイカーズマルシェなど、様々なブースがバイカーズビレッジへと集まり、全ての参加者がひとところに集まり、繋がるような会場づくりがなされる。

アウトドアフィールドで自転車を楽しむライフスタイル「6Wheel Life」のブースもバイカーズビレッジに統合される (c)シマノ

そしてバイカーズビレッジには、好評の「6Wheel&Campingゾーン」も展開。バイカーズに参加する人の中には、キャンプや車中泊などにも興味ある人は多いハズ。そんな自転車xクルマxキャンプの組み合わせを、その目で観て体験できるエリアとなっている。

6Wheel&Campingゾーンをプロデュースするのは、アウトドアを知り尽くしたアウトドアショップGOOD OPEN AIRS myX。ルーフトップテントやキャリアなど、アウトドア仕様にカスタマイズされたクルマと自転車、そしてキャンプのコラボレーションを味わえるだろう。そして、大人はもちろん、子供も楽しめるワークショップなども開催されるとのことで、ファミリーでも楽しく過ごせるエリアとなるだろう。



ダウンヒルコースを大幅アップデート。多彩なセクションが登場し走りごたえのあるコースへ

ダウンヒルコースが大幅にアップデート

バイカーズの華とも言えるダウンヒル種目。毎年オリジナルコースが設定され、全国のダウンヒルライダーを楽しませてきたバイカーズらしく、今年も更にパワーアップを果たしている。

普段は走れない非常設区間を大幅に増加させ、100%バイカーズオリジナルコースとして魅力度アップ。毎年参加している常連、富士見パノラマを走りつくしているベテラン勢も満足できる新コースを設定した。

バイカーズビレッジへと続く階段区間を下っていく photo:Michinari TAKAGI

一方、ニューカマー向けとなる「DH Light」種目は、子どもから大人まで挑戦できる間口の広いコースレイアウトに。あらゆるレベルのライダーが楽しめるラインアップを揃えた。

さらに、シマノがサポートするプロライダーの井手川直樹や清水一輝らと走る「追走クリニック」も実施される。プロライダーを追走しの理想のライディングを学ぶか、プロに自分を追走してもらい走りをチェックしてもらうか、好みに合わせて走ることが出来る機会となっている。



バイカーズの新たな名物種目となったTrail Ride+ スペシャルコースでのレースも開催

バイカーズの新たな名物種目となったTrail Ride+ シマノサポートライダーの永田隼也らがアドバイスしてくれる photo:Michinari TAKAGI

一昨年から開始され、瞬く間に人気種目となったTrail Ride+。リフトを使って繰り返し走行できるアップダウントレイルを特別に設置し、1日中そのコースを走れるという企画で、コースオープンの最初と最後には2度のタイムドセッションを実施。「心地よいフロー」を意識して設定されたスペシャルコースを何度も走ることでどれだけ自分が進化できたのかを実感できる仕掛けとなっている。フリー走行時にはコース内のサポートライダーからアドバイスを受けることも可能。

そんなTrail Ride+のスペシャルコースを利用したTrail Ride Raceが今年から始まることに。スタートまでのクライミング区間も含めたエンデューロスタイルのレースで、E-MTB限定のTrail Ride Race-Eも併催されるという。更にその魅力を増したTrail Ride+は、今年も満員御礼となりそうだ。



XCはXCCとXCOの2種目に。 マスターズ/ビギナーカテゴリの新設やGX Lightの復活で更に盛り上がるレース種目

2日間通して多くのレース種目が開催される2日間通して多くのレース種目が開催される
2日間を通して様々なレース種目が開催されるシマノバイカーズフェスティバル。「レースは初めてなので、楽しく走りたい」、「難易度の高いコースよりも、最後まで走り切れるコースが良い」といった、レース初心者や、よりファンライド志向の方に向けた"Light"カテゴリー。そして、「レースでもっと上位を狙いたい」、「難易度の高いコースに挑戦したい」というストイックなアスリート志向の方に向けた"Race"カテゴリーの2つが用意されることに。各種目の末尾””Race”、"Light”と記載されるため、エントリーの際もわかりやすくなっている。

今年はグラベルやシクロクロスライダーをターゲットとしたGXカテゴリーにLight種目が復活。グラベルバイクを手に入れたけれど、結局舗装路しか走っていない、なんてライダーもオフロードに挑戦する良い機会となりそうだ。

XC Raceカテゴリーではテクニカルセクションが増え、より総合力が試されるようになるという photo:Michinari TAKAGI

そして、バイカーズの華でもあるXC Raceカテゴリーがグレードアップし2種目開催へ。1日目はショートトラックのXCCレースとして開催。1周約1kmのコースを20分間で競うショートレースで、上位12人は翌日のXCOで有利なスタートグリッドを獲得できる。2日目のXCOでも下りセクションによりテクニカルな区間を加えることで、フィジカルだけではなくスキルの重要性も増すことに。トップレースと同じ方式で、バイカーズ最速が決定することになる。

そして、XC種目にはマスターズクラスとビギナークラスがそれぞれ新設される。マスターズクラスは、ハードなXCレースを体験してきた往年のライダーを満足させるテクニカルなコースが、ビギナークラスでは初めてXCレースに挑む初心者も楽しめるような、短いながらもXCレースのエッセンスを凝縮したコースがそれぞれ用意される。

グラベルクロスカテゴリーにも新種目が追加される photo:Michinari TAKAGI

山本幸平氏によるレース攻略講座と入門講座が実施予定

そしてXC/GXカテゴリーの参加者や興味を持った方へ向けた入門講座や攻略講座も開催される。バイカーズに設定されたオリジナルコースをいかに攻略するかを学ぶ「クリニック」、そしてコースをどう走れば楽しくレースできるかを学ぶ「レース入門講座」がそれぞれ実施される。講師を担当するのはシマノサポートライダーである山本幸平氏。初めてのレースの走り方から、上位を目指す人への実戦アドバイスまで、しっかりサポートしてくれるだろう。



ツーリング種目はMTBやグラベルコースがパワーアップ 家族で楽しめるBIKER'Sロゲインは入笠山を舞台にリニューアル

親子で楽しめるBIKER'S ロゲイン (c)シマノ

レース種目だけではなく、ツーリング種目も充実しているのがシマノバイカーズフェスティバルの特徴の一つ。オンロードのロングライドから、この日しか走れない特別なコースを行くトレイルライドなど、バリエーション豊かなツーリングイベントが企画されている。

定番種目でもあるMTB Long Trail、短いながらも本格的なシングルトラック体験が出来るMTB Short Trailに加え、今年は初心者向けに「MTB Beginner Trail」が新たに実施される。斜度が緩く、恐怖感無く走りやすいトレイルを繋ぎ合わせたコースを、ガイドがリードしてくれる1日だ。

グラベルツーリングも全面的にリニューアル (c)シマノ

ここ数年で人気を集めるグラベルツーリングも全面的にリニューアルされる。グラベル比率を増やしつつ、下り基調の走りやすいコース設定、そしてライダーのレベルや志向に合わせた様々なバリエーションも用意されることで、より魅力的に。日曜日にはショートツーリングも新設されている。

更に例年人気のオンロードツーリング種目には、シマノレーシングの選手がスタッフとして参加。「Road Ride」ではサポートライダーとして共に走ってくれ、バイクの上手い乗り方やポジションなど、直接プロからアドバイスをもらえる機会となっている。

オンロードツーリングにはシマノレーシングの野寺監督や選手たちが帯同してくれる (c)シマノ

地図上のポイントを探して自転車で巡る「BIKER'Sロゲイン」も今年は入笠山をフィールドとして大幅にリニューアル。ゴンドラで一気に頂上付近まで登り、涼しい高原の中でロゲイニングを楽しめる爽やかな1日が待っている。

そして今年もシマノスクエアがプロデュースする"Ride&Fish"企画も登場。自転車と釣りとい2つの遊びをクロスオーバーさせたスタイルを提案してくれる。自転車、ヘルメット、グローブ、釣竿など全て主催者が用意してくれる、手ぶら参加可能な種目としても人気だ。

今年もシマノスクエアがプロデュースする (c)シマノ



バイカーズフェスティバル公式アプリは今年も継続 大会をもっと楽しめる必携アプリに 

バイカーズフェスティバル公式アプリがリリース (c)シマノ

昨年登場した「シマノバイカーズフェスティバル公式アプリ」は今年も継続。大会プログラムをパワーアップし、レーススケジュールや会場マップはもちろん、自分が参加するレースやツーリングの予定が一目でわかる“マイスケジュール機能”や、当日に会場で行われるイベントを予定時刻に合わせて知らせる“ポップアップ機能”など、便利な機能が実装されたアプリだ。多種多様な種目が同時に開催されるバイカーズフェスティバルだからこそ、この新アプリはありがたい存在。

参加確認証もアプリで表示できるようになり、参加受付ではスマートフォンを見せるだけ。嵩張る書類を持ち込まずとも、ゼッケンや計測チップを受け取れるようになる。公式アプリは本日よりダウンロード可能だ。



参加申込受付中!6月30日まで!楽しみ方を更に知りたい方はオフィシャルサイトをチェック!

大幅なアップデートが発表されたシマノバイカーズフェスティバルは現在参加者を募集中。人気種目は満員となることも多いので気になる方はお早めに申し込んだほうが良いだろう。申し込み期限は6月30日までとなっている。エントリーはスポーツエントリーから可能となる。

また、オフィシャルページでは競技規則など各種ルールからコース紹介や観戦ポイント、プログラム&タイムスケジュール、アクセス情報、昨年までの様子がわかる大会レポートなど、様々なコンテンツが満載。スタンプラリーや参加者限定の特典情報、周辺の宿泊情報など、2日間をより楽しく過ごすためのインフォメーションも盛りだくさんなページとなっているので、ぜひご一読あれ。

第33回シマノバイカーズフェスティバル
開催日:2025年7月26日(土)・27日(日)
募集期間:5月16日(金)から6月30日(月)まで
会 場:長野県 富士見パノラマリゾート
大会HP:https://bikersfestival.shimano.com/


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