サバイバルな展開となったツール・ド・スイス・ウィメン第4ステージ。精鋭集団から飛び出したマーレン・ロイサー(スイス、モビスター)が9kmの独走を決め、区間2勝目と共に自身2度目の総合優勝に輝いた。

ヤングライダー賞ジャージを着て最終日を迎えたエレオノラ・チアボッコ(イタリア、ピクニック・ポストNL) photo:CorVos
ツール・ド・スイス・ウィメンは最終日である第4ステージを迎えた。この日は、同日に開幕した男子レースの初日とほぼ同じコースで行われ、序盤に2つの山岳(3級、2級)を越え、平坦路を経て再び同じ山岳に戻ってくる丘陵ステージ。勝負所は平均勾配が9%以上ある、最終2級山岳と見られた。
この日1つ目の3級山岳はマルタ・ラフ(ポーランド、SDワークス・プロタイム)が先頭通過し、これが最終的に山岳賞ジャージの獲得につながった。その後5名による逃げグループが形成され、吸収と再形成を繰り返す展開に。レース後半に入り、アタックが繰り返された末、最終的にはシュテフィ・ヘベリン(スイス、SDワークス・プロタイム)ら3名に絞られた。

プロトンを走るマーレン・ロイサー(スイス、モビスター) photo:Tour de Suisse
一方のメイン集団は、3秒差で総合2位のデミ・フォレリング(オランダ)を擁するFDJスエズが牽引する。そして最終2級山岳の麓である残り19km地点で逃げを吸収。登りに入った直後からリーダージャージを着るロイサーが自ら集団の先頭に立つと、猛スピードで人数を絞っていった。
先頭は9名に絞られ、頂上手前で総合3位のカタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト)がアタックした。しかしこの加速にロイサーはもちろん、フォレリングとニアム・フィッシャーブラック(ニュージーランド、リドル・トレック)が追従。先頭の4名がローテーションを回しながら下り、そしてフィニッシュまで続く平坦路を進んでいく。

9.4kmの独走を決め、2勝目を手に入れたマーレン・ロイサー(スイス、モビスター) photo:CorVos

総合優勝したマーレン・ロイサー(スイス、モビスター) photo:Tour de Suisse
そして残り9.4kmでロイサーが加速し、そのスピードにフォレリングたちはついていけない。過去にタイムトライアルヨーロッパ選手権を3連覇した独走力を披露したロイサーは、そのままフィニッシュ地点に到着。区間2位グループに28秒をつけ、今大会区間2勝目と共に総合優勝を決めた。
昨年大会は体調不良で出場することができず、6月下旬でシーズンを終えたロイサー。母国スイス最大のステージレースで、自身2度目の総合優勝について「本当に嬉しい。苦しかった昨年があったため、今大会は観客や雰囲気を楽しみ、レースを走れる喜びを感じていた」と、笑顔で喜んだ。

ツール・ド・スイス・ウィメンは最終日である第4ステージを迎えた。この日は、同日に開幕した男子レースの初日とほぼ同じコースで行われ、序盤に2つの山岳(3級、2級)を越え、平坦路を経て再び同じ山岳に戻ってくる丘陵ステージ。勝負所は平均勾配が9%以上ある、最終2級山岳と見られた。
この日1つ目の3級山岳はマルタ・ラフ(ポーランド、SDワークス・プロタイム)が先頭通過し、これが最終的に山岳賞ジャージの獲得につながった。その後5名による逃げグループが形成され、吸収と再形成を繰り返す展開に。レース後半に入り、アタックが繰り返された末、最終的にはシュテフィ・ヘベリン(スイス、SDワークス・プロタイム)ら3名に絞られた。

一方のメイン集団は、3秒差で総合2位のデミ・フォレリング(オランダ)を擁するFDJスエズが牽引する。そして最終2級山岳の麓である残り19km地点で逃げを吸収。登りに入った直後からリーダージャージを着るロイサーが自ら集団の先頭に立つと、猛スピードで人数を絞っていった。
先頭は9名に絞られ、頂上手前で総合3位のカタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト)がアタックした。しかしこの加速にロイサーはもちろん、フォレリングとニアム・フィッシャーブラック(ニュージーランド、リドル・トレック)が追従。先頭の4名がローテーションを回しながら下り、そしてフィニッシュまで続く平坦路を進んでいく。


そして残り9.4kmでロイサーが加速し、そのスピードにフォレリングたちはついていけない。過去にタイムトライアルヨーロッパ選手権を3連覇した独走力を披露したロイサーは、そのままフィニッシュ地点に到着。区間2位グループに28秒をつけ、今大会区間2勝目と共に総合優勝を決めた。
昨年大会は体調不良で出場することができず、6月下旬でシーズンを終えたロイサー。母国スイス最大のステージレースで、自身2度目の総合優勝について「本当に嬉しい。苦しかった昨年があったため、今大会は観客や雰囲気を楽しみ、レースを走れる喜びを感じていた」と、笑顔で喜んだ。
ツール・ド・スイス・ウィメン2025第4ステージ結果
1位 | マーレン・ロイサー(スイス、モビスター) | 3:19:36 |
2位 | カタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト) | +0:28 |
3位 | デミ・フォレリング(オランダ、FDJスエズ) | |
4位 | セドリーヌ・ケルバオル(フランス、EFオートリー・キャノンデール) | +0:41 |
5位 | ヤラ・カステレイン(オランダ、フェニックス・ドゥクーニンク) | +1:11 |
6位 | ニアム・フィッシャーブラック(ニュージーランド、リドル・トレック) | |
7位 | ウルシュカ・ジガート(スロベニア、AGインシュランス・スーダル) | |
8位 | サラ・ジガンテ(オーストラリア、AGインシュランス・スーダル) | +1:15 |
9位 | イザベラ・ホルムグレン(カナダ、リドル・トレック) | +1:53 |
10位 | マリオン・ビュネル(フランス、ヴィスマ・リースアバイク) | +1:54 |
個人総合成績
1位 | マーレン・ロイサー(スイス、モビスター) | 13:03:00 |
2位 | デミ・フォレリング(オランダ、FDJスエズ) | +0:36 |
3位 | カタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト) | +1:56 |
4位 | ニアム・フィッシャーブラック(ニュージーランド、リドル・トレック) | +3:25 |
5位 | ウルシュカ・ジガート(スロベニア、AGインシュランス・スーダル) | |
6位 | セドリーヌ・ケルバオル(フランス、EFオートリー・キャノンデール) | +3:27 |
7位 | ヤラ・カステレイン(オランダ、フェニックス・ドゥクーニンク) | +3:57 |
8位 | マビ・ガルシア(スペイン、リブ・アルウラー・ジェイコ) | +4:29 |
9位 | マリオン・ビュネル(フランス、ヴィスマ・リースアバイク) | +4:40 |
10位 | エレオノラ・チアボッコ(イタリア、ピクニック・ポストNL) | +4:59 |
その他の特別賞
ポイント賞 | マーレン・ロイサー(スイス、モビスター) |
山岳賞 | マルタ・ラフ(ポーランド、SDワークス・プロタイム) |
ヤングライダー賞 | マリオン・ビュネル(フランス、ヴィスマ・リースアバイク) |
チーム総合成績 | リドル・トレック |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos, Tour de Suisse
photo:CorVos, Tour de Suisse
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