7月5日に開幕するツール・ド・フランスに向け、王座奪還を目指すヴィスマ・リースアバイクが出場メンバーを発表した。ヨナス・ヴィンゲゴーを中心にジロ覇者サイモン・イェーツが選出。またファンアールトや今季加入のカンペナールツが選ばれた。

3度目の総合優勝を目指すヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク) photo:Team Visma | Lease a Bike
世界最大のレースであるツール・ド・フランスに臨むのは以下の8名。ヴィンゲゴーを中心に世界トップレベルの選手が揃った。
ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク)
マッテオ・ジョーゲンソン(アメリカ)
ティシュ・ベノート(ベルギー)
ワウト・ファンアールト(ベルギー)
セップ・クス(アメリカ)
サイモン・イェーツ(イギリス)
エドアルド・アッフィニ(イタリア)
ヴィクトル・カンペナールツ(ベルギー)
チーム最大の目標はもちろんヴィンゲゴーによる3度目の総合優勝だ。昨年は4月の大怪我から驚異的な回復を見せ、ステージ1勝と共に総合2位に入ったヴィンゲゴー。今年はパリ〜ニースで落車し、手首を痛めたためボルタ・ア・カタルーニャ出場を回避。前哨戦のクリテリウム・デュ・ドーフィネでは勝利こそ掴めなかったものの、5度の区間2位、そして総合2位とまずまずのコンディションを示した。
最大のライバルであるタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG)に対し、ヴィンゲゴーは登りで遅れるシーンが目立った。しかし精鋭集団で単独を強いられるポガチャルに対し、アシストを複数名残すなど、チーム力でアドバンテージがあることを証明した。

ジロからの連戦となるワウト・ファンアールト(ベルギー) photo:Team Visma | Lease a Bike

ジロを制したサイモン・イェーツ(イギリス) photo:Team Visma | Lease a Bike 
初出場となるエドアルド・アッフィニ(イタリア) photo:Team Visma | Lease a Bike
山岳アシストを務めるのは、ジロ・デ・イタリアで劇的な総合優勝を飾ったサイモン・イェーツ(イギリス)。そこに世界トップクラスの山岳アシストと称されるセップ・クス(アメリカ)に、パリ〜ニースで総合連覇を達成したマッテオ・ジョーゲンソン(アメリカ)が加わる強力な布陣だ。
レース序盤からの集団牽引は、今年加入のヴィクトル・カンペナールツ(ベルギー)と現TTヨーロッパ王者であるエドアルド・アッフィニ(イタリア)が担う。ジロからの連戦となるアッフィニは、今年1月からサイトメガロウイルスという感染症の治療に専念し、レース復帰が間に合わず選考外となったクリストフ・ラポルト(フランス)の代替となる。
そして平坦路はもちろん、多少の山岳ならば問題なくアシストを担えるティシュ・ベノート(ベルギー)と、ツールでステージ通算9勝を誇るワウト・ファンアールト(ベルギー)がメンバー入り。ラポルトの欠場によってファンアールトのスプリントを狙う動きへの影響が気になるが、逃げから勝利を狙い、時にはジロでも披露した前待ち作戦など、戦術に幅を与える重要な役割を担う。
チーム監督であるグリシャ・ニールマンは「とても強い8名の選手たちと共に、我々がツール・ド・フランスに向けて立てた計画に自信を持っている。初日からチーム一丸となり、ヨナス(ヴィンゲゴー)の総合優勝を目指して最大限にアシストしていく。それに加え、何名かがステージ優勝を狙うチャンスもあるだろう。これに向けて最高の準備を進めてきたので、最高の結果を出せると思っている」と自信を語っている。
text:Sotaro.Arakawa
photo:Team Visma | Lease a Bike

世界最大のレースであるツール・ド・フランスに臨むのは以下の8名。ヴィンゲゴーを中心に世界トップレベルの選手が揃った。
ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク)
マッテオ・ジョーゲンソン(アメリカ)
ティシュ・ベノート(ベルギー)
ワウト・ファンアールト(ベルギー)
セップ・クス(アメリカ)
サイモン・イェーツ(イギリス)
エドアルド・アッフィニ(イタリア)
ヴィクトル・カンペナールツ(ベルギー)
チーム最大の目標はもちろんヴィンゲゴーによる3度目の総合優勝だ。昨年は4月の大怪我から驚異的な回復を見せ、ステージ1勝と共に総合2位に入ったヴィンゲゴー。今年はパリ〜ニースで落車し、手首を痛めたためボルタ・ア・カタルーニャ出場を回避。前哨戦のクリテリウム・デュ・ドーフィネでは勝利こそ掴めなかったものの、5度の区間2位、そして総合2位とまずまずのコンディションを示した。
最大のライバルであるタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG)に対し、ヴィンゲゴーは登りで遅れるシーンが目立った。しかし精鋭集団で単独を強いられるポガチャルに対し、アシストを複数名残すなど、チーム力でアドバンテージがあることを証明した。



山岳アシストを務めるのは、ジロ・デ・イタリアで劇的な総合優勝を飾ったサイモン・イェーツ(イギリス)。そこに世界トップクラスの山岳アシストと称されるセップ・クス(アメリカ)に、パリ〜ニースで総合連覇を達成したマッテオ・ジョーゲンソン(アメリカ)が加わる強力な布陣だ。
レース序盤からの集団牽引は、今年加入のヴィクトル・カンペナールツ(ベルギー)と現TTヨーロッパ王者であるエドアルド・アッフィニ(イタリア)が担う。ジロからの連戦となるアッフィニは、今年1月からサイトメガロウイルスという感染症の治療に専念し、レース復帰が間に合わず選考外となったクリストフ・ラポルト(フランス)の代替となる。
そして平坦路はもちろん、多少の山岳ならば問題なくアシストを担えるティシュ・ベノート(ベルギー)と、ツールでステージ通算9勝を誇るワウト・ファンアールト(ベルギー)がメンバー入り。ラポルトの欠場によってファンアールトのスプリントを狙う動きへの影響が気になるが、逃げから勝利を狙い、時にはジロでも披露した前待ち作戦など、戦術に幅を与える重要な役割を担う。
チーム監督であるグリシャ・ニールマンは「とても強い8名の選手たちと共に、我々がツール・ド・フランスに向けて立てた計画に自信を持っている。初日からチーム一丸となり、ヨナス(ヴィンゲゴー)の総合優勝を目指して最大限にアシストしていく。それに加え、何名かがステージ優勝を狙うチャンスもあるだろう。これに向けて最高の準備を進めてきたので、最高の結果を出せると思っている」と自信を語っている。
text:Sotaro.Arakawa
photo:Team Visma | Lease a Bike
Amazon.co.jp