8月22日に宮城県加美町で開催された日本初のUCIグラベルワールドシリーズの1戦、グラベルクラシックやくらい。男子エリートは沢田時(Astemo宇都宮ブリッツェン) が優勝。グラベル世界選手権の出場権を獲得するべく争った各年代別レースの熱戦をレポートする。



宮城県加美町で日本初のUCIグラベルワールドシリーズレースがスタートする photo:Makoto AYANO

今年からUCIグラベルワールドシリーズの一戦となった「HYSK GRAVEL CLASSIC YAKURAI 2026 presented by GRAVELKING」。2021年にJEROBOAMジャパン・グラベルチャレンジとして始まったことにルーツをもつ大会は、2023年から早坂サイクル商会が主催者となり今年で3年目。プレレースを実施した昨年より加美町が共催し、UCIグラベルワールドシリーズの冠スポンサーであるパナレーサーがメインスポンサーとなり、世界各国で年に約30レースほどが実施されているUCIグラベルワールドシリーズの公式レースの1戦に加わっての開催となった。

エリートクラスの優勝選手に贈られるジャージと、上位25%選手に授与されるメダル photo:Makoto AYANO
エイジクラスの選手にはブルー地のアルカンシェルとUCIメダルが贈られた photo:Makoto AYANO



上位選手にはUCIよりジャージとメダルが授与され、対象の各カテゴリーの順位において上位25%に入った選手たちには10月にオーストラリア・ナナップで開催されるUCIグラベル世界選手権の出場資格が与えられる。

加美町のレースコース脇には記念碑が建立された photo:Makoto AYANO

エリートと年代別レースあわせて196人が出場。海外からもアメリカ、オーストラリア、ロシア、ラトヴィア、ドイツ、インドネシア、タイ、台湾など世界からも参加者が集った。

男子エリートには19人、女子エリートは4人が出場。エイジカテゴリーは男子16-18歳、19-34歳、35-39歳、40-44歳、45-49歳、50-54歳、55-59歳、60歳以上と、5歳刻みカテゴリーでのレースとなる。

昨年までロード選手だったというラルス・ボーヴェン(オランダ、FOODMAKER GRAVELKING) photo:Makoto AYANO

スタート/フィニッシュ地点となる会場は陶芸の里スポーツ公園。コースは1周約53km。男女エリートおよび男子19歳から49歳までの参加者はこれを2周するロングコースの107km・獲得標高2,610mで争われ、女子年代別カテゴリーおよび男子50歳以上の参加者は1周のショートコース53km、獲得標高1,260mで争われた。

昨年にプレレースとして実施されたコースからは変更となり、グラベル率は70%以上、獲得標高も増したより厳しいコースが用意された。

男子エリートは沢田時(Astemo宇都宮ブリッツェン)が独走勝利

スタートラインに着いたエリート選手たちと大会アンバサダーの別府史之さん photo:Makoto AYANO

注目の男子エリートには昨年のプレレースの1/2/3位の沢田時(Astemo宇都宮ブリッツェン)、織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)、阿部嵩之(ヴェロリアン松山)が顔を揃えた。

そして格上の選手として下馬評が高かったのがパナレーサーがチームスポンサーをつとめるフードメーカー・グラベルキング所属のラルス・ボーフェン(オランダ)が出場。ボーフェンは昨年までアルペシン・ドゥクーニンクに所属してロード選手として活動した後グラベルに転向し、活躍している。

エリート男子の18人の集団がパレードスタートしていく photo:Makoto AYANO

選手たちは6時半スタートのエリート男子を先頭に、エイジカテゴリーは約3分の間隔をおいての3ウェーブでの出走となる。加美町の宮崎集落の商店街を1.9kmパレード走行した後、グラベルへと突入していく。すぐに長い上りが待ち受け、一気に最高標高地点まで駆け上がる。

1周目の下りで飛び出した松本一成(ハイファイブレーシング/ホンダカーズ群馬)と白川幸希(ヴィクトワール広島) photo:Makoto AYANO

1周目、コースの約半分の時点で長いグラベルの下りで飛び出したのは松本一成(ハイファイブレーシング/ホンダカーズ群馬)と白川幸希(ヴィクトワール広島) の2名。少しおいて沢田時、織田聖、ラルス・ボーヴェンの3人が続く。さらに間隔を開けて平林安里(TEAM SCOTT TERRA SYSTEM)、阿部嵩之が続く。

トップの2人を追う沢田時(Astemo宇都宮ブリッツェン) と織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム) photo:Makoto AYANO

一周目後半にかけて先頭の2人と追走の3人が合流したものの、白川、織田、沢田の3人パックが形成される。
ボーヴェンは前輪をスローパンクした様子で走行が安定しない。ピットではサポートクルーがエアを入れ直す場面も見られたが、前を行く3人には遅れを取ってしまう展開に。

白川幸希(ヴィクトワール広島) 、織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)と沢田時(Astemo宇都宮ブリッツェン) の3人が逃げる photo:Makoto AYANO

白川、織田、沢田の3人がそのまま2周目に突入し、先頭交替しながら後続との差を開いていった。リードする沢田に対し、登りでも積極的に行く白川、やや遅れ気味の織田という展開で進んだ。

4位につけるもスローパンクに見舞われたラルス・ボーヴェン(オランダ、FOODMAKER GRAVELKING) photo:Makoto AYANO

1周目は霧雨と曇り空の冴えない天気が続いていたが、2周目に入ると晴れ間が広がり、急速に気温が上昇する過酷な夏日の天候に。沢田が勝負に出たのは残り30km地点。2つ目の登り区間の、厳しい勾配が続く激坂区間。アタックすると白川を引き離すことに成功し、その差を開いた。

美しい加美町の田園風景を行くグラベルライダーたち photo:Makoto AYANO

ドロップハンドルのバイクでのレースは初めてという平林安里(TEAM SCOTT TERRA SYSTEM) photo:Makoto AYANO
アンバウンドグラベル日本人最高位・昨年3位の阿部嵩之(ヴェロリアン松山)が下りを攻める photo:Makoto AYANO



沢田はそのままのペースで差を維持し続け、昨年のプレレースに次ぐやくらいグラベルレース連覇、そして記念すべき日本初開催のUCIグラベルレースでの初代王者の座を獲得した。ちなみに沢田は昨年、タイで開催されたUCIグラベルワールドシリーズ戦のダストマン(DUSTMAN)に優勝しており、UCIグラベルレースの勝利としては2勝目となった。

独走勝利を決めた沢田時(Astemo宇都宮ブリッツェン) photo:Makoto AYANO

沢田は言う。「コースが厳しいので1周目からあまり無理はできず、離れる選手に関してはキツイんだろうと気にすること無く走っていました。白川選手は登りでも下りでもアタックしてくるし、強かったですね。驚きました。2周目に入るまでは様子を見ていましたが、上りに入ると少し前に出れる感じがあったのでキツイ登りでアタック。でも白川選手がなかなか離れず、でも舗装路の下りでも踏んでなんとか差を開くことができました。

嬉しい勝利にメリダSILEXを掲げる沢田時(Astemo宇都宮ブリッツェン) photo:Makoto AYANO

最後の農道コースは後続との差が見えるので、誰の影が来るか?という不安は少なかったですね。白川選手は登りでアタックしたときもしばらく着いてきていたので、もしちぎれなかったらマズいなと思っていました。展開もあって面白いレースになりました」。

初グラベルで驚きの走りを披露した白川幸希(ヴィクトワール広島)が2位に photo:Makoto AYANO

3分29秒遅れてフィニッシュした白川。グラベルではその名前を聞いたことがないとおり、グラベル初心者だ。チームの地元スポンサーである広島のキムラじてんしゃで1ヶ月前に急遽バイクを用意してもらい、それに乗っての出場となった。2年前のIRC白馬グラベルではロードに26Cのグラベルタイヤを着けて走り回ったことで子供の頃からの「未舗装路好き」に火が着いた。

驚くべき力走を見せた白川幸希(ヴィクトワール広島) に沢田時(Astemo宇都宮ブリッツェン) が駆け寄る photo:Makoto AYANO
不運に見舞われ4位に終わったラルス・ボーヴェン(オランダ、FOODMAKER GRAVELKING)は悔しさをにじませた photo:Makoto AYANO



白川は言う。「初のグラベルはめちゃくちゃ楽しかったです。ずっとグラベルレースをやりたくて、昨夜は楽しみで寝れなかったほどです。ついにその願いが叶いました。渡渉(川渡り)もたくさんあって水がかかってテンションがあがりましたね!でもレースはめちゃくちゃキツくて、時さんがアタックするのは身構えていたんですが、登りで仕掛けられて着いていくことはできませんでした。フィジカルで負けた点と、時さんはオフロードでのバイクの進め方が上手で、その面でも差がついていたと思います」。

3位に終わった織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム) photo:Makoto AYANO

3位は白川に対して1分13秒遅れでフィニッシュした織田聖。レース後は疲労と悔しさをにじませていた。
4位はラルス・ボーヴェンで、トップの沢田に遅れること16分43秒でフィニッシュ。前輪のスローパンクを抱えたままで、このコースの厳しさを口に出した。

男子エリートは沢田時(Astemo宇都宮ブリッツェン)が勝利 2位 白川幸希(ヴィクトワール広島)、3位 織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム) photo:Makoto AYANO

沢田は世界選出場枠を昨年すでに獲得しているが、10月のオーストラリアでのグラベル世界選手権に日本代表として派遣されることが決まっている。他の派遣メンバーについては後日発表されることになる。

沢田は言う。「スポンサーや関係者の支えがあってこの楽しい挑戦ができている。オーストラリアでの世界選手権は路面がやくらいほどガレてはいないが、獲得標高はこれ以上に登ると聞きます。MTB全日本選手権の後もうまくコンディションが整えられた。MTBアジア選手権も1ヶ月後に控えているし、まだまだ続くビッグレースをしっかりこなせるように調整していきたい」。

厳しかったコースと選択機材が分ける明暗

優勝した沢田に改めて今年のレースコースの特徴を振り返ってもらい、その攻略法を教えてもらった。

沢田「昨年よりレース時間も長くなっていることから分かる通り、より厳しいコースになっていたと思います。一周の時間が長いので、3箇所ある補給地点でボトルをうまく取れて、試走しての判断で50Cタイヤに交換したのは正解でした。パンクのリスクを下げるために空気圧を少し高めに設定したので、下りでも攻めることができました。

沢田時の優勝バイクはメリダSILEX シマノMTBコンポを多用したワンバイ仕様だ photo:Makoto AYANO

ギア比は48T✕10-51のワンバイで、ローからトップまですべて使いました。それでもロー側は少し足りない感じがしたので、もし脚が無くなると厳しかったと思います」。

コース攻略のコツは「リザルトを見ればロード出身の選手が上位を占めているので、4〜5時間走るレースを経験しておくこと、そのうえでロードレースよりも強度が高いので、スタミナも必要。長時間の厳しいレースを経験しておくことですね。バイクに関しては、コースが厳しいぶん機材選択については快適性を重視したい。パンクしたらレースを失うので走りでは無理はできない。太いタイヤを選んでパンクを気にせず攻めることができたし、試走しておいたのも良かった」と話した。

女子エリートは台湾の許書瑋が勝利

女子エリートに出走の4人はどこか楽しげだ photo:Makoto AYANO

女子エリートは4人が出走。許書瑋(A+ cycling studio)がグラベルレース初出場で優勝。2位にはMTBアドベンチャーレースやトライアスロンを楽しむ片岡幸(轍屋自転車店)、3位にはシクロクロスでの活躍でお馴染みの鵜飼知春(and more)が入った。

女子エリート 1位 許書瑋(台湾、A+ cycling studio) photo:Makoto AYANO


女子エリートは1位許書瑋(台湾、A+ cycling studio)2位片岡幸(轍屋自転車店)、3位鵜飼知春(and more) photo:Makoto AYANO


各年代別エイジグループの闘い

加美町の商店街と目抜き通りをパレード走行する男子エイジクラスの大集団 photo:Makoto AYANO

男子19-34歳、男子35-39歳、男子40-44歳、 男子45-49歳クラスはエリートと変わらない2周で争われた。エリートからの時差スタートによる混走となるため異なるカテゴリーの選手が混じり合うレースとなる。

エイジ男子全体のトップを行くユーリ・レヴィンソン(イスラエル、 SERPANTIN) photo:Makoto AYANO

男子35-39歳クラスの木下智裕はエイジ男子全体のトップを争った photo:Makoto AYANO

男子40-44歳のユーリ・レヴィンソン(イスラエル、 SERPANTIN)と男子35-39の木下智裕が前を行くエリート男子の後続グループに追いつく圧倒の力走を見せ、レヴィンソンが4時間41分でフィニッシュ、木下が4時間43分でフィニッシュしてそれぞれ優勝した。レヴィンソンはイスラエルのロードのトップ選手だった経歴を持つ。また木下はロードレースのU23アジア大陸チャンピオンの経歴を持ち、現在はフィッターとして活動している。

男子45-49歳のトップを行く高岡亮寛(Roppongi Express) photo:Makoto AYANO

男子45-49歳の1位は前日に試走で転倒して肋骨を痛めたという高岡亮寛(Roppongi Express)が4時間42分のタイムで優勝。男子19-34歳は北海道のニセコで活動し、2025年アンバウンドグラベル200マイルの完走経験を持つ松橋拓也( Matchy cycling)が優勝した。

男子19-34歳 1位 松橋拓也( Matchy cycling) photo:Makoto AYANO

加美町の商店街をパレード走行する第3ウェーブの選手たち photo:Makoto AYANO


加美町を見渡す農道グラベルを行くグラベルレーサーたち photo:Makoto AYANO

1周ショートコースでのレースとなる男子50-54歳はMTB界の現役レジェンド、松本駿(HIFIVE RACING)、男子55-59歳はミズタニ自転車勤務の佐々木正(SAD)、男子60歳以上は橋本真一(UZU)がそれぞれ優勝した。

男子55-59歳1位 佐々木正(SAD) photo:Makoto AYANO
スキーノルディック複合で五輪6大会出場の渡部暁斗も初レースで好走。世界選出場権を獲得した photo:Makoto AYANO



渡辺航先生もエイジクラスのレースを走った photo:Makoto AYANO
小径車のブロンプトンでレースを走った矢野大介(brompton Japan) photo:Makoto AYANO



男子エイジクラスの選手たちが厳しかったレースの健闘を称え合う photo:Makoto AYANO

女子35-39歳1位の 原睦(Team CHAINRING) photo:Makoto AYANO
女子50-54歳 1位の田崎綾 photo:Makoto AYANO



女子19-34歳はへー・ペイチー(HE PEI CHI、台湾)、女子35-39歳は原睦(Team CHAINRING)、女子40-44歳はユリア・ポレヴァヤ(ロシア)、女子45-49歳はラングシップ・ブラッドショー(タイ、Bike Zone)、女子50-54歳は田崎綾 、女子55-59歳は安田朋子(RX&Co.)が優勝した。

女子55-59歳1位の安田朋子(RX&Co.) photo:Makoto AYANO
走り終えてお互いを称え合う女子エイジクラスの上位入賞者たち photo:Makoto AYANO



対象となる各年代グループの各クラス3位までの表彰台登壇者と各年代カテゴリーの上位25%の選手には表彰式においてUCIのメダルとともにグラベル世界選手権への出場権があることが発表された。


UCI GRAVEL WORLD SERIES HYSK GRAVEL CLASSIC YAKURAI 2026 リザルト

男子エリート
1位 沢田時(Astemo宇都宮ブリッツェン) 4:12:58
2位 白川幸希(ヴィクトワール広島) +3:29
3位 織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)+4:42
4位 ラルス・ボーヴェン(オランダ、FOODMAKER GRAVELKING)+16:43
5位 松本一成(ハイファイブレーシング/ホンダカーズ群馬)+19:16
6位 平林安里(TEAM SCOTT TERRA SYSTEM)+21:43
女子エリート
1位 許書瑋(台湾、A+ cycling studio)5:36:57.430
2位 片岡幸(轍屋自転車店)+28:53
3位 鵜飼知春(and more)+37:46
男子16-18歳
1位 阿部巧太郎(TEAM轍屋)5:22:16.770
男子19-34歳
1位 松橋拓也( Matchy cycling)4:50:57.060
2位 川勝敦嗣(MiNERVA-asahi)+05:26
3位 ユスフ・キバール(インドネシア、 STRAY.CC)+07:25
男子35-39歳
1位 木下智裕 4:43:31.520
2位 松尾遊(Muscle Bros SCOTT)+27:48
3位 佐野千尋(イナーメ信濃山形)+28:24
男子40-44歳
1位 ユーリ・レヴィンソン(イスラエル、 SERPANTIN)4:41:58.880
2位 ザヴォロスク・アレクサンドルス(ラトヴィア)+08:43
3位 佐川祐太(SNEL)+09:06
男子45-49歳
1位 高岡亮寛(Roppongi Express) 4:42:03.030
2位 ショーン・オブライエン(オーストラリア)+28:48
3位 太田好政( AX cyclocross team)+30:39
男子50-54歳
1位 松本 駿(HIFIVE RACING)2:25:07.900
2位 牧野 崇(COGS)+07:48
3位 桜井 晋吾(SBC DIRTUNION)+09:30
男子55-59歳
1位 佐々木正(SAD)2:41:18.880
2位 権藤秀司(Go&do)+05:19
3位 三本木昭仁(B.B.Racing)+09:38
男子60歳以上
1位 橋本真一(UZU)2:48:25.680
2位 生越康之(MAX SPEED 97)+08:06
3位 豊坂秀樹(TCI)+13:46 
女子 16-18歳
1位 皆木海音3:26:18.100
女子19-34歳
1位 HE PEI CHI (台湾)3:52:38.650
女子35-39歳
1位 原睦(Team CHAINRING)3:11:36.770
女子40-44歳
1位 ユリア・ポレヴァヤ(ロシア)2:47:33.220
女子45-49歳
1位ラングシップ・ブラッドショー(タイ、Bike Zone)4:09:15.330
女子50-54歳
1位田崎綾 3:22:13.760
2位 森知多(SNEL)+31:06
3位カラヤコルン・カセムスリ(タイ)+131:14
女子55-59歳
1位 安田朋子(RX&Co.)3:19:22.330
2位 綾野桂子 +03:16
3位 佐々木恵子+03:19

text&photo:Makoto AYANO
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