MTB世界選手権2日目に開催されたXCCでアドリアン・ボワシ(フランス)とラウラ・スティガー(オーストリア)が男女エリートの世界王者に輝いた。北林力(UNNO FACTORY RACING)はXCC男子エリートで、中仙道侑毅(FUKAYA RACING)はXCO男子ジュニアでフルラップ完走を果たしている。

MTB世界選手権2026 XCO女子ジュニア表彰台 photo:UCI 
MTB世界選手権2026 XCO男子ジュニア表彰台 photo:UCI
イタリア北部トレンティーノ=アルト・アディジェ州のスキーリゾート地、ヴァル・ディ・ソーレで開催中のMTB世界選手権。2日目に開催されたのはエリート男女、そしてU23男女のXCC(クロスカントリーショートトラック)と、男女ジュニアのXCO(クロスカントリーオリンピック)。ジュニア全日本王者の中仙道侑毅(FUKAYA RACING)は男子ジュニアのXCOレースに、XCC+XCOアジア王者の北林力(UNNO FACTORY RACING)は男子エリートのXCCにそれぞれ出場を果たした。
現地時間11:15(日本時間18:15)スタートのXCO男子ジュニアレースは113名でのスタートとなり、独走勝利したコナー・ライト(オーストラリア)から9分57秒遅れの75位で中仙道はフィニッシュ。最後尾から2番目となるフルラップ完走で2週間にわたるイタリア・スイス遠征を締め括った。
「もう少し走れるだろうと自分に期待していただけに、すごく悔しいレースになってしまいました」と、自身のSNSに綴った中仙道。「レース前、これまでにないくらい緊張し、殺気立った空気にのまれてしまっていた感じはありましたが、持っているものは出せたと思います。それでも、世界との差は大きかったです。悔しい気持ちはありますが、逆を返せばまだまだやれることや伸び代は沢山あることがわかりました。今回の遠征で経験したことを今後の自分の生活や競技に活かしていきます。」とも加えている。
XCC(クロスカントリーショートトラック):ボワシとスティガーが新世界チャンピオンに

僅差のスプリントでリチャーズを下したラウラ・スティガー(オーストリア) photo:UCI 
家族と優勝を喜ぶラウラ・スティガー(オーストリア) photo:UCI

エリートで初の世界タイトルを獲得したラウラ・スティガー(オーストリア) photo:UCI
XCCのエリート女子は、終盤まで目まぐるしく展開が変わる大接戦となった。10周中7周目、ジェニー・リスヴェッズ(スウェーデン)が猛烈なペースアップを仕掛けてレースを絞り込み、最終ラップまで主導権を握ったまま先頭を守り続ける。登りでもライバル勢のアタックをブロックしたものの、最終ヘアピンに向けたストレートでイヴィ・リチャーズ(イギリス)が先頭に立った。
元XCO+XCC世界女王であるリチャーズがフィニッシュに向けてスプリントしたものの、最後の最後で急加速したラウラ・スティガー(オーストリア)がハンドルを差し込んで僅かに先着。2017年と2018年にジュニアXCO世界女王となった経験を持つスティガーだが、エリートでの世界タイトルは初。昨年はSDワークス・プロタイムの一員としてロードキャリアも築いた25歳が待望の勝利を射止めている。
今年5月のW杯でのクラッシュによる脳震盪から復活したリチャーズが2位、2021年のXCC世界女王であるシーナ・フレイ(スイス)が3位、リスヴェッズは4位。ディフェンディングチャンピオンであるアレッサンドラ・ケラー(スイス)はチームメイトとの接触が響き、先頭争いに加わることができず6位に終わっている。

スプリントでチャーリー・アルドリッジ(イギリス)を追い抜くアドリアン・ボワシ(フランス) photo:UCI 
普段のチームメイトであるマルティン・ヴィダウレ(チリ)がアドリアン・ボワシ(フランス)の優勝を祝福 photo:UCI

アドリアン・ボワシ(フランス)が初の世界タイトルを獲得 photo:UCI
北林力が出場したXCC男子エリートは、序盤からチャーリー・アルドリッジ(イギリス)と、人数を揃えるフランス勢(アドリアン・ボワシ、ルカ・マルタン、マティス・アザロ)が先頭を固めてハイペース進行。マルティン・ヴィダウレ(チリ)やビョルン・ライリー(アメリカ)らも主導権争いに加わったものの、結局フランス勢+アルドリッジの牙城を崩すには至らなかった。
最終周回となる11周目、猛然とスパートを仕掛けたのはフランス勢に主導権を握らせまいとするアルドリッジだった。持ち前のパワフルな走りで難関セクションのないスピードコースを飛ばしに飛ばしたものの、ボワシとマルタンを引き離すことはできずに最終ストレートへ。1周回に及ぶフルチャージで脚を使い切ったアルドリッジをフィニッシュ直前で交わしたボワシがXCC新チャンピオンに輝いた。
「今日のレースは体力的にもテクニック的にも難しいものじゃなかったので、自分からレースを厳しいものにする必要があると分かっていたよ。レース中ひたすら攻撃していたし、最終周回は2番手でスプリントしようと思っていて、その作戦がうまくはまったんだ」と言うボワシ。レッドブル・ボーラ・ハンスグローエに所属してロードとMTBを兼業する23歳にとっては、5日前のワールドシリーズでマチュー・ファンデルプール(オランダ)を退けた好調を維持してのアルカンシエル獲得となった。
優勝したボワシから1分10秒遅れとなる41位で北林はフルラップ完走。序盤からハイペースが続いた過酷なレース展開の中での完走は評価が高いだろう。

MTB世界選手権2026 XCC女子U23結果表彰台 photo:UCI

MTB世界選手権2026 XCC男子U23表彰台 photo:UCI


イタリア北部トレンティーノ=アルト・アディジェ州のスキーリゾート地、ヴァル・ディ・ソーレで開催中のMTB世界選手権。2日目に開催されたのはエリート男女、そしてU23男女のXCC(クロスカントリーショートトラック)と、男女ジュニアのXCO(クロスカントリーオリンピック)。ジュニア全日本王者の中仙道侑毅(FUKAYA RACING)は男子ジュニアのXCOレースに、XCC+XCOアジア王者の北林力(UNNO FACTORY RACING)は男子エリートのXCCにそれぞれ出場を果たした。
現地時間11:15(日本時間18:15)スタートのXCO男子ジュニアレースは113名でのスタートとなり、独走勝利したコナー・ライト(オーストラリア)から9分57秒遅れの75位で中仙道はフィニッシュ。最後尾から2番目となるフルラップ完走で2週間にわたるイタリア・スイス遠征を締め括った。
「もう少し走れるだろうと自分に期待していただけに、すごく悔しいレースになってしまいました」と、自身のSNSに綴った中仙道。「レース前、これまでにないくらい緊張し、殺気立った空気にのまれてしまっていた感じはありましたが、持っているものは出せたと思います。それでも、世界との差は大きかったです。悔しい気持ちはありますが、逆を返せばまだまだやれることや伸び代は沢山あることがわかりました。今回の遠征で経験したことを今後の自分の生活や競技に活かしていきます。」とも加えている。
XCC(クロスカントリーショートトラック):ボワシとスティガーが新世界チャンピオンに



XCCのエリート女子は、終盤まで目まぐるしく展開が変わる大接戦となった。10周中7周目、ジェニー・リスヴェッズ(スウェーデン)が猛烈なペースアップを仕掛けてレースを絞り込み、最終ラップまで主導権を握ったまま先頭を守り続ける。登りでもライバル勢のアタックをブロックしたものの、最終ヘアピンに向けたストレートでイヴィ・リチャーズ(イギリス)が先頭に立った。
元XCO+XCC世界女王であるリチャーズがフィニッシュに向けてスプリントしたものの、最後の最後で急加速したラウラ・スティガー(オーストリア)がハンドルを差し込んで僅かに先着。2017年と2018年にジュニアXCO世界女王となった経験を持つスティガーだが、エリートでの世界タイトルは初。昨年はSDワークス・プロタイムの一員としてロードキャリアも築いた25歳が待望の勝利を射止めている。
今年5月のW杯でのクラッシュによる脳震盪から復活したリチャーズが2位、2021年のXCC世界女王であるシーナ・フレイ(スイス)が3位、リスヴェッズは4位。ディフェンディングチャンピオンであるアレッサンドラ・ケラー(スイス)はチームメイトとの接触が響き、先頭争いに加わることができず6位に終わっている。



北林力が出場したXCC男子エリートは、序盤からチャーリー・アルドリッジ(イギリス)と、人数を揃えるフランス勢(アドリアン・ボワシ、ルカ・マルタン、マティス・アザロ)が先頭を固めてハイペース進行。マルティン・ヴィダウレ(チリ)やビョルン・ライリー(アメリカ)らも主導権争いに加わったものの、結局フランス勢+アルドリッジの牙城を崩すには至らなかった。
最終周回となる11周目、猛然とスパートを仕掛けたのはフランス勢に主導権を握らせまいとするアルドリッジだった。持ち前のパワフルな走りで難関セクションのないスピードコースを飛ばしに飛ばしたものの、ボワシとマルタンを引き離すことはできずに最終ストレートへ。1周回に及ぶフルチャージで脚を使い切ったアルドリッジをフィニッシュ直前で交わしたボワシがXCC新チャンピオンに輝いた。
「今日のレースは体力的にもテクニック的にも難しいものじゃなかったので、自分からレースを厳しいものにする必要があると分かっていたよ。レース中ひたすら攻撃していたし、最終周回は2番手でスプリントしようと思っていて、その作戦がうまくはまったんだ」と言うボワシ。レッドブル・ボーラ・ハンスグローエに所属してロードとMTBを兼業する23歳にとっては、5日前のワールドシリーズでマチュー・ファンデルプール(オランダ)を退けた好調を維持してのアルカンシエル獲得となった。
優勝したボワシから1分10秒遅れとなる41位で北林はフルラップ完走。序盤からハイペースが続いた過酷なレース展開の中での完走は評価が高いだろう。


MTB世界選手権2026 XCC女子エリート結果
| 1位 | ラウラ・スティガー(オーストリア) | 20:50 |
| 2位 | イヴィ・リチャーズ(イギリス) | |
| 3位 | シーナ・フレイ(スイス) | +0:01 |
| 4位 | ジェニー・リスヴェッズ(スウェーデン) | +0:01 |
| 5位 | ニコル・コラー(スイス) | +0:02 |
MTB世界選手権2026 XCC男子エリート結果
| 1位 | アドリアン・ボワシ(フランス) | 20:32 |
| 2位 | チャーリー・アルドリッジ(イギリス) | +0:00 |
| 3位 | ルカ・マルタン(フランス) | +0:02 |
| 4位 | ビョルン・ライリー(アメリカ) | +0:03 |
| 5位 | トビアス・リレルンド(デンマーク) | +0:03 |
| 41位 | 北林力(UNNO FACTORY RACING) | +1:10 |
MTB世界選手権2026 XCC女子U23結果
| 1位 | モニーク・ハルター(スイス) | 19:55 |
| 2位 | ベサニー=アン・ジャクソン(イギリス) | |
| 3位 | マケナ・ケラーマン(アメリカ) | +0:01 |
MTB世界選手権2026 XCC男子U23結果
| 1位 | ニコラ・ハルター(スイス) | 20:54 |
| 2位 | パウル・シェール(ドイツ) | |
| 3位 | レンス・トゥーニッセン(オランダ) | +0:03 |
MTB世界選手権2026 XCO女子ジュニア結果
| 1位 | アーニャ・グロスマン(スイス) | 57:57 |
| 2位 | バルボラ・ブコフスカ(チェコ) | +0:48 |
| 3位 | アガサ・ヴォーシャン(フランス) | +1:26 |
MTB世界選手権2026 XCO男子ジュニア結果
| 1位 | コナー・ライト(オーストラリア) | 1:00:09 |
| 2位 | マイケル・ヘッテガー(オーストリア) | +1:16 |
| 3位 | マルワン・バロウミ(スイス) | +1:43 |
| 75位 | 中仙道侑毅(FUKAYA RACING) | +9:57 |
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