スーダル・クイックステップは移籍解禁日となった8月1日、ヤスペル・ストゥイヴェン(ベルギー、リドル・トレック)との3年契約を発表した。2021年のミラノ〜サンレモ覇者であるストゥイヴェンは33歳で、2014年のプロデビューから所属した過ごしたチームを離れる。

2021年のミラノ〜サンレモを制したヤスパー・ストゥイヴェン(ベルギー、当時トレック・セガフレード) (c)CorVos
「ウルフパックの一員になれると思うと嬉しい。自転車競技を始めた頃、最初に知ったチームの一つであり、長い時を経てベルギーの中心であるチームに加わることは素晴らしい。これまで得た多くの経験を若い選手に伝え、またリードアウトトレインに活かしたい」と、ストゥイヴェンは抱負を語った。契約は2028年までの3年間だ。
スーダル・クイックステップと同じベルギー出身のストゥイヴェンは、1992年生まれの33歳。2014年にトレックファクトリーレーシング(現リドル・トレック)でプロデビューして以降、クラシックレーサーとしてチームを牽引。2020年にオムロープ・ヘットニュースブラットで優勝すると、翌年のミラノ〜サンレモでは虚を突くアタックを成功させ、追走集団を振り切り勝利。念願のモニュメント制覇を達成した。

スーダルと3年契約を結んだヤスパー・ストゥイヴェン(ベルギー) (c)CorVos
「これまでモニュメントやいくつかの石畳クラシックで勝利してきたが、いまなお目標としているレースがある。それはパリ〜ルーベと、ツール・ド・フランスでのステージ優勝だ」と新天地での目標を語ったストゥイヴェン。「何度も戦ったイヴ(ランパールト)と同じチームで走るのが楽しみだし、ルイス(フェルヴァーケ)とはネオプロ時代にイタリアやスペインで一緒の家で過ごした仲。またベルト(ファンレルベルへ)は同世代の顔見知り。この移籍とキャリアの新章を迎えるにあたってワクワクしているよ」と、期待を口にした。
ハンガリー王者ヴァルテルはバーレーンへ移籍

アッティラ・ヴァルテル(ハンガリー) photo:CorVos
時を同じく、バーレーン・ヴィクトリアスもエース候補である新戦力の獲得を発表した。それはヴィスマ・リースアバイクに所属する27歳のアッティラ・ヴァルテル(ハンガリー)。CCCの下部チームから2020年にプロデビューし、グルパマFDJに移籍した2021年はジロ・デ・イタリアでマリアローザを着用。2023年からヴィスマで走っていた。
選手層の厚いヴィスマではエースを任されるレースは少なく、チームが総合トップ3を独占したブエルタ・ア・エスパーニャなどをはじめ、山岳アシストに徹することが多かった。しかしバーレーンのディレクターであるミラン・エルゼン氏は「アッティラには山岳ステージで総合エースを支えるだけでなく、自らの結果を狙う自由も与えられる。チームにとって極めて重要な存在になるだろう」とコメントした。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos

「ウルフパックの一員になれると思うと嬉しい。自転車競技を始めた頃、最初に知ったチームの一つであり、長い時を経てベルギーの中心であるチームに加わることは素晴らしい。これまで得た多くの経験を若い選手に伝え、またリードアウトトレインに活かしたい」と、ストゥイヴェンは抱負を語った。契約は2028年までの3年間だ。
スーダル・クイックステップと同じベルギー出身のストゥイヴェンは、1992年生まれの33歳。2014年にトレックファクトリーレーシング(現リドル・トレック)でプロデビューして以降、クラシックレーサーとしてチームを牽引。2020年にオムロープ・ヘットニュースブラットで優勝すると、翌年のミラノ〜サンレモでは虚を突くアタックを成功させ、追走集団を振り切り勝利。念願のモニュメント制覇を達成した。

「これまでモニュメントやいくつかの石畳クラシックで勝利してきたが、いまなお目標としているレースがある。それはパリ〜ルーベと、ツール・ド・フランスでのステージ優勝だ」と新天地での目標を語ったストゥイヴェン。「何度も戦ったイヴ(ランパールト)と同じチームで走るのが楽しみだし、ルイス(フェルヴァーケ)とはネオプロ時代にイタリアやスペインで一緒の家で過ごした仲。またベルト(ファンレルベルへ)は同世代の顔見知り。この移籍とキャリアの新章を迎えるにあたってワクワクしているよ」と、期待を口にした。
ハンガリー王者ヴァルテルはバーレーンへ移籍

時を同じく、バーレーン・ヴィクトリアスもエース候補である新戦力の獲得を発表した。それはヴィスマ・リースアバイクに所属する27歳のアッティラ・ヴァルテル(ハンガリー)。CCCの下部チームから2020年にプロデビューし、グルパマFDJに移籍した2021年はジロ・デ・イタリアでマリアローザを着用。2023年からヴィスマで走っていた。
選手層の厚いヴィスマではエースを任されるレースは少なく、チームが総合トップ3を独占したブエルタ・ア・エスパーニャなどをはじめ、山岳アシストに徹することが多かった。しかしバーレーンのディレクターであるミラン・エルゼン氏は「アッティラには山岳ステージで総合エースを支えるだけでなく、自らの結果を狙う自由も与えられる。チームにとって極めて重要な存在になるだろう」とコメントした。
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