リドル・トレックが終盤の展開を制圧し、ジョナタン・ミラン(イタリア)によるチーム6連覇につなげた宇都宮ジャパンカップクリテリウム。トップ3や日本人最高位の岡、レースを盛り上げたシーアンやベルナールの言葉を紹介する。
優勝 ジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)

圧倒的なスプリントで快勝したジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック) photo:Kei Tsuji
距離は短くも高強度なレースだった。完璧なチームワークから、シーズンのラストレースで勝利できて本当に嬉しい。大観衆の前で勝てて良かった。
短距離レースの中でもアタックが繰り返される展開で、平均時速も50km/hを超える、かなり速いレースとなった。とてもタフなレースで、特に最終ラップはきつかったよ。だけどこういった展開を予想していたし、強い仲間がいたからね。

チームの連勝記録を6に伸ばしたジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック) photo:Makoto AYANO
多くの観客の前で走るレースだと聞いていたが、ここまでとは思っていなかった。声援が力になった。
明日のロードレースはとても美しいコースだが、僕が勝つには厳しすぎるレイアウトだ。
2位 ミカ・ヘミング(ドイツ、チューダープロサイクリング)

2位に入ったミカ・ヘミング(ドイツ、チューダープロサイクリング) photo:Makoto AYANO
ジョナタン・ミランを相手に2位はとても嬉しい結果。今回は日本を楽しむために来た。とても楽しいレースだった。
3位 フラット・ファンメヘレン(ベルギー、バーレーン・ヴィクトリアス)

フラット・ファンメヘレン(ベルギー、バーレーン・ヴィクトリアス) photo:Makoto AYANO
とても疲れた。ハードなレースでいまだに息が上がっている。もちろん厳しい展開に持ち込まれるだろうとは思っていたが、集団のレベルの高さに驚かされた。平均時速が示す通り、ずっと全力を出し続けていた。皆と同じようにずっと苦しかった。シーズン終盤のレースでここまでみんなのモチベーションが高いとは、予想外だったよ。
日本人最高位(7位)岡篤志(Astemo 宇都宮ブリッツェン)

日本人最高位の7位に食い込んだ岡篤志(Astemo 宇都宮ブリッツェン) photo:Makoto AYANO
序盤から速い展開だったのですが、途中からリドル・トレックがまとめて、レースが一度落ち着きました。それでもスピードは速く、終始余裕を持って走ることはできませんでした。そのため最後は力負けしてしまった、というのが感想です。
スプリント賞(4周目、8周目) ライリー・シーアン(アメリカ、イスラエル・プレミアテック)

単騎逃げを試みるライリー・シーアン(アメリカ、イスラエル・プレミアテック) photo:Makoto AYANO
チームの作戦は「とにかく攻める」ということ。スプリント賞が取れればいいなという思いで飛び出した。また僕らにはクレッチーという良いスプリンターがいるので、僕は明日の本戦に向け、脚に刺激を入れたかった。
コンディションは良いし、明日はチームのエースを担う予定。サイモン・クラークとクリスツ・ニーランズが僕のアシストをしてくれるんだ。激しい展開から抜け出し、小集団の中で争うのは得意なのでモチベーションは高いよ。
集団をコントロールし、エースを勝利へと導いたジュリアン・ベルナール(フランス、リドル・トレック)

アタックを許さず、逃さず。リドル・トレックが徹底コントロールを披露した photo:Makoto AYANO
何も失うものがないので積極的に展開をコントロールする作戦だった。残り2周回から主導権を握ることができ、マティアス(ヴァチェク)とジョナタン(ミラン)のために良い位置取りができた。その2名がフレッシュな状態でスプリントに臨むことができれば、きっと良い結果が得られると思い、作戦を実行した。
僕自身はブエルタ・ア・エスパーニャからの連戦で疲れているが、明日は特定の誰かがエースというわけではない。レースでの調子次第だよ。
text:Sotaro.Arakawa
photo:Makoto AYANO, Kei Tsuji
優勝 ジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)

距離は短くも高強度なレースだった。完璧なチームワークから、シーズンのラストレースで勝利できて本当に嬉しい。大観衆の前で勝てて良かった。
短距離レースの中でもアタックが繰り返される展開で、平均時速も50km/hを超える、かなり速いレースとなった。とてもタフなレースで、特に最終ラップはきつかったよ。だけどこういった展開を予想していたし、強い仲間がいたからね。

多くの観客の前で走るレースだと聞いていたが、ここまでとは思っていなかった。声援が力になった。
明日のロードレースはとても美しいコースだが、僕が勝つには厳しすぎるレイアウトだ。
2位 ミカ・ヘミング(ドイツ、チューダープロサイクリング)

ジョナタン・ミランを相手に2位はとても嬉しい結果。今回は日本を楽しむために来た。とても楽しいレースだった。
3位 フラット・ファンメヘレン(ベルギー、バーレーン・ヴィクトリアス)

とても疲れた。ハードなレースでいまだに息が上がっている。もちろん厳しい展開に持ち込まれるだろうとは思っていたが、集団のレベルの高さに驚かされた。平均時速が示す通り、ずっと全力を出し続けていた。皆と同じようにずっと苦しかった。シーズン終盤のレースでここまでみんなのモチベーションが高いとは、予想外だったよ。
日本人最高位(7位)岡篤志(Astemo 宇都宮ブリッツェン)

序盤から速い展開だったのですが、途中からリドル・トレックがまとめて、レースが一度落ち着きました。それでもスピードは速く、終始余裕を持って走ることはできませんでした。そのため最後は力負けしてしまった、というのが感想です。
スプリント賞(4周目、8周目) ライリー・シーアン(アメリカ、イスラエル・プレミアテック)

チームの作戦は「とにかく攻める」ということ。スプリント賞が取れればいいなという思いで飛び出した。また僕らにはクレッチーという良いスプリンターがいるので、僕は明日の本戦に向け、脚に刺激を入れたかった。
コンディションは良いし、明日はチームのエースを担う予定。サイモン・クラークとクリスツ・ニーランズが僕のアシストをしてくれるんだ。激しい展開から抜け出し、小集団の中で争うのは得意なのでモチベーションは高いよ。
集団をコントロールし、エースを勝利へと導いたジュリアン・ベルナール(フランス、リドル・トレック)

何も失うものがないので積極的に展開をコントロールする作戦だった。残り2周回から主導権を握ることができ、マティアス(ヴァチェク)とジョナタン(ミラン)のために良い位置取りができた。その2名がフレッシュな状態でスプリントに臨むことができれば、きっと良い結果が得られると思い、作戦を実行した。
僕自身はブエルタ・ア・エスパーニャからの連戦で疲れているが、明日は特定の誰かがエースというわけではない。レースでの調子次第だよ。
text:Sotaro.Arakawa
photo:Makoto AYANO, Kei Tsuji
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