UCIトラック世界選手権最終日の男子エリミネーションで、エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア)が自身3度目の優勝。引退レースで16年の現役生活に花を添えた。

男子エリミネーションで優勝したエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア) photo:UCI
佐藤水菜が女子ケイリンで大会連覇を達成したUCIトラック世界選手権の最終5日目。男子エリートのエリミネーションには、アジアチャンピオンの橋本英也やヴィヴィアーニ、ディフェンディングチャンピオンのトビアス・ハンセン(デンマーク)ら24名が出場した。
2周ごとに最後尾の選手が脱落する種目で、橋本は24位に沈む。ハンセンも途中で姿を消し、金メダルを懸けた一騎打ちはヴィヴィアーニとキャンベル・スチュワート(ニュージーランド)に絞られた。そして27歳のスチュワートに対し、経験で勝るヴィヴィアーニが鋭いスプリントで先着した。
今年10月に引退を表明し、10月15日に行われた地元ヴェネトでのジロ・デル・ヴェネト(UCI 1.Pro)でロードを退いたヴィヴィアーニ。現役最後のレースとなったエリミネーションで、2021年、22年に続く3度目のアルカンシエルを手にした。

チリの観客から大声援を受けるエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア) photo:UCI

自身3度目となるアルカンシエルに袖を通したエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア) photo:UCI
「これ以上良いキャリアの終わり方は思いつかない。良い結果を得られると思っていたからこそ、トラック世界選手権での引退を決めた。キャリアを通して得てきた結果に満足するとともに、チリで迎えた心に残る最後の舞台に感謝している。トラック競技を始めた頃は1人だったけれど、今では若い世代の選手たちが台頭し、その才能を発揮している。これからは彼らが、トラックでイタリアの旗を掲げ続けていく番だ」と語り、現役を締めくくった。

佐藤水菜が女子ケイリンで大会連覇を達成したUCIトラック世界選手権の最終5日目。男子エリートのエリミネーションには、アジアチャンピオンの橋本英也やヴィヴィアーニ、ディフェンディングチャンピオンのトビアス・ハンセン(デンマーク)ら24名が出場した。
2周ごとに最後尾の選手が脱落する種目で、橋本は24位に沈む。ハンセンも途中で姿を消し、金メダルを懸けた一騎打ちはヴィヴィアーニとキャンベル・スチュワート(ニュージーランド)に絞られた。そして27歳のスチュワートに対し、経験で勝るヴィヴィアーニが鋭いスプリントで先着した。
今年10月に引退を表明し、10月15日に行われた地元ヴェネトでのジロ・デル・ヴェネト(UCI 1.Pro)でロードを退いたヴィヴィアーニ。現役最後のレースとなったエリミネーションで、2021年、22年に続く3度目のアルカンシエルを手にした。


「これ以上良いキャリアの終わり方は思いつかない。良い結果を得られると思っていたからこそ、トラック世界選手権での引退を決めた。キャリアを通して得てきた結果に満足するとともに、チリで迎えた心に残る最後の舞台に感謝している。トラック競技を始めた頃は1人だったけれど、今では若い世代の選手たちが台頭し、その才能を発揮している。これからは彼らが、トラックでイタリアの旗を掲げ続けていく番だ」と語り、現役を締めくくった。
トラック世界選手権2025 男子エリミネーション結果
| 1位 | エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、ロット) |
| 2位 | キャンベル・スチュワート(ニュージーランド) |
| 3位 | ヨーリ・ハフィク(オランダ) |
| 24位 | 橋本英也 |
text:Sotaro.Arakawa
photo:UCI
photo:UCI
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