8日間に及ぶツアー・オブ・ジャパンを制したマッテオ・ファッブロ(イタリア、ソリューションテックNIPPOラーリ)のバイクを紹介。国内未導入のチャンピオンバイクにフォーカスを当てます。



マッテオ・ファッブロ(イタリア、ソリューションテックNIPPOラーリ)のバイク。最終日にはリーダージャージのグリーンでカラーコーディネイト photo:So Isobe

第28回ツアー・オブ・ジャパン総合優勝に輝いたマッテオ・ファッブロ(イタリア、ソリューションテックNIPPOラーリ)は、2018年にカチューシャ・アルペシンシンでプロデビューを飾り、ボーラ・ハンスグローエ(2020-2023年)やポルティ・コメタ(2024年)を経て2025年途中から現チームに合流した31歳だ。

初出場のツアー・オブ・ジャパンでは第3ステージの大鹿村チームタイムトライアルで優勝、翌日の信州飯田ステージでは終盤の逃げに乗って2位、そして翌日の富士山では狙い澄ましたチーム攻撃でステージ優勝を挙げるとともに総合首位に浮上。アシスト役を担ったカミル・ボヌー(ベルギー、昨年までアンテルマルシェ・ワンティ)とともに総合ワンツー優勝を挙げ、唯一のUCIプロチームとしての総合力を十二分に見せつけた。

サドルはセライタリアのSLR CARBON 3D。ホワイトロゴは供給専用カラー photo:So Isobe
ハンドルはKREUZA Apex。ハンドル幅380mm/ステム長110mm photo:So Isobe


コンポはシマノDURA-ACE。チェーンはオーロラカラーが目立つKMCのX12 photo:So Isobe

ホイールのデカールとヘルメットはリーダージャージのグリーンに photo:So Isobe
ボトルとケージはエリート。ライトブルーのVICO CARBONで揃えていた photo:So Isobe



そんなファッブロや、新城幸也をはじめとするソリューションテックNIPPOラーリの選手たちが駆るのは、チームの第3ネームスポンサー、そしてテクニカルパートナーとして組むラテンアメリカのRali(ラーリ)社が共同開発で作り上げたモデル。空力と軽量性を両立しつつ、トレカT1100やM40カーボンを使用したフレームで、スポンサーを務めるスペインナショナルチームの選手にも供給されているようだ。

爽やかなホワイトxシルバーのフレームに組み合わせるのはシマノDURA-ACEで、チェーンはオーロラカラーが目立つKMCのX12。チェーンリングは基本的に供給専用品の56-44Tで高速レースに対応させつつ、あざみラインを登る富士山ステージではインナーリングを36Tに換えて対応していたという。

最終ステージではヘルメットとホイールをリーダージャージのグリーンに合わせた photo:Satoru Kato

ゼッケン11は新城幸也のバイク photo:So Isobe

新城幸也のサドルはSLR CARBON。130mmx242mmのS3モデルだが、表皮が市販品とは異なるようだ photo:So Isobe
チェーンリングは56-44Tが基本。富士山ステージではインナーを36Tに変更したという photo:So Isobe



ホイールはエリートホイール社のカーボンスポークモデル「Drive 50D II」で、タイヤはシュワルベのPRO ONE。ハンドルバーはホイールと同じエリートホイール製のKREUZA Apex。身長167cmのファッブロはハンドル幅380mm/ステム長110mmをチョイスしていた。高く突き出たシートポストに取り付けるサドルはセライタリアのSLR CARBON 3D。販売品はブラックロゴだが、チームの選手たちが使うプロ供給品はホワイトロゴに変更されていることがポイントだ。

ファッブロのバイクは、最終東京ステージにホイールを(カブト製のヘルメットも)リーダージャージのグリーンに合わせてデカールでカラーコーディネイト。チームNIPPOとしては2013年のフォルトゥナート・バリアーニ以来13年ぶりとなるツアー・オブ・ジャパン総合優勝を彩った。

text&photo:So Isobe