登りフィニッシュとなったアークティック・レース・オブ・ノルウェー4日目に、セドリックバッケ・クリストファーセン(ノルウェー、ユニベット・ローズ・ロケッツ)が母国でプロ初勝利を挙げた。区間3位だったギリェルモ・シルバ(ウルグアイ、XDSアスタナ)が総合優勝を決めている。

前日勝者で総合リーダージャージを着るギリェルモ・シルバ(ウルグアイ、XDSアスタナ) photo:A.S.O.
全4日間に及んだアークティック・レース・オブ・ノルウェー(UCI.Pro)は、8月16日に最終日を迎えた。舞台となったのは190.5kmの平坦路で、ナルヴィクのフィニッシュ地点までは距離3.9km、平均勾配6.2%の最終登坂が設定されている。そのため、総合順位が動く可能性もあると見られた。
クイーンステージとなった前日を勝利し、総合首位に浮上したギリェルモ・シルバ(ウルグアイ、XDSアスタナ)を先頭にレースはスタート。総合2位レナルト・ファンイートヴェルト(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ)とは10秒差という僅差の戦いは、逃げ集団の形成まで時間がかかった。そしてようやくヘンリック・ピーダスン(デンマーク、ウノエックス・モビリティ)とチームメイトのオドネ・ホルテル(ノルウェー)、そして同じデンマーク出身のアナス・フォレーヤ(ジェイコ・アルウラー)による3名が逃げを打った。

逃げたヘンリック・ピーダスン(デンマーク、ウノエックス・モビリティ)ら3名 photo:A.S.O.
近年自転車界を席巻する北欧勢の勢いを象徴するような、ノルウェー人とデンマーク人によるエスケープ。一時、メイン集団との差は3分まで広がったものの、終盤に入るとプロトンはスピードを上げ、残り5kmでその差は25秒まで縮まる。そして前日の最終山岳で目覚ましい高速牽引を披露したトマ・ガシニャール(フランス、トタルエネルジー)がプロトンからアタックし、逃げ集団に合流した。
その後ガシニャールはピーダスンと共に抜け出し、残り2km地点で先頭に立つ。総合争いに無関係なガシニャールを追う動きはすぐには起こらず、残り1km地点からようやくセドリックバッケ・クリストファーセン(ノルウェー、ユニベット・ローズ・ロケッツ)がプロトンを飛び出し、残り600mでガシニャールをキャッチ。そのまま入れ替わるように先頭へ躍り出た。
そして同じく総合争いに関係のないクリストファーセンを引き戻す動きは生まれず、母国ノルウェーでプロ初勝利を手に入れた。

残り600mでのアタックを成功させたセドリックバッケ・クリストファーセン(ノルウェー、ユニベット・ローズ・ロケッツ) photo:A.S.O.

プロ初勝利を喜ぶセドリックバッケ・クリストファーセン(ノルウェー、ユニベット・ローズ・ロケッツ) photo:A.S.O.
2024年にプロチームに昇格したユニベット・ローズ・ロケッツでプロデビューしたクリストファーセンは、2001年生まれの24歳。「プロ初勝利を挙げることをずっと願っていた。それを母国で実現できたなんて本当に信じられない。(アタックは)作戦と直感の両方だった。集団のペースが落ちたところで仕掛けたんだ。あそこが行くには一番いいタイミングだと感じた。あとはフィニッシュまで全力で踏み続けるだけだった」と、念願の勝利を振り返った。
3秒遅れでやってきた集団はルドヴィコ・クレショーリ(イタリア、ポルティ・ヴィジットマルタ)が先着し、区間3位にはパンクと落車を乗り越えたシルバが入った。これで総合首位を守り、総合優勝を決めた。

総合優勝を決めたギリェルモ・シルバ(ウルグアイ、XDSアスタナ) photo:A.S.O.

全4日間に及んだアークティック・レース・オブ・ノルウェー(UCI.Pro)は、8月16日に最終日を迎えた。舞台となったのは190.5kmの平坦路で、ナルヴィクのフィニッシュ地点までは距離3.9km、平均勾配6.2%の最終登坂が設定されている。そのため、総合順位が動く可能性もあると見られた。
クイーンステージとなった前日を勝利し、総合首位に浮上したギリェルモ・シルバ(ウルグアイ、XDSアスタナ)を先頭にレースはスタート。総合2位レナルト・ファンイートヴェルト(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ)とは10秒差という僅差の戦いは、逃げ集団の形成まで時間がかかった。そしてようやくヘンリック・ピーダスン(デンマーク、ウノエックス・モビリティ)とチームメイトのオドネ・ホルテル(ノルウェー)、そして同じデンマーク出身のアナス・フォレーヤ(ジェイコ・アルウラー)による3名が逃げを打った。

近年自転車界を席巻する北欧勢の勢いを象徴するような、ノルウェー人とデンマーク人によるエスケープ。一時、メイン集団との差は3分まで広がったものの、終盤に入るとプロトンはスピードを上げ、残り5kmでその差は25秒まで縮まる。そして前日の最終山岳で目覚ましい高速牽引を披露したトマ・ガシニャール(フランス、トタルエネルジー)がプロトンからアタックし、逃げ集団に合流した。
その後ガシニャールはピーダスンと共に抜け出し、残り2km地点で先頭に立つ。総合争いに無関係なガシニャールを追う動きはすぐには起こらず、残り1km地点からようやくセドリックバッケ・クリストファーセン(ノルウェー、ユニベット・ローズ・ロケッツ)がプロトンを飛び出し、残り600mでガシニャールをキャッチ。そのまま入れ替わるように先頭へ躍り出た。
そして同じく総合争いに関係のないクリストファーセンを引き戻す動きは生まれず、母国ノルウェーでプロ初勝利を手に入れた。


2024年にプロチームに昇格したユニベット・ローズ・ロケッツでプロデビューしたクリストファーセンは、2001年生まれの24歳。「プロ初勝利を挙げることをずっと願っていた。それを母国で実現できたなんて本当に信じられない。(アタックは)作戦と直感の両方だった。集団のペースが落ちたところで仕掛けたんだ。あそこが行くには一番いいタイミングだと感じた。あとはフィニッシュまで全力で踏み続けるだけだった」と、念願の勝利を振り返った。
3秒遅れでやってきた集団はルドヴィコ・クレショーリ(イタリア、ポルティ・ヴィジットマルタ)が先着し、区間3位にはパンクと落車を乗り越えたシルバが入った。これで総合首位を守り、総合優勝を決めた。

アークティックレース・オブ・ノルウェー2026第4ステージ結果
| 1位 | セドリックバッケ・クリストファーセン(ノルウェー、ユニベット・ローズ・ロケッツ) | 4:03:06 |
| 2位 | ルドヴィコ・クレショーリ(イタリア、ポルティ・ヴィジットマルタ) | +0:03 |
| 3位 | ギリェルモ・シルバ(ウルグアイ、XDSアスタナ) | |
| 4位 | レナルト・ファンイートヴェルト(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ) | |
| 5位 | アレッサンドロ・ピナレロ(イタリア、NSNサイクリングチーム) | |
| 6位 | ジョリス・デルボヴ(フランス、トタルエネルジー) | |
| 7位 | ゴツォン・マルティン(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ) | |
| 8位 | トマ・ボネ(フランス、トタルエネルジー) | |
| 9位 | ヨハネス・クルセット(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | |
| 10位 | ワウト・プールス(オランダ、ユニベット・ローズ・ロケッツ) |
個人総合成績
| 1位 | ギリェルモ・シルバ(ウルグアイ、XDSアスタナ) | 15:34:12 |
| 2位 | レナルト・ファンイートヴェルト(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ) | +0:14 |
| 3位 | アレッサンドロ・ピナレロ(イタリア、NSNサイクリングチーム) | +0:25 |
| 4位 | フェリックス・エンゲルハート(ドイツ、ジェイコ・アルウラー) | +0:35 |
| 5位 | セバスチャン・バーウィック(オーストラリア、カハルラル・セグロスRGA) | +0:36 |
| 6位 | トマ・ボネ(フランス、トタルエネルジー) | +0:39 |
| 7位 | ワウト・プールス(オランダ、ユニベット・ローズ・ロケッツ) | +0:40 |
| 8位 | セドリックバッケ・クリストファーセン(ノルウェー、ユニベット・ローズ・ロケッツ) | +0:42 |
| 9位 | ジョリス・デルボヴ(フランス、トタルエネルジー) | +0:44 |
| 10位 | ヨハネス・クルセット(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | +0:55 |
その他の特別賞
| ポイント賞 | ジョヴァンニ・ロナルディ(イタリア、ポルティ・ヴィジットマルタ) |
| 山岳賞 | モルテン・バクソース(ノルウェー、ラッキースポーツ・プロサイクリング) |
| ヤングライダー賞 | ギリェルモ・シルバ(ウルグアイ、XDSアスタナ) |
| チーム総合成績 | ユニベット・ローズ・ロケッツ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:A.S.O.
photo:A.S.O.
Amazon.co.jp