シクロクロス3大シリーズのひとつ、X2Oトロフェーが11月1日、「コッペンベルグクロス」で開幕。男子はベルギー王者のティボー・ネイス(ベルギー)が、女子は世界王者のルシンダ・ブラント(オランダ)が勝利してシリーズリーダーとなった。
タイム合計で争うX2Oトロフェー

名物の石畳急勾配を駆け上がる「コッペンベルグクロス」 photo:X2O
X2Oバトカーメルス・トロフェーはベルギー国内で開催される全8戦のシリーズ戦だ。最大の特徴は総合成績をポイントではなく各レースのタイム差の合計で決めること。1秒の差がそのまま総合争いに響くため、勝敗が決したあとも選手たちはフィニッシュラインまで気を抜けない。今季はコッペンベルグクロスで幕を開け、年末年始の過密スケジュールを経てから2月7日のリール、14日のブリュッセルで最終戦を迎える。
開幕戦の舞台となるコッペンベルグは、春の石畳クラシックでもおなじみの石畳急坂だ。1988年から続くこのレースでは毎周回この激坂を駆け上がり、過酷さはシーズンを通しても随一。歴代最多はスヴェン・ネイスの9勝。勝者には石畳トロフィーが贈られることでも知られている。
女子:ブラントが中盤から独走、コッペンベルグ連覇

圧倒的な力を披露したルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・フェルゼケリンゲン・ヘットプーツビュロー・ライオンズ) photo:X2O
女子レースのホールショットを奪ったのはエレーヌ・クラウツェル(フランス、777TVCXチーム)。その後ろにルクセンブルク王者のマリー・シュライバー(SDワークス・プロタイム)、イタリア王者のサラ・カサソラ(クレラン・コレンドン)、そしてルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・フェルゼケリンゲン・ヘットプーツビュロー・ライオンズ)とチャンピオンジャージが続いた。
ブラントは序盤こそ様子を伺っていたものの、3周目を終えたところで一気にペースを上げる。まずクラウツェルが、続いてシュライバーが遅れ、ついていけたのはカサソラだけ。そのカサソラも後半には引き離され、ブラントが独走で2年連続のコッペンベルグ制覇を果たした。2位はカサソラ、3位はシュライバー。クラウツェルが4位を守り、アマンディーヌ・フークネ(フランス、パウェルスサウゼン・アルテスインダストリーバウ)、デニセ・ベッツェマ(オランダ)、セイリン・アルバラード(オランダ、フェニックス・プレミアテック)が続いた。

X2Oバトカーメルス・トロフェー2026-2027第1戦 女子エリート表彰台 photo:X2O
勝利が決まったあともフィニッシュまでペースを緩めず、シリーズランキングを意識した走りを続けたブラント。「シーズン終盤には1秒が総合成績の勝負を分けるかもしれない。差を広げられるなら広げるべき。そのぶんきつくはなるけれど、最後まで踏み続けないといけない」とブラントは振り返っている。
男子:ミスを重ねながらもネイスが逆転勝利
男子レースではヴィクトール・ファンデプッテ(ベルギー、シャルル・リエジョアCXチーム)がホールショットを決め、1周目から快調に飛ばしてリードを広げた。CXシーズンインとなったティボー・ネイス(ベルギー、バロワーズ・フェルゼケリンゲン・ヘットプーツビュロー・ライオンズ)も集団からすぐに前に出てきたがファンデプッテと絡んで転倒。このアクシデントによって追い上げを強いられることになった。

最後のコッペンベルグで勝負を決めたティボー・ネイス(ベルギー、バロワーズ・フェルゼケリンゲン・ヘットプーツビュロー・ライオンズ) photo:X2O
この隙に動いたのがパウェルスサウゼン勢だった。スーパープレスティージュ開幕戦を制したマイケル・ファントーレンハウト(ベルギー)が揺さぶりをかけ、チームメイトのヘルベン・カイペルス(ベルギー)だけが数秒差で食らいついた。
ネイスは2番手のカイペルスまで追いついたものの、ここで再びミスを犯して後退。それでも諦めずに追走を続け、最終周回に入るコッペンベルグの登りで先頭のファントーレンハウトに合流。ファントーレンハウトはテクニカル区間で先行したものの、最後のコッペンベルグで加速したネイスについていけずに勝負あり。ベルギー王者が2023年、2025年に続く3度目のコッペンベルグ制覇を遂げている。

X2Oバトカーメルス・トロフェー2026-2027第1戦 男子エリート表彰台 photo:X2O
また、男子U23レースではロードでも飛躍している20歳のオーバン・スパルフェル(フランス、デカトロンCMA CGM)が勝利を挙げている。
タイム合計で争うX2Oトロフェー

X2Oバトカーメルス・トロフェーはベルギー国内で開催される全8戦のシリーズ戦だ。最大の特徴は総合成績をポイントではなく各レースのタイム差の合計で決めること。1秒の差がそのまま総合争いに響くため、勝敗が決したあとも選手たちはフィニッシュラインまで気を抜けない。今季はコッペンベルグクロスで幕を開け、年末年始の過密スケジュールを経てから2月7日のリール、14日のブリュッセルで最終戦を迎える。
開幕戦の舞台となるコッペンベルグは、春の石畳クラシックでもおなじみの石畳急坂だ。1988年から続くこのレースでは毎周回この激坂を駆け上がり、過酷さはシーズンを通しても随一。歴代最多はスヴェン・ネイスの9勝。勝者には石畳トロフィーが贈られることでも知られている。
女子:ブラントが中盤から独走、コッペンベルグ連覇

女子レースのホールショットを奪ったのはエレーヌ・クラウツェル(フランス、777TVCXチーム)。その後ろにルクセンブルク王者のマリー・シュライバー(SDワークス・プロタイム)、イタリア王者のサラ・カサソラ(クレラン・コレンドン)、そしてルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・フェルゼケリンゲン・ヘットプーツビュロー・ライオンズ)とチャンピオンジャージが続いた。
ブラントは序盤こそ様子を伺っていたものの、3周目を終えたところで一気にペースを上げる。まずクラウツェルが、続いてシュライバーが遅れ、ついていけたのはカサソラだけ。そのカサソラも後半には引き離され、ブラントが独走で2年連続のコッペンベルグ制覇を果たした。2位はカサソラ、3位はシュライバー。クラウツェルが4位を守り、アマンディーヌ・フークネ(フランス、パウェルスサウゼン・アルテスインダストリーバウ)、デニセ・ベッツェマ(オランダ)、セイリン・アルバラード(オランダ、フェニックス・プレミアテック)が続いた。

勝利が決まったあともフィニッシュまでペースを緩めず、シリーズランキングを意識した走りを続けたブラント。「シーズン終盤には1秒が総合成績の勝負を分けるかもしれない。差を広げられるなら広げるべき。そのぶんきつくはなるけれど、最後まで踏み続けないといけない」とブラントは振り返っている。
男子:ミスを重ねながらもネイスが逆転勝利
男子レースではヴィクトール・ファンデプッテ(ベルギー、シャルル・リエジョアCXチーム)がホールショットを決め、1周目から快調に飛ばしてリードを広げた。CXシーズンインとなったティボー・ネイス(ベルギー、バロワーズ・フェルゼケリンゲン・ヘットプーツビュロー・ライオンズ)も集団からすぐに前に出てきたがファンデプッテと絡んで転倒。このアクシデントによって追い上げを強いられることになった。

この隙に動いたのがパウェルスサウゼン勢だった。スーパープレスティージュ開幕戦を制したマイケル・ファントーレンハウト(ベルギー)が揺さぶりをかけ、チームメイトのヘルベン・カイペルス(ベルギー)だけが数秒差で食らいついた。
ネイスは2番手のカイペルスまで追いついたものの、ここで再びミスを犯して後退。それでも諦めずに追走を続け、最終周回に入るコッペンベルグの登りで先頭のファントーレンハウトに合流。ファントーレンハウトはテクニカル区間で先行したものの、最後のコッペンベルグで加速したネイスについていけずに勝負あり。ベルギー王者が2023年、2025年に続く3度目のコッペンベルグ制覇を遂げている。

また、男子U23レースではロードでも飛躍している20歳のオーバン・スパルフェル(フランス、デカトロンCMA CGM)が勝利を挙げている。
X2Oバトカーメルス・トロフェー2026-2027第1戦 女子エリート結果
| 1位 | ルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・フェルゼケリンゲン・ヘットプーツビュロー・ライオンズ) | 53:29 |
| 2位 | サラ・カサソラ(イタリア、クレラン・コレンドン) | +0:53 |
| 3位 | マリー・シュライバー(ルクセンブルク、SDワークス・プロタイム) | +1:22 |
| 4位 | エレーヌ・クラウツェル(フランス、777TVCXチーム) | +1:44 |
| 5位 | アマンディーヌ・フークネ(フランス、パウェルスサウゼン・アルテスインダストリーバウ) | +2:02 |
| 6位 | デニセ・ベッツェマ(オランダ、デコーステル・ボウクラーネン) | +2:06 |
| 7位 | セイリン・アルバラード(オランダ、フェニックス・プレミアテック) | +2:18 |
| 8位 | フェム・ファンエンペル(オランダ、スペシャライズド、TMRW) | +2:43 |
| 9位 | クリスティナ・ゼマノヴァ(チェコ、クレラン・コレンドン) | +3:21 |
| 10位 | インゲ・ファンデルヘイデン(オランダ、クレラン・コレンドン) | +3:27 |
X2Oバトカーメルス・トロフェー2026-2027第1戦 男子エリート結果
| 1位 | ティボー・ネイス(ベルギー、バロワーズ・フェルゼケリンゲン・ヘットプーツビュロー・ライオンズ) | 1:01:31 |
| 2位 | マイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルスサウゼン・アルテスインダストリーバウ) | +0:07 |
| 3位 | ヘルベン・カイペルス(ベルギー、パウェルスサウゼン・アルテスインダストリーバウ) | +0:42 |
| 4位 | ピム・ロンハール(オランダ、バロワーズ・フェルゼケリンゲン・ヘットプーツビュロー・ライオンズ) | +0:57 |
| 5位 | キャメロン・メイソン(イギリス、777TVCXチーム) | +1:01 |
| 6位 | ヤルノ・べレンス(ベルギー、バロワーズ・フェルゼケリンゲン・ヘットプーツビュロー・ライオンズ) | +1:13 |
| 7位 | アルネ・バールス(ベルギー、バロワーズ・フェルゼケリンゲン・ヘットプーツビュロー・ライオンズ) | +1:23 |
| 8位 | ロマン・デボール(フランス、ASバイクレーシング・フランスリテリー) | +1:43 |
| 9位 | トーマス・メイン(イギリス、ホープファクトリーレーシング) | +1:52 |
| 10位 | イェンテ・マイケルズ(ベルギー、アルペシン・プレミアテック) | +1:55 |
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