フィニッシュ目前、先頭で姿を表したJCL TEAM UKYOの2人 photo:Satoru Kato ナホム・ゼライ・アラヤを先頭に残り300mに差しかかったJCL TEAM UKYOの2人 photo:Satoru Kato マヌエーレ・ボアロ監督(JCL TEAM UKYO)がフィニッシュ直前で檄をとばす photo:Satoru Kato 12位の金子宗平(日本ナショナルチーム)が日本勢最高位 photo:Satoru Kato新城幸也(ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ)は5分35秒遅れの23位 photo:Satoru Kato
残り5kmを過ぎ、後方でリーダージャージを着るシモーネ・ラッカーニをアシストしていたナホム・ゼライ・アラヤ(JCL TEAM UKYO)が先行する3名に合流すると、ファンチェルがペースアップして単独先行。遅れたダイボールをマークしていたアラヤだが、ペースが上がらないと見るとファンチェルのところまでジャンプして合流。JCL TEAM UKYOの2人が後続との差を広げて登っていく。最後はアラヤが先行してフィニッシュ。ファンチェルが続き、2022年以来となる1-2フィニッシュを決めた。
総合首位に返り咲いたアレッサンドロ・ファンチェル (イタリア、JCL TEAM UKYO) photo:Satoru Kato 個人総合首位はファンチェルが返り咲き。ラッカーニが21秒差の2位につけ、個人総合順位でもJCL TEAM UKYOが1位、2位を占めた。ダイボールが1分13秒差の3位に浮上。4位にはマーク・スチュワート(ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ)が続く。日本勢では金子宗平(日本ナショナルチーム)がポジションをひとつ下げ、3分25秒差の10位となった。
ツアー・オブ・ジャパン2025 第6ステージ富士山 結果(66.6km)
1位
ナホム・ゼライ・アラヤ(エリトリア、JCL TEAM UKYO)
2時間9分48秒
2位
アレッサンドロ・ファンチェル(イタリア、JCL TEAM UKYO)
+6秒
3位
ベンジャミン・ダイボール(オーストラリア、ヴィクトワール広島)
+23秒
4位
シモーネ・ラッカーニ(イタリア、JCL TEAM UKYO)
+36秒
5位
レオネル・キンテロ・アルテアガ (ベネズエラ、ヴィクトワール広島)
+1分25秒
6位
マーク・スチュワート(イギリス、ソリューションテック・ヴィーにファンティーニ)
+1分39秒
7位
マティアス・ブレンホイ(デンマーク、トレンガヌ・サイクリングチーム)
+1分44秒
8位
ヨハネス・アダミエツ (ドイツ、レンべ・ラド・ネット)
+1分55秒
9位
アドネ・ヴィレムヤン・ファン・エングレン(オランダ、トレンガヌ・サイクリングチーム)
+2分1秒
10位
マクサンス・プラス(ベルギー、ワンティ・NIPPO・リユーズ)
+2分23秒
個人総合順位(第6ステージ終了時)
1位
アレッサンドロ・ファンチェル (イタリア、JCL TEAM UKYO)
14時間7分42秒
2位
シモーネ・ラッカーニ (イタリア、JCL TEAM UKYO)
+21秒
3位
ベンジャミン・ダイボール(オーストラリア、ヴィクトワール広島)
+1分13秒
4位
マーク・スチュワート (イギリス、ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ)
+1分26秒
5位
マティアス・ブレンホイ (デンマーク、トレンガヌ・サイクリングチーム)
+1分54秒
6位
レオネル・キンテロ・アルテアガ (ベネズエラ、ヴィクトワール広島)
+2分7秒
7位
ヨハネス・アダミエツ(ドイツ、レンべ・ラド・ネット)
+2分46秒
8位
アドネ・ヴィレムヤン・ファン・エングレン(オランダ、トレンガヌ・サイクリングチーム)
2分51秒
9位
マクサンス・プラス(ベルギー、ワンティ・NIPPO・リユーズ)
+3分4秒
10位
金子 宗平 (日本、日本ナショナルチーム)
+3分25秒
山岳賞 ニコロ・ガリッボ (イタリア、JCL TEAM UKYO) photo:Satoru Kato新人賞 マクサンス・プラス(ベルギー、ワンティ・NIPPO・リユーズ) photo:Satoru Kato
ポイント賞 アレッサンドロ・ファンチェル (イタリア、JCL TEAM UKYO) 山岳賞 ニコロ・ガリッボ (イタリア、JCL TEAM UKYO) 新人賞 マクサンス・プラス(ベルギー、ワンティ・NIPPO・リユーズ) RTA賞 森田 叶夢(日本、日本ナショナルチーム) チーム総合首位 JCL TEAM UKYO 42時間24分25秒
また、山岳賞ポイントが設定される最後のステージでもある。山岳賞ジャージ争いは10ポイント差以内に4名。そのうちトップのガリッポをふくむ3名がJCL TEAM UKYOのメンバーであり、ガリッポが守り切るのか、チーム内移譲があるのか、あるいはテグシュバヤール・バッサイカン(ルージャイ・インシュアランス)が逆転するのか見ものだ。