新城がツアー・オブ・浜州で2位　黒枝士揮はスプリントで7位

9月9日に中国・浜州（ひんしゅう）で行われたツアー・オブ・浜州。終盤に新城幸也（ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ）が他2名と飛び出し、2位でフィニッシュ。日本から参戦したスパークルおおいたレーシングチームの黒枝士揮も7位に入賞した。

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中国山東省の北部に位置する浜州市で行われたのが、第4回ツアー・オブ・浜州（ひんしゅう）。1クラスのワンデーレースにアジアを中心に18チームが出場し、唯一のプロチームとしてソリューションテック・ヴィーニファンティーニが参戦。日本からはスパークルおおいたレーシングチームも加わった。

浜州市を巡る周回コースで争われたレースは、序盤からアタックが繰り返されるハイペース展開となった。終盤、新城幸也（ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ）が、中国のリーニン・スター所属シモン・ペロー（スイス）、さらに中国籍ウージーシャン・エスコム・ムーブメント・サイクリングチームのサミュエル・ジェナー（オーストラリア）と共に飛び出した。ワールドチーム経験のある新城とペローを含む先頭集団は、そのままメイン集団の追走を振り切った。

勝利を収めたのは、昨年までチューダー・プロサイクリングで走っていたペロー。新城はジェナーやプロトンを振り切り、2位でフィニッシュした。

直近のツアー・オブ・上海（UCI2.2）を完走し、その勢いのまま中国のワンデーレースで好成績を収めた新城。「この2位にはとても満足している。勝ちたかったが、序盤と終盤で力を使いすぎた。でもこの結果でチームはUCIランキング30位に浮上したので嬉しい」とコメントしている。

一方、追走が届かなかったプロトンでのスプリントは、黒枝咲哉（スパークルおおいたレーシングチーム）がラスト500mの落車に巻き込まれるなか、黒枝士揮が7位でフィニッシュ。「ラストのスプリントは長すぎた。チームメイト達の頑張りでUCIポイントを獲得。応援ありがとうございました」とSNSに投稿している。