文部科学大臣杯第80回全日本大学対抗選手権自転車競技大会(通称インカレ)のトラック競技が、千葉県千葉市のTIPSTAR DOME CHIBA(千葉JPFドーム)で開幕した。初日はタイムトライアル種目が行われ、1kmタイムトライアル男子は山下翔太郎(日本大学)、女子は大野風貴芽(日本体育大学)が優勝し、今大会最初のインカレチャンピオンが誕生した。



千葉JPFドームで3度目のインカレは80回目の記念大会 photo:Satoru Kato

今年80回目の開催となる全日本大学対抗選手権自転車競技大会。今年はトラック競技が8月29日から31日までの3日間に渡り千葉県千葉市のTIPSTAR DOME CHIBA(以下、千葉JPFドーム)、ロードレースが9月7日に群馬サイクルスポーツセンターで開催される。

日本大学から優勝旗が返還される photo:Satoru Kato

千葉JPFドームでのインカレは2023年以来3年連続の開催。それまでは屋外競技場を使用していたこともあったが、年々激しくなる夏の暑さを考えると、屋内競技場での開催は出場する選手にも観客にも望ましい形と言えよう。

初日は1kmタイムトライアルの決勝、4kmインディビデュアル・パーシュートの予選、スプリント予選の200mフライングタイムトライアル、男子チームパーシュートの予選が行われた。



1kmタイムトライアル

男子1kmTT優勝 山下翔太郎(日本大学)1分3秒167 photo:Satoru Kato

女子1kmTT優勝 大野風貴芽(日本体育大学)1分13秒130 photo:Satoru Kato

初日唯一の決勝種目となった1kmタイムトライアル。1分3秒台の争いとなった男子は、山下翔太郎(日本大学)が1分3秒167で優勝。2位に町田颯が入って日本大学が上位を独占する結果となった。女子は大野風貴芽(日本体育大学)が、前週の全日本選手権で優勝した室谷榎音(八戸学院大学)を0.3秒上回って優勝を決めた。

男子1kmタイムトライアル表彰式 photo:Satoru Kato

男子優勝 山下翔太郎 コメント
自己ベストを出せたが、1分2秒台を出したかったので嬉しさ半分。でも春先の大会では町田先輩の方が速いタイムを出していて、今回勝てたので肩の荷が下りた気分。日本大学のインカレ連覇に向けて良いスタートを切れたと思う。明日はチームスプリントに出場するが、練習ではまだ1回しか合わせられていないのでどのようになるか楽しみ。調子は悪く無いので良いタイムが出ると思う。

女子1kmタイムトライアル表彰式 photo:Satoru Kato

女子優勝 大野風貴芽 コメント
今シーズン走った大会の中ではよく無いタイムだけれど、今ある力を出し切れたのは良かったと思う。全日本選手権と連続になったが、コーチやチームメイトに助けられて万全の準備で大会に臨めている。明日はチームスプリントで優勝出来るようにしたい。みんなで力をあわせて、それぞれが自分の走りを精一杯やって総合優勝に繋がればと思う。



男子4kmチームパーシュート予選

4kmチームパーシュート予選1位 鹿屋体育大学 4分9秒167 photo:Satoru Kato

4kmチームパーシュート予選2位 中央大学 4分9秒891 photo:Satoru Kato

4kmチームパーシュート予選3位 早稲田大学 4分14秒891 photo:Satoru Kato
4kmチームパーシュート予選4位 京都産業大学 4分15秒076 photo:Satoru Kato


大学対抗の成績に大きく影響する4kmチームパーシュートの予選は18校が出走した。昨年決勝で対戦した鹿屋体育大学と中央大学が4分9秒台をマークして予選1位、2位となり、2年連続で同一カードの決勝戦となった。予選3位は早稲田大学、同4位は京都産業大学となった一方、日本大学は5位で予選敗退となった。



スプリント予選

男子スプリント予選1位 井出晃太郎(中央大学)10秒317 photo:Satoru Kato

女子スプリント予選1位 垣田真穂(早稲田大学)11秒800 photo:Satoru Kato

スプリントの予選は200mフライングタイムトライアル。10秒台前半の争いとなった男子は井出晃太郎(中央大学)が10秒317のトップタイムをマーク。10秒608で8位の中村和樹(明治大学)までが最終日の1/4決勝に進む。女子は垣田真穂(早稲田大学)がただ1人11秒台を出して予選トップ。中距離女子日本代表でありながら、短距離専門の選手を上回る速さを見せた。

男子タンデムスプリント予選1位 日本大学(井上、鶴見)12秒644(学連新) photo:Satoru Kato

大学特有のタンデムスプリントは、日本大学が学連新記録となる12秒644をマークして予選トップ。2位は0.1秒差で明治大学が続いた。上位8校が最終日の1/4決勝に進む。



インディビデュアルパーシュート 予選

女子4kmインディビデュアルパーシュート予選1位 垣田真穂(早稲田大学)4分51秒791(大会新) photo:Satoru Kato

女子4kmインディビデュアルパーシュート予選2位 水谷彩奈(日本体育大学)5分4秒149 photo:Satoru Kato

女子のインディビデュアルパーシュートも男子同様4kmとなって初のインカレ。予選では垣田真穂(早稲田大学)が、スプリント予選を走った直後にも川割らず4分51秒台をマーク。2位以下に約14秒もの大差をつけてトップタイムとなった。

男子4kmインディビデュアルパーシュート予選1位 原田應佑(京都産業大学)4分30秒871 photo:Satoru Kato

男子4kmインディビデュアルパーシュート予選2位 遠藤大樹(明星大学)4分32秒248 photo:Satoru Kato

男子は原田應佑(京都産業大学)がただ1人4分30秒台を出して予選トップタイム。2位の遠藤大樹(明星大学)と明日の決勝で対戦する。



明日2日目は、団体総合成績に大きく影響するもう一つの種目「チームスプリント」の男女予選・決勝が行われるほか、男子オムニアム、男女インディビデュアルパーシュート、女子マディソン、女子ケイリンの決勝が行われる。


text&photo:Satoru Kato

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