千葉JPFドームで開催されている全日本大学対抗選手権自転車競技大会(インカレ)トラック競技2日目は、5種目で決勝が行われた。男子オムニアムの梅澤幹太(鹿屋体育大学)、男子チームスプリントの日本大学が、それぞれ昨年に続き連覇。女子は垣田真穂(早稲田大学)が、4kmインディビデュアルパーシュート、マディソン、チームスプリントで優勝し、3冠を達成した。

幾何学模様のような天井の千葉JPFドーム photo:Satoru Kato

中央大学の応援団 photo:Satoru Kato 
慶應義塾大学の応援団とチアリーダー photo:Satoru Kato
インカレのトラック競技2日目は、土曜日の開催とあって多くの観客が客席を埋めた。また、中央大学と慶應義塾大学の応援団が駆けつけ、選手にエールを贈った。
4kmインディビデュアルパーシュート
前日の予選を経て、男子は原田應佑(京都産業大学)と遠藤大樹(明星大学)、女子は垣田真穂(早稲田大学)と水谷彩奈(日本体育大学)が決勝に進んだ。

男子インディビデュアルパーシュート 優勝 原田應佑(京都産業大学) photo:Satoru Kato

女子インディビデュアルパーシュート優勝 垣田真穂(早稲田大学) photo:Satoru Kato
男子決勝はスタート直後から遠藤がハイペースで原田に差をつけ、一時4秒前後のリードを築く。しかし中盤以降徐々に差が縮まり、残り1kmを切ると原田が逆転。最後は1秒未満の僅差で原田が遠藤を上回り、優勝を決めた。
女子は垣田が水谷を圧倒。スタートから1分20秒ほどで追抜き勝ちを成立させた。

男子インディビデュアルパーシュート 表彰式 photo:Satoru Kato
男子優勝 原田應佑コメント
決勝は相手のペース関係なしに自分のペースで走ると決め、残り2kmから徐々にペースを上げていくつもりだったので、思った通りの走りが出来たと思う。序盤に差が広がった時はちょっと焦ったけれど、周りの応援もあって冷静に走れた。最後は僅差で勝てて安心しましたが、会場の皆さんも楽しめたと思う。明日はチームパーシュートの3位決定戦なので、絶対に3位のメダルを獲りたい。

女子インディビデュアルパーシュート 表彰式 photo:Satoru Kato
垣田真穂 コメント
アジア選手権で初めて4kmを走った時に4分41秒台を出せたけれど、先週の全日本選手権ではタイムを出せず、自分が作った日本記録を破られて悔しい結果になった。今回も予選が51秒台だったので、満足はしていないし悔しい気持ちが大きい。ヨーロッパから移動してすぐの全日本選手権が思った以上にハードで体も気持ちもついていかない状態で体調に影響していたこともあったが、こういう事に対応していかないと世界で戦えないと思う。今回の失敗を次に活かして強くなりたい。
女子マディソン

女子マディソン優勝 早稲田大学 photo:Satoru Kato

女子マディソン2位 日本体育大学 photo:Satoru Kato 
女子マディソン3位 八戸学院大学 photo:Satoru Kato
池田瑞紀と垣田真穂が組む早稲田大学が、フィニッシュを含むポイント周回全てを1位通過。さらに2回のラップを決めて計85ポイントを獲得。2位の日本体育大学に62ポイントもの大差をつけて優勝し、昨年に続き連覇を達成した。

女子マディソン 表彰式 photo:Satoru Kato
池田瑞紀コメント
今年も同じペアで走ることになって、この大会で自分達がどのように走らなければならないか、と考えながら走り切った。今年は海外のレースでこのペアで走っているが、伝えあうべきことやレース後のフィードバックが重要だと学んだので、今後のレースにも活かせるようにしたい。
垣田真穂コメント
レースプランは特に決めていなかったが、やるべきことをやって冷静に走ろうと思い、途中コミュニケーションを取り合いながら走った。ジュニアの世界選手権で一緒に走って銀メダルだったことがとても悔しかったが、同じ大学に決まった時からインカレのマディソンで優勝することが夢だった。来年は3連覇をして大学生活を締めくくれるようにしたい。そして世界選手権や五輪で優勝出来るようなペアを目指したい。
男子ケイリン

男子ケイリン決勝 photo:Satoru Kato

男子ケイリン決勝 フィニッシュ直前、アウト側の田村一暉(京都産業大学)が町田颯(日本大学)をまくり切る photo:Satoru Kato
男子ケイリン決勝は1回戦から勝ち上がった6名が出走。最終周回直前から先行した町田颯(日本大学)を、田村一暉(京都産業大学)が追い、田村がフィニッシュライン直前にまくり切って優勝を決めた。

男子ケイリン 表彰式 photo:Satoru Kato
田村一暉 コメント
今日は調子が良くて、1回戦から自分から動く展開を作り、順調に勝ち上がれた。決勝は狙った通りの走りが出来て勝つことが出来た。京都産業大学は短距離種目は僕1人で練習しているが、自分なりに課題を見つけて取り組んできたことが今回の優勝につながったと思う。明日はチームパーシュートを走るので、頑張りたい。
男子オムニアム

男子オムニアム スクラッチは秋田圭佑(慶應義塾大学)が1位 photo:Satoru Kato 
男子オムニアム エリミネイション 残り3名から梅澤幹太(鹿屋体育大学)がエリミネイトされる photo:Satoru Kato
2組の予選を勝ち上がった18名が出走した男子オムニアム。スクラッチは秋田圭佑(慶應義塾大学)、テンポレースはラップを決めた松井丈治(立命館大学)、エリミネイションは木綿崚介(日本大学)がそれぞれ1位となる。3種目を終えての首位は100ポイントを獲得した稲吉一生(京都産業大学)、2位の三浦、3位の木綿崚介(日本大学)が98ポイントの同点、4位に96ポイントの梅澤が続き、トップから10ポイント以内に5名という僅差で最終種目のポイントレースへ。

男子オムニアム ポイントレース中盤、逃げる梅澤幹太(鹿屋体育大学) photo:Satoru Kato

男子オムニアム ポイントレース終盤、上位勢がマークし合う photo:Satoru Kato
レース中盤、梅澤と松井を含む先行集団が形成される。この先行はレース終盤まで続き、ラップを成功させて梅澤が1位、松井が2位に浮上する。上位勢が抜け出す動きも見られたがラップするまでには至らず、梅澤が逆転優勝。昨年に続き連覇を決めた。

男子オムニアム 表彰式 photo:Satoru Kato
梅澤幹太 コメント
ポイントレースではラップを取るつもりでいたが、マークがきつくて自分もきつかったので走りながら展開を決めようと考えていた。調子があまり良くなくて思うように体が動かなかったが、最後のポイントレースで勝つことが出来て良かった。自分の欠点はスピードが足りないことなので、ラップを狙いにいくような持久力勝負に持ち込むことが多いが、今後はスピード力をつけてポイントレース以外でも勝負していけるようになりたい。
チームスプリント

男子チームスプリント優勝 日本大学 photo:Satoru Kato

女子チームスプリント優勝 早稲田大学 photo:Satoru Kato
男子チームスプリント決勝は日本大学と中央大学が対戦。1走、2走と僅差の争いで3走勝負となり、日本大学が0.5秒差で連覇を決めた。女子は早稲田大学が鹿屋体育大学に1.5秒差をつけて優勝した。

男子チームスプリント 表彰式 photo:Midori Shimizu
男子優勝 日本大学・町田颯 コメント
1走の松岡と3走の山下が強く、1走にペースを上げてもらって3走に任せることが出来て予選から頼もしかっった。昨年もチームスプリントで日本大学は優勝しているが、メンバーが入れ替わったのでしっかり走り切って自分達の記録を作って優勝するぞと思っていたので、プレッシャーはそれほど感じることなく走れた。

女子チームスプリント 表彰式 photo:Satoru Kato
女子優勝 早稲田大学・大蔵こころ コメント
2人(池田、垣田)がいてくれなければ連覇は出来なかったので、自分の精一杯の力で繋げられた。連覇のプレッシャーというか緊張はしていたが、うしろの2人を信頼していたので残り2周を託すことが出来た。明日は応援に回るが、総合順位も良い結果で終われると嬉しい。
また、垣田は、インディビデュアルパーシュート、マディソン、チームパーシュートと、この日だけで3種目で優勝。「怪我で欠場の岡本美咲ちゃんの分まで走って早稲田が総合優勝出来るようにしたいと思っていたので、それに貢献出来たと思う。最終日はスプリントに出るが、初めてなので自分の持つ力を出して優勝を目指したい」とコメントした。
最終日はスプリント、男子マディソン、男子4kmチームパーシュートなどの決勝が行われる。2日目までを終えた時点での総合成績は、男子は日本大学が2位の京都産業大学に21ポイントの差をつけてリード。総合5連覇に向けて大きく前進した。一方の女子は首位の日本体育大学と2位の早稲田大学が2ポイント差で競り合い、最終日の結果次第で順位の入れ替わりがありそうだ。



インカレのトラック競技2日目は、土曜日の開催とあって多くの観客が客席を埋めた。また、中央大学と慶應義塾大学の応援団が駆けつけ、選手にエールを贈った。
4kmインディビデュアルパーシュート
前日の予選を経て、男子は原田應佑(京都産業大学)と遠藤大樹(明星大学)、女子は垣田真穂(早稲田大学)と水谷彩奈(日本体育大学)が決勝に進んだ。


男子決勝はスタート直後から遠藤がハイペースで原田に差をつけ、一時4秒前後のリードを築く。しかし中盤以降徐々に差が縮まり、残り1kmを切ると原田が逆転。最後は1秒未満の僅差で原田が遠藤を上回り、優勝を決めた。
女子は垣田が水谷を圧倒。スタートから1分20秒ほどで追抜き勝ちを成立させた。

男子優勝 原田應佑コメント
決勝は相手のペース関係なしに自分のペースで走ると決め、残り2kmから徐々にペースを上げていくつもりだったので、思った通りの走りが出来たと思う。序盤に差が広がった時はちょっと焦ったけれど、周りの応援もあって冷静に走れた。最後は僅差で勝てて安心しましたが、会場の皆さんも楽しめたと思う。明日はチームパーシュートの3位決定戦なので、絶対に3位のメダルを獲りたい。

垣田真穂 コメント
アジア選手権で初めて4kmを走った時に4分41秒台を出せたけれど、先週の全日本選手権ではタイムを出せず、自分が作った日本記録を破られて悔しい結果になった。今回も予選が51秒台だったので、満足はしていないし悔しい気持ちが大きい。ヨーロッパから移動してすぐの全日本選手権が思った以上にハードで体も気持ちもついていかない状態で体調に影響していたこともあったが、こういう事に対応していかないと世界で戦えないと思う。今回の失敗を次に活かして強くなりたい。
女子マディソン



池田瑞紀と垣田真穂が組む早稲田大学が、フィニッシュを含むポイント周回全てを1位通過。さらに2回のラップを決めて計85ポイントを獲得。2位の日本体育大学に62ポイントもの大差をつけて優勝し、昨年に続き連覇を達成した。

池田瑞紀コメント
今年も同じペアで走ることになって、この大会で自分達がどのように走らなければならないか、と考えながら走り切った。今年は海外のレースでこのペアで走っているが、伝えあうべきことやレース後のフィードバックが重要だと学んだので、今後のレースにも活かせるようにしたい。
垣田真穂コメント
レースプランは特に決めていなかったが、やるべきことをやって冷静に走ろうと思い、途中コミュニケーションを取り合いながら走った。ジュニアの世界選手権で一緒に走って銀メダルだったことがとても悔しかったが、同じ大学に決まった時からインカレのマディソンで優勝することが夢だった。来年は3連覇をして大学生活を締めくくれるようにしたい。そして世界選手権や五輪で優勝出来るようなペアを目指したい。
男子ケイリン


男子ケイリン決勝は1回戦から勝ち上がった6名が出走。最終周回直前から先行した町田颯(日本大学)を、田村一暉(京都産業大学)が追い、田村がフィニッシュライン直前にまくり切って優勝を決めた。

田村一暉 コメント
今日は調子が良くて、1回戦から自分から動く展開を作り、順調に勝ち上がれた。決勝は狙った通りの走りが出来て勝つことが出来た。京都産業大学は短距離種目は僕1人で練習しているが、自分なりに課題を見つけて取り組んできたことが今回の優勝につながったと思う。明日はチームパーシュートを走るので、頑張りたい。
男子オムニアム


2組の予選を勝ち上がった18名が出走した男子オムニアム。スクラッチは秋田圭佑(慶應義塾大学)、テンポレースはラップを決めた松井丈治(立命館大学)、エリミネイションは木綿崚介(日本大学)がそれぞれ1位となる。3種目を終えての首位は100ポイントを獲得した稲吉一生(京都産業大学)、2位の三浦、3位の木綿崚介(日本大学)が98ポイントの同点、4位に96ポイントの梅澤が続き、トップから10ポイント以内に5名という僅差で最終種目のポイントレースへ。


レース中盤、梅澤と松井を含む先行集団が形成される。この先行はレース終盤まで続き、ラップを成功させて梅澤が1位、松井が2位に浮上する。上位勢が抜け出す動きも見られたがラップするまでには至らず、梅澤が逆転優勝。昨年に続き連覇を決めた。

梅澤幹太 コメント
ポイントレースではラップを取るつもりでいたが、マークがきつくて自分もきつかったので走りながら展開を決めようと考えていた。調子があまり良くなくて思うように体が動かなかったが、最後のポイントレースで勝つことが出来て良かった。自分の欠点はスピードが足りないことなので、ラップを狙いにいくような持久力勝負に持ち込むことが多いが、今後はスピード力をつけてポイントレース以外でも勝負していけるようになりたい。
チームスプリント


男子チームスプリント決勝は日本大学と中央大学が対戦。1走、2走と僅差の争いで3走勝負となり、日本大学が0.5秒差で連覇を決めた。女子は早稲田大学が鹿屋体育大学に1.5秒差をつけて優勝した。

男子優勝 日本大学・町田颯 コメント
1走の松岡と3走の山下が強く、1走にペースを上げてもらって3走に任せることが出来て予選から頼もしかっった。昨年もチームスプリントで日本大学は優勝しているが、メンバーが入れ替わったのでしっかり走り切って自分達の記録を作って優勝するぞと思っていたので、プレッシャーはそれほど感じることなく走れた。

女子優勝 早稲田大学・大蔵こころ コメント
2人(池田、垣田)がいてくれなければ連覇は出来なかったので、自分の精一杯の力で繋げられた。連覇のプレッシャーというか緊張はしていたが、うしろの2人を信頼していたので残り2周を託すことが出来た。明日は応援に回るが、総合順位も良い結果で終われると嬉しい。
また、垣田は、インディビデュアルパーシュート、マディソン、チームパーシュートと、この日だけで3種目で優勝。「怪我で欠場の岡本美咲ちゃんの分まで走って早稲田が総合優勝出来るようにしたいと思っていたので、それに貢献出来たと思う。最終日はスプリントに出るが、初めてなので自分の持つ力を出して優勝を目指したい」とコメントした。
最終日はスプリント、男子マディソン、男子4kmチームパーシュートなどの決勝が行われる。2日目までを終えた時点での総合成績は、男子は日本大学が2位の京都産業大学に21ポイントの差をつけてリード。総合5連覇に向けて大きく前進した。一方の女子は首位の日本体育大学と2位の早稲田大学が2ポイント差で競り合い、最終日の結果次第で順位の入れ替わりがありそうだ。
4kmインディビデュアルパーシュート 結果
男子 | ||
1位 | 原田 應佑(京都産業大学) | 4分31秒826 |
2位 | 遠藤 大樹(明星大学) | 4分32秒253 |
3位 | 大仲 凜功(早稲田大学) | 4分34秒139 |
4位 | 清水 稜太郎(明治国際医療大学) | 4分35秒142 |
女子 | ||
1位 | 垣田 真穂(早稲田大学) | 追抜き勝ち |
2位 | 水谷 彩奈(日本体育大学) | |
3位 | 近田 ちひろ(八戸学院大学 | 5分13秒147 |
4位 | 大関 奏音(日本体育大学) | 5分18秒30 |
女子マディソン 結果(20km)
1位 | 早稲田大学(池田、垣田) | 85p |
2位 | 日本体育大学(大関、水谷) | 23p |
3位 | 八戸学院大学(丸子、近田) | -5p |
男子ケイリン決勝 結果
1位 | 田村 一暉(京都産業大学) | 10秒55(参考タイム) |
2位 | 町田 颯(日本大学) | |
3位 | 中島 康征(法政大学) | |
4位 | 鈴木 智也(順天堂大学) | |
5位 | 細川 拓真(朝日大学) | |
6位 | 福永 隼人(鹿屋体育大学) |
男子オムニアム 結果
1位 | 梅澤 幹太(鹿屋体育大学) | 141p |
2位 | 松井 丈治(立命館大学) | 126p |
3位 | 木綿 崚介(日本大学) | 109p |
4位 | 三浦 一真(中央大学) | 107p |
5位 | 稲吉 一生(京都産業大学) | 104p |
6位 | 秋田 圭佑(慶應義塾大学) | 97p |
チームスプリント 結果(250m×3)
男子 | ||
1位 | 日本大学(松岡、町田、山下) | 46秒280 |
2位 | 中央大学(引馬、植松、熊谷) | 46秒982 |
3位 | 法政大学(井上、鈴木、中島) | 46秒623 |
4位 | 明治大学(吉田、藤澤、本田) | 46秒718 |
女子 | ||
1位 | 早稲田大学(大蔵、池田、垣田) | 52秒55 |
2位 | 鹿屋体育大学(加藤、年見、岩元) | 54秒041 |
3位 | 日本体育大学(大野、伊藤、米田) | 53秒374 |
4位 | 法政大学(濱口、相見、北中) | 53秒872 |
text&photo:Satoru Kato
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