「これはチームに捧げる勝利だ」と語ったのは、山岳賞ジャージのまま逃げ切ったジェイ・ヴァイン。「再びマイヨロホを着られて嬉しい」というヴィンゲゴーや「アルメイダとのわだかまりは全くない」と話すピドコックなど、第10ステージを終えた各選手の声を紹介する。
ステージ優勝 ジェイ・ヴァイン(オーストラリア、UAEチームエミレーツXRG)

逃げ切りから今大会2勝目を飾ったジェイ・ヴァイン(オーストラリア、UAEチームエミレーツXRG) photo:CorVos
勝利は本当に難しく、だからこそ実現した時の感覚はこの上なく素晴らしい。いや、きっと勝つことに慣れることはないだろう。なぜなら、勝つのはとてつもなく難しいことだから。
レース序盤の2時間半くらいは、大きな集団についていこうと動いていた。チームメイトたちが、逃げに乗ろうとする僕を前方に運んでくれた。でも2時間が経ったあたりで、無線で「みんな、これはもう無理だ」と伝えたんだ。そのあと落車があり、僕はそれに巻き込まれてしまった。その後も45分間はアタックの応酬が続き、ミッケル(ビョーグ)が先頭集団へのブリッジを手助けしてくれた。そのときが一番きついと感じたが、最後の登りがそれを上回った。

チームに今大会4勝目をもたらしたジェイ・ヴァイン(オーストラリア、UAEチームエミレーツXRG) photo:A.S.O.
登りで皆を引き連れたくはなかったから、最初は少し死んだふりをしていたんだ。それからアタックして前の選手たちに追いつき、アーチー(ライアン)を振り切り、パブロ(カストリーリョ)に合流。そして最後のS字カーブで彼を突き放すことができた。そのあとはフィニッシュまで歯を食いしばるだけだった。
チームメイトの皆は僕を信じてくれて、最後までやり切れたので最高の気持ちだ。これはチームに捧げる勝利だ。彼らなしでは不可能だった。だからこうして結果で応えることができて、本当に嬉しい。
ステージ5位&総合4位 トーマス・ピドコック(イギリス、Q36.5プロサイクリング)
今日の走りによって(区間2位に入った)第9ステージでの走りで得た自信を、裏付けられた。このような走りを重ねれば重ねるほど、自信は増していくものだ。
ー第9ステージの終盤に先頭交代をしなかったピドコックを批判したジョアン・アルメイダに対して
彼は僕に対する言葉について、レース前に謝罪してくれた。でも僕は全く気にしていない。ああいう言葉はレース中の熱から出るもの。僕だってこれまで人に対し色々言ったことあるから、わだかまりは全くないよ。
総合3位 ジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG)

ジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG)のアタックに追従するヴィンゲゴーたち photo:A.S.O.
今日の調子もよく、失うものはないので勝利(タイム差を)を掴みに行った。負ける覚悟がなければ勝てないからね。また明日トライするよ。最終山岳でも脚の感触はよく、全力を尽くした。レース展開を厳しくするために仕掛けたのだが、勾配が足らなかった。その後はライバルの背後で様子を見てフィニッシュした。
─ヴァインにプロトンへ戻り、牽引してほしいとは思わなかったか?
今日はその必要を感じなかった。
マイヨロホ ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク)

総合首位に浮上し、マイヨロホを着用したヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク) photo:A.S.O.
再びマイヨロホを着ることができ、とても嬉しい。総合首位に立つのはいつも素晴らしい気分。レース中は総合成績の状況についてあまり考えておらず、主に有力選手たちの集団のハイペースに集中していた。アルメイダのような選手たちが強く踏んでいたけれど、自分も力強さを感じていた。明日もマイヨロホを着てスタートできる。このジャージをマドリッドの最終ステージまで守れたら最高だ。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos, A.S.O.
ステージ優勝 ジェイ・ヴァイン(オーストラリア、UAEチームエミレーツXRG)

勝利は本当に難しく、だからこそ実現した時の感覚はこの上なく素晴らしい。いや、きっと勝つことに慣れることはないだろう。なぜなら、勝つのはとてつもなく難しいことだから。
レース序盤の2時間半くらいは、大きな集団についていこうと動いていた。チームメイトたちが、逃げに乗ろうとする僕を前方に運んでくれた。でも2時間が経ったあたりで、無線で「みんな、これはもう無理だ」と伝えたんだ。そのあと落車があり、僕はそれに巻き込まれてしまった。その後も45分間はアタックの応酬が続き、ミッケル(ビョーグ)が先頭集団へのブリッジを手助けしてくれた。そのときが一番きついと感じたが、最後の登りがそれを上回った。

登りで皆を引き連れたくはなかったから、最初は少し死んだふりをしていたんだ。それからアタックして前の選手たちに追いつき、アーチー(ライアン)を振り切り、パブロ(カストリーリョ)に合流。そして最後のS字カーブで彼を突き放すことができた。そのあとはフィニッシュまで歯を食いしばるだけだった。
チームメイトの皆は僕を信じてくれて、最後までやり切れたので最高の気持ちだ。これはチームに捧げる勝利だ。彼らなしでは不可能だった。だからこうして結果で応えることができて、本当に嬉しい。
ステージ5位&総合4位 トーマス・ピドコック(イギリス、Q36.5プロサイクリング)
今日の走りによって(区間2位に入った)第9ステージでの走りで得た自信を、裏付けられた。このような走りを重ねれば重ねるほど、自信は増していくものだ。
ー第9ステージの終盤に先頭交代をしなかったピドコックを批判したジョアン・アルメイダに対して
彼は僕に対する言葉について、レース前に謝罪してくれた。でも僕は全く気にしていない。ああいう言葉はレース中の熱から出るもの。僕だってこれまで人に対し色々言ったことあるから、わだかまりは全くないよ。
総合3位 ジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG)

今日の調子もよく、失うものはないので勝利(タイム差を)を掴みに行った。負ける覚悟がなければ勝てないからね。また明日トライするよ。最終山岳でも脚の感触はよく、全力を尽くした。レース展開を厳しくするために仕掛けたのだが、勾配が足らなかった。その後はライバルの背後で様子を見てフィニッシュした。
─ヴァインにプロトンへ戻り、牽引してほしいとは思わなかったか?
今日はその必要を感じなかった。
マイヨロホ ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク)

再びマイヨロホを着ることができ、とても嬉しい。総合首位に立つのはいつも素晴らしい気分。レース中は総合成績の状況についてあまり考えておらず、主に有力選手たちの集団のハイペースに集中していた。アルメイダのような選手たちが強く踏んでいたけれど、自分も力強さを感じていた。明日もマイヨロホを着てスタートできる。このジャージをマドリッドの最終ステージまで守れたら最高だ。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos, A.S.O.
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