ロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム)が4日連続でシマック・レディースツアーのステージ優勝をマーク。総合リードを30秒に伸ばし、翌日の個人タイムトライアルに臨むこととなった。

アルクマールはチーズマーケットで知られる街。スタート地点もチーズ一色 photo:Simac Ladies Tour

チーズを運ぶ船で運ばれるロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム) photo:Simac Ladies Tour 
レースは序盤から横風分断の連続。忙しない展開が続いた photo:Simac Ladies Tour
UCI女子ワールドツアーの欧州最終戦、シマック・レディース・ツアーの第4ステージの舞台は、海抜0m以下の北海沿いの街アルクマールを発着する125.8kmで争われた。干拓地を走るオランダらしいコースはものの見事にド平坦で、この日も強風が吹きつけたことで、序盤からアタックと集団分断、吸収、落車が頻発する慌ただしいレースとなった。
序盤の集団落車によって一旦レースはニュートラルとなり、再開後もアタックと集団分裂が止まらない。しかし40kmを残して大きく2つに割れていたメイン集団が再合流したことで一旦振り出しに。イギリス注目の19歳、キャット・ファーガソン(イギリス、モビスター)が単騎アタックして20秒リードを稼いだものの、流石に集団から逃げ切るには至らなかった。

先頭グループの前方に位置取るロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム) photo:Simac Ladies Tour

コンソンニを抑えて勝利したロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム) photo:Simac Ladies Tour
ロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム)のステージ4連勝を阻むべく、各チームが矢継ぎ早に攻撃を仕掛けるも決まらない。結局、勝負は4日連続の集団スプリントに持ち込まれ、最終発射台のバルバラ・グアリスキ(イタリア)の背後から絶好のタイミングでウィーベスが加速。後方からパリ五輪のマディソン金メダリストであるキアラ・コンソンニ(イタリア、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト)が追い込んでくるも届かない。パワフルな加速を続けたウィーベスが文句なしの開幕4連勝をマークした。
またしても優勝できて嬉しい。今日は分断が最後まで続かなかったけれど、常に脅威に警戒する必要がありました。チームは今回も素晴らしい仕事をしてくれた。私を完璧に守ってくれたチームメイトたちには本当に感謝。長距離スプリントで向かい風も強くて、タフなスプリントだった」と振り返るウィーベスが、さらにボーナスタイムを積み重ねて総合リードを30秒に伸ばすことに成功。翌日の10km個人タイムトライアルに向けて弾みをつけた。

ステージ4連勝をアピールするロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム) photo:Simac Ladies Tour
「明日は距離が10.2kmとそれほど長いタイムトライアルではないので、あまりタイムロスしないようにしたい。このイエロージャージを手放すことなく最終日まで守り抜きたい」と意欲的なコメントを残している。
SDワークス・プロタイムにとって、今シーズン実に42勝目。タイムトライアルのスペシャリストたちは既に総合成績で遅れているほか、明日はスプリンターにとってもチャンスのある短距離TT。チーム目標に据える総合優勝にまた一歩近づいている。



UCI女子ワールドツアーの欧州最終戦、シマック・レディース・ツアーの第4ステージの舞台は、海抜0m以下の北海沿いの街アルクマールを発着する125.8kmで争われた。干拓地を走るオランダらしいコースはものの見事にド平坦で、この日も強風が吹きつけたことで、序盤からアタックと集団分断、吸収、落車が頻発する慌ただしいレースとなった。
序盤の集団落車によって一旦レースはニュートラルとなり、再開後もアタックと集団分裂が止まらない。しかし40kmを残して大きく2つに割れていたメイン集団が再合流したことで一旦振り出しに。イギリス注目の19歳、キャット・ファーガソン(イギリス、モビスター)が単騎アタックして20秒リードを稼いだものの、流石に集団から逃げ切るには至らなかった。


ロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム)のステージ4連勝を阻むべく、各チームが矢継ぎ早に攻撃を仕掛けるも決まらない。結局、勝負は4日連続の集団スプリントに持ち込まれ、最終発射台のバルバラ・グアリスキ(イタリア)の背後から絶好のタイミングでウィーベスが加速。後方からパリ五輪のマディソン金メダリストであるキアラ・コンソンニ(イタリア、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト)が追い込んでくるも届かない。パワフルな加速を続けたウィーベスが文句なしの開幕4連勝をマークした。
またしても優勝できて嬉しい。今日は分断が最後まで続かなかったけれど、常に脅威に警戒する必要がありました。チームは今回も素晴らしい仕事をしてくれた。私を完璧に守ってくれたチームメイトたちには本当に感謝。長距離スプリントで向かい風も強くて、タフなスプリントだった」と振り返るウィーベスが、さらにボーナスタイムを積み重ねて総合リードを30秒に伸ばすことに成功。翌日の10km個人タイムトライアルに向けて弾みをつけた。

「明日は距離が10.2kmとそれほど長いタイムトライアルではないので、あまりタイムロスしないようにしたい。このイエロージャージを手放すことなく最終日まで守り抜きたい」と意欲的なコメントを残している。
SDワークス・プロタイムにとって、今シーズン実に42勝目。タイムトライアルのスペシャリストたちは既に総合成績で遅れているほか、明日はスプリンターにとってもチャンスのある短距離TT。チーム目標に据える総合優勝にまた一歩近づいている。
シマック・レディースツアー2025第4ステージ
1位 | ロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム) | 2:54:37 |
2位 | キアラ・コンソンニ(イタリア、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト) | |
3位 | シャリ・ボサイト(ベルギー、AGインシュランス・スーダル) | |
4位 | エリーザ・バルサモ(イタリア、リドル・トレック) | |
5位 | リンダ・ザネッティ(スイス、ウノエックス・モビリティ) | |
6位 | マリア・コンファロニエーリ(イタリア、ウノエックス・モビリティ) | |
7位 | キャット・ファーガソン(イギリス、モビスター) | |
8位 | カヤ・リーシュ(ポーランド、ローランド) | |
9位 | ララ・ギレスピー(アイルランド、UAE・チームADQ) | |
10位 | バベット・ファンデルウルフ(オランダ、EFエデュケーション・オートリー) |
個人総合成績
1位 | ロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム) | 11:28:02 |
2位 | メーガン・ジャストラブ(アメリカ、ピクニック・ポストNL) | +0:30 |
3位 | エリーザ・バルサモ(イタリア、リドル・トレック) | +0:34 |
4位 | マルゴー・ヴィジー(フランス、ヴィスマ・リースアバイク) | +0:40 |
5位 | キャット・ファーガソン(イギリス、モビスター) | +1:24 |
6位 | リリー・ウィリアムズ(アメリカ、ヒューマンパワードヘルス) | |
7位 | バベット・ファンデルウルフ(オランダ、EFエデュケーション・オートリー) | |
8位 | ララ・ギレスピー(アイルランド、UAE・チームADQ) | |
9位 | ニンケ・フェインホーフェン(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) | |
10位 | リーケ・ノーイェン(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) |
その他の特別賞
ポイント賞 | ロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム) |
ヤングライダー賞 | キャット・ファーガソン(イギリス、モビスター) |
チーム総合成績 | ヴィスマ・リースアバイク |
text:So Isobe
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