欧州王者を決めるロードヨーロッパ選手権の女子エリートタイムトライアルが行なわれ、マーレン・ロイサー(スイス)がフォレリングらを退けた。大会連覇で5勝目を飾り、世界王者との二冠を決めた。



世界王者の証であるアルカンシエルを着て、トップタイムを叩き出したマーレン・ロイサー(スイス) photo:CorVos

自転車新興国ながら世界のロードレース界に多大な影響を及ぼしているスロベニア。人口約200万人の小国が舞台となったロードヨーロッパ選手権は、最終日である10月7日に女子エリートのタイムトライアルが行なわれた。コースはロードレースで使用された1周22kmの周回コース。中央に配置された距離2.1km、平均勾配10.3%のモジュヤンツァをどう越えるかが、勝負の鍵となった。

ロード世界選手権のTTでもしのぎを削ったトップ選手たちを含む24名が出場。そのなかでトップタイムを叩き出したのは、ディフェンディングチャンピオンのマーレン・ロイサー(スイス)だった。

最終出走者として走り出したTT世界王者のロイサーは、8kmの第1計測地点でデミ・フォレリング(オランダ)の暫定トップタイムを11秒更新。第2計測地点の16.3kmでは21秒上回り、31分30秒でフィニッシュ。平均時速42km/hに迫るハイテンポを最後まで保ち、フォレリングのタイムを23秒上回ってヨーロッパ王者のタイトルを守った。

連覇で5度目のヨーロッパ王者に輝いたマーレン・ロイサー(スイス) photo:CorVos

2021年の初優勝から3連覇を成し遂げ、不出場だった2024年を挟み、再び連覇を果たして自身5度目のヨーロッパ王者に輝いたロイサー。今シーズンはドワルス・ドール・フラーンデレンや母国ツール・ド・スイス・ウィメンで総合優勝。ツール・ド・フランス・ファムでは個人TTで区間優勝し、3日間マイヨジョーヌを着用した。そして9月20日に行なわれたロード世界選手権のTTで連覇を達成し、その勢いをヨーロッパ選手権に繋げた。

ロードとの二冠を狙ったフォレリングは、この種目では初となる表彰台で銀メダルを獲得。銅メダルはジュリエット・ベルテ(フランス)で、エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア)は6秒差で表彰台を逃した。
ロードヨーロッパ選手権2026 女子エリートタイムトライアル結果
1位 マーレン・ロイサー(スイス) 31:30
2位 デミ・フォレリング(オランダ) +0:23
3位 ジュリエット・ベルテ(フランス) +1:10
4位 エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア) +1:16
5位 ドミニカ・ヴウォダルチク(ポーランド) +1:30
6位 セドリーヌ・ケルバオル(フランス) +1:59
7位 サンドリーヌ・タス(ベルギー) +2:01
8位 ローレン・ディクソン(イギリス) +2:22
9位 ロッテ・クラース(ベルギー) +2:37
10位 リーケ・ノーイェン(オランダ) +2:40
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
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