シマノがプロデュースするパーツブランドのPROから、VIBEシリーズのエアロハンドルとステムをピックアップ。カーボン製エアロハンドルが欲しいけれど、ステム別体型が好み。そんなニーズにぴったりとハマるエアロコックピットだ。

PRO VIBE EVO CARBON HANDLE BAR
空気抵抗の削減は、ロードレースにおいて確かなアドバンテージをもたらす重要な要素だ。中でも風を最初に受けるハンドルまわりとヘッドチューブ周辺は、空力面での要。各バイクブランドがフレーム専用設計の一体型ハンドルを展開する背景には、こうした事情がある。
一方で、ポジション調整やメンテナンス性を考慮すれば、ステムとハンドルが別体であるメリットも見逃せない。こうしたニーズに応える形で、シマノが展開するパーツブランド「PRO」は、プロユースでも実績のあるVIBEシリーズに、空力性能と実用性を両立する「VIBE AERO CARBON HANDLEBAR」と専用ステムを投入。2つ同時に使うことを前提に設計されており、別体式でありながら一体型に迫る空力性能を実現するという、両者のメリットを高次元でバランスさせている。

トップ部は非常に薄いエアロ形状だ

ドロップ部の下半分がフレアしている 
コンパクトなリーチとドロップ設計が採用されている
ハンドルはクランプ部とドロップ部には従来通りの形状を採用しているが、注目すべきはトップ部の設計だ。極めてフラットかつ翼断面形状に近いデザインを採り入れることで、従来モデルからさらに空気抵抗を低減している。
トップ部は10°のフォワードスイープ(前方への角度)が与えられており、ブラケットポジションからトップに手を移した際も手首が自然な角度に収まる。表面には滑り止め加工も施され、安定したグリップを確保する。ドロップ部は10°のフレア形状となっており、バーエンド部はSTI装着部に対して+30mmワイドに広がる設計だ。

ケーブルを内側に引き込む穴はシマノのSTIにぴったりなデザインだ 
トップ部にはうっすらと滑り止めが配されている

ステム部分からケーブルを外に導く 
サテライトスイッチ用のポートも用意されている
サイズラインアップは3種類で、リーチやドロップサイズもそれぞれに最適化されている。トップ部370mmの場合はドロップ部400mm、リーチ77mm、ドロップ126mだ。トップ390mmは、ドロップ部420mm、リーチ79mm、ドロップ127mm。トップ410mは、ドロップ部440mm、リーチ81cm、ドロップ129mだ。
シマノ開発のハンドルゆえに、もちろん同社製ブレーキホースやDI2ケーブル引き込みも自然なルーティングになるよう配慮された。ステム内を通す構成だけでなく、ハンドルトップの外側から引き出す配線も可能で、フレームの仕様に応じた組み合わせがしやすい。さらに専用ステムと組み合わせることで、ギャップを埋めるエアロキャップも使用可能。キャップ未装着時のスペースには、サイクルコンピューターマウントやクリップオンバーの装着も想定されている。

トップ部の幅は約6cmととても幅広だ
素材にはT700およびT800カーボンを採用。軽量性と剛性をバランス良く兼ね備えたハイブリッド構成で、カタログ重量は250g〜。価格は72,600円(税込)となっている。
PRO VIBE AERO STEM:空力性能と内装対応を両立するアルミステム

PRO VIBE STEM

フェイスプレートは非常にシンプルな造形だ 
-17°の角度に設定されている
VIBE AERO STEMは、7000系アルミ合金を用いた高剛性ステム。VIBE AEROハンドルとの組み合わせを前提に設計され、フェイスプレートまわりの空力処理にもこだわりが見られる。
独自構造「パズルクランプ」を採用し、かつボルトを後方から挿入する仕組みによって走行風を受け流す空力性能の高さを実現している。VIBEシリーズの象徴でもあるV字型のモチーフも健在だ。
現代の内装トレンドにも対応しており、フレームによって異なる配線方式に柔軟に対応する。完全内装フレーム(D型コラムなど)に加え、ステム下を経由してヘッドコーンへ導くセミ内装にも対応。外装ケーブルとステム内装を組み合わせる構成も可能で、様々なバイクとのマッチングを考慮している。さらにセミ内装向けの専用ヘッドセットもオプションとして用意される。

お馴染みのパズルクランプが採用される 
用いられるボルトはチタンが素材に採用されている
細部の設計にも抜かりはない。使用されるボルトはすべてチタン製で、軽量性と耐腐食性を両立。コラムキャップも専用品が付属する。重量は208g〜と軽量で、フェイスプレートと共締めする専用のコンピューターマウントもオプションでラインアップされている。ステム角は-17°。長さは80mmから130mmまで、10mm刻みで6サイズを展開。価格は23,100円(税込)となっている。

PRO VIBE EVO CARBON HANDLE BAR

VIBEシリーズでピッタリと形状がフィットする 
専用トップキャップも付属する

ハンドルのホールから、ステム下にケーブルを導ける

PRO VIBE EVO CARBON HANDLE BAR
PRO VIBE AERO CARBON HANDLEBAR
カラー:ブラック
重量:250g~
素材:UDカーボン T700/T800
ハンドル形状:コンパクト
クランプ径:31.8mm
フレア:10°
フォワードスイープ:10°
サイズ:幅370mm(リーチ77mm、ドロップ126mm)、幅390mm(リーチ79mm、ドロップ127mm)、幅410mm(リーチ81mm、ドロップ129mm)
価格:72,600円(税込)
PRO VIBE AERO STEM
カラー:ブラック
重量:208g~
素材:AL7000
クランプ径:31.8mm
アングル:-17°
対応コラム径:1-1/8インチ
サイズ:80mm、90mm、100mm、110mm、120mm、130mm
価格:23,100円(税込)

空気抵抗の削減は、ロードレースにおいて確かなアドバンテージをもたらす重要な要素だ。中でも風を最初に受けるハンドルまわりとヘッドチューブ周辺は、空力面での要。各バイクブランドがフレーム専用設計の一体型ハンドルを展開する背景には、こうした事情がある。
一方で、ポジション調整やメンテナンス性を考慮すれば、ステムとハンドルが別体であるメリットも見逃せない。こうしたニーズに応える形で、シマノが展開するパーツブランド「PRO」は、プロユースでも実績のあるVIBEシリーズに、空力性能と実用性を両立する「VIBE AERO CARBON HANDLEBAR」と専用ステムを投入。2つ同時に使うことを前提に設計されており、別体式でありながら一体型に迫る空力性能を実現するという、両者のメリットを高次元でバランスさせている。



ハンドルはクランプ部とドロップ部には従来通りの形状を採用しているが、注目すべきはトップ部の設計だ。極めてフラットかつ翼断面形状に近いデザインを採り入れることで、従来モデルからさらに空気抵抗を低減している。
トップ部は10°のフォワードスイープ(前方への角度)が与えられており、ブラケットポジションからトップに手を移した際も手首が自然な角度に収まる。表面には滑り止め加工も施され、安定したグリップを確保する。ドロップ部は10°のフレア形状となっており、バーエンド部はSTI装着部に対して+30mmワイドに広がる設計だ。




サイズラインアップは3種類で、リーチやドロップサイズもそれぞれに最適化されている。トップ部370mmの場合はドロップ部400mm、リーチ77mm、ドロップ126mだ。トップ390mmは、ドロップ部420mm、リーチ79mm、ドロップ127mm。トップ410mは、ドロップ部440mm、リーチ81cm、ドロップ129mだ。
シマノ開発のハンドルゆえに、もちろん同社製ブレーキホースやDI2ケーブル引き込みも自然なルーティングになるよう配慮された。ステム内を通す構成だけでなく、ハンドルトップの外側から引き出す配線も可能で、フレームの仕様に応じた組み合わせがしやすい。さらに専用ステムと組み合わせることで、ギャップを埋めるエアロキャップも使用可能。キャップ未装着時のスペースには、サイクルコンピューターマウントやクリップオンバーの装着も想定されている。

素材にはT700およびT800カーボンを採用。軽量性と剛性をバランス良く兼ね備えたハイブリッド構成で、カタログ重量は250g〜。価格は72,600円(税込)となっている。
PRO VIBE AERO STEM:空力性能と内装対応を両立するアルミステム



VIBE AERO STEMは、7000系アルミ合金を用いた高剛性ステム。VIBE AEROハンドルとの組み合わせを前提に設計され、フェイスプレートまわりの空力処理にもこだわりが見られる。
独自構造「パズルクランプ」を採用し、かつボルトを後方から挿入する仕組みによって走行風を受け流す空力性能の高さを実現している。VIBEシリーズの象徴でもあるV字型のモチーフも健在だ。
現代の内装トレンドにも対応しており、フレームによって異なる配線方式に柔軟に対応する。完全内装フレーム(D型コラムなど)に加え、ステム下を経由してヘッドコーンへ導くセミ内装にも対応。外装ケーブルとステム内装を組み合わせる構成も可能で、様々なバイクとのマッチングを考慮している。さらにセミ内装向けの専用ヘッドセットもオプションとして用意される。


細部の設計にも抜かりはない。使用されるボルトはすべてチタン製で、軽量性と耐腐食性を両立。コラムキャップも専用品が付属する。重量は208g〜と軽量で、フェイスプレートと共締めする専用のコンピューターマウントもオプションでラインアップされている。ステム角は-17°。長さは80mmから130mmまで、10mm刻みで6サイズを展開。価格は23,100円(税込)となっている。





PRO VIBE AERO CARBON HANDLEBAR
カラー:ブラック
重量:250g~
素材:UDカーボン T700/T800
ハンドル形状:コンパクト
クランプ径:31.8mm
フレア:10°
フォワードスイープ:10°
サイズ:幅370mm(リーチ77mm、ドロップ126mm)、幅390mm(リーチ79mm、ドロップ127mm)、幅410mm(リーチ81mm、ドロップ129mm)
価格:72,600円(税込)
PRO VIBE AERO STEM
カラー:ブラック
重量:208g~
素材:AL7000
クランプ径:31.8mm
アングル:-17°
対応コラム径:1-1/8インチ
サイズ:80mm、90mm、100mm、110mm、120mm、130mm
価格:23,100円(税込)
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