プロ選手が愛用するヴィジョンのタイムトライアル用ハンドルバー、 METRON TFE/TFA EVOが登場。特徴的なモノライザー構造と腕まで覆うエアロ形状のエクステンションが、究極のエアロダイナミクスを発揮する。



ヴィジョン Metron TFE/TFA EVO (c)ポディウム

FSAがプロデュースするエアロ特化パーツブランドのヴィジョン。その優れた性能で、ワールドチームからも高い支持を得ており、25シーズンにおいてはヴィスマ・リースアバイクやバーレーン・ヴィクトリアス、EFエデュケーション・イージーポストなど5つのチームがヴィジョンのハンドルバーを採用している。

ロード用のドロップバーだけでなく、タイムトライアルバイク向けのエアロバーにおいても、ヴィジョンの存在感は大きい。TTステージでエアロポジションを取る選手の腕と一体化するような形状のカーボンエクステンションに、ヴィジョンのロゴが大きく書かれていることをご存じの方は多いだろう。

ヴィスマも愛用するMetron TFA EVO (c)ポディウム

今回リリースされたのは、まさにプロ御用達のエクステンション&ベースバー。エクステンションがMETRON TFE EVOで、ベースバーがMETRON TFA EVOとなる。

METRON TFE EVOは、人間工学と流体力学が高度に融合した究極のエクステンション。昨今主流のハイライズを実現する20度のライズ、幅広い調整機能、カスタマイズされたフィット感を実現するパッドを備え、既製品でありながらオーダーメイドのような使い心地を実現する。

ヴィジョン Metron TFA EVO (c)ポディウム

フルカーボン構造で390g(Lサイズ)とボリュームからは想像できない軽さを誇るのもプロユースモデルならでは。後述するベースバー、METRON TFA EVOおよびTrimax カーボンSi032に互換性を持っているほか、昨今のTTバイクでは当たり前となっているオリジナルベースバーに対応するアダプターも展開している。XS~Lの4サイズ展開で価格は127,050円(税込)。

同時にリリースされたベースバーがMETRON TFA EVO。その最大の特徴がモノライザー構造だ。これは、従来のベースバーが左右のエクステンションバーそれぞれの下にライザーブロックを積んでいたのに対し、METRON TFA EVOでは中央部に建てたライザーブロック一本でエクステンションバーを支えるというもの。

ヴィジョン Metron TFE EVO (c)ポディウム

この革新的な構造によって、前方投影面積とコックピット周辺の乱気流を大幅に削減することに成功。空力性能を大きく改善することで、より高速なコックピットを実現した。

さらに軽量化にも繋がっており、登坂区間でもパフォーマンスを向上させることに成功。あらゆる局面でライダーにアドバンテージをもたらす一本だ。

革新的なモノライザー構造によって、前方投影面積とコックピット周辺の乱気流を大幅に削減することに成功 (c)ポディウム

ライザーブロックが一つとなっても、調整機能はしっかりと確保されている。従来のデュアルスタックライザーシステムと同等以上の調整範囲を備えつつ、コンパクトかつシンプルな設計によってセットアップをより容易に。

遠征時のパッキングにおいても、スムーズな梱包と組み立てを可能とした。価格はエクステンションとのセットで176,550円、ベースバーのみで162,580円(共に税込)となる。



ヴィジョン METRON TFE EVO
ライズ:20°
サイズ:280mm(XS)から340mm(L)
重量:Lサイズ: 390グラム/ペア
別売対応アダプター:アルゴン18 Elevtron Pro、キャニオン Speedmax CFR、サーヴェロ P5、コルナゴ TT1、メリダ Time warp TT、トレック Speed Concept、スペシャライズド Shiv/UCI-shiv TT
税込価格:127,050円

ヴィジョン METRON TFA EVO
エクステンションサイズ:280mm(XS)から340mm(L)
重量:Lサイズ: 380グラム/ペア
税込価格:エクステンションセット176,550円、ベースバーのみ 162,580円

ステム長 ハンドル幅 サイズ
90mm 380mm、400mm Lのみ
100mm 380mm、400mm、420mm Lのみ
110mm 400mm、420mm、440mm L、XL(440mmのみ)
120mm 400mm、420mm、440mm L(400mmのみ)、XL
130mm 420mm、440mm XLのみ
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