渡部春雅と岡山優太(オランダベース/ウォータスレイ)が連続参戦。ルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・グローウィ・ライオンズ)とヨリス・ニューウェンハイス(オランダ、リドレーレーシングチーム)が難コンディションのスピードレースを制した。
シクロクロス3大シリーズの一戦「X2Oバットカームルス・トロフェー」の第2戦が、開幕戦の翌日にベルギーの東フランダース州に位置する街ロケレンで開催。丘陵区間とサンドセクションを組み合わせたコースはセミウェットで、硬い地面の表面部分だけが滑りやすい泥という難コンディションに仕上がった。
渡部春雅が連戦出場:ブラントが2日連続優勝

前半、レースを積極的に引っ張ったサラ・カサソラ(イタリア、クレラン・コレンドン) photo:CRELAN - CORENDON 
持ち前のパワーで独走に持ち込んだルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・グローウィ・ライオンズ) photo:Baloise Glowi Lions 
50分間規定で争われる女子エリートレースには渡部春雅(オランダベース/ウォータスレイ)が連続参戦。復調のためにフェム・ファンエンペル(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)が参戦見送りを決めたレースで、サラ・カサソラ(イタリア、クレラン・コレンドン)やレオニー・ベントフェルド(オランダ、パウェルスサウゼン・アルテスインダストリーバウ)がダッシュを決めた。
スーパープレスティージュのランキング首位に立つ好調カサソラが積極的にレースを引っ張る中、後方からは前日勝者ルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・グローウィ・ライオンズ)が追いついてくる。「正直自分のテクニックで対応できるコースではないけれど、冷静さを保ってレースを進めた」と言うブラントがライバル勢を抑え、レース後半には独走体制に。若いライバル勢は持ち前のパワーで加速するベテランを止めることができなかった。

2連勝をマークしたルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・グローウィ・ライオンズ) photo:X2O trofee 
2位争いにシフトした後続グループを尻目に、17秒リードでブラントが土日連続優勝を決める。2位はマリオン・ノーブルリブロール(ベルギー、クレラン・コレンドン)、3位にカサソラ。渡部は同一ラップ完走に手が届かず33位で過酷なレースを終えている。
岡山優太出場の男子エリート:独走したニューウェンハイスが今季ビッグレース初勝利
岡山優太(オランダベース/ウォータスレイ)が出場した男子エリートレースの優勝候補筆頭はティボー・ネイス(ベルギー、バロワーズ・グローウィ・ライオンズ)。前日勝者で波に乗る欧州王者はスタートの出遅れを順調に取り返していったものの、そこから度重なるメカトラブルに見舞われ、ペースを消失してしまった。

独走するヨリス・ニューウェンハイス(オランダ、リドレーレーシングチーム) photo:Ridley Racing Team 
度重なる落車でペースを落としたティボー・ネイス(ベルギー、バロワーズ・グローウィ・ライオンズ) photo:Baloise Glowi Lions 

ヨリス・ニューウェンハイス(オランダ、リドレーレーシングチーム)が独走勝利 photo:X2O trofee 
溝を越える際の衝撃でレバーが緩み、交換したバイクもサドルが下を向くトラブル。砂区間での前転、さらにスリップダウン。翌週末に迫った欧州選手権に弾みを付けたかった2世選手が15位まで沈む一方、先頭ではヨリス・ニューウェンハイス(オランダ、リドレーレーシングチーム)が独走体制に持ち込んだ。

ヨリス・ニューウェンハイス(オランダ、リドレーレーシングチーム) photo:X2O trofee  「最初は前の選手に詰まってしまったけど、先頭に出てからは自分のペースで走れた。脚の調子も良かったし安定したラップタイムを刻むことができた」と言う今季2戦目のニューウェンハイスは、単独追走するマイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルスサウゼン・アルテスインダストリーバウ)を抑えてフィニッシュ。今季ビッグレースで初勝利を掴み取った。
「僕の目標は(ポイントではなくレースタイムの合計で争われる)シリーズランキングで優勝すること。でも昨日のコッペンベルグでは2分半も遅れてしまったので、自分の立ち位置がまだ分からないんだ。現時点で予想よりも遅れを背負ってしまったので挽回したい」とニューウェンハイスはレース直後のインタビューで話している。
また、指の負傷をおして走った岡山は完走ならず30位。「いい形で入れたものの、ピット直後に周りの選手と接触でDi2が動かなくなりインナーロー固定で半周走る羽目になり、ぶっちぎり最下位でした。バイクを変えた後も酸欠で辛かったけど、去年よりもいい形でシーズンを迎えられてる気がします」と自身のSNSにポストしている。
      
      シクロクロス3大シリーズの一戦「X2Oバットカームルス・トロフェー」の第2戦が、開幕戦の翌日にベルギーの東フランダース州に位置する街ロケレンで開催。丘陵区間とサンドセクションを組み合わせたコースはセミウェットで、硬い地面の表面部分だけが滑りやすい泥という難コンディションに仕上がった。
渡部春雅が連戦出場:ブラントが2日連続優勝


50分間規定で争われる女子エリートレースには渡部春雅(オランダベース/ウォータスレイ)が連続参戦。復調のためにフェム・ファンエンペル(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)が参戦見送りを決めたレースで、サラ・カサソラ(イタリア、クレラン・コレンドン)やレオニー・ベントフェルド(オランダ、パウェルスサウゼン・アルテスインダストリーバウ)がダッシュを決めた。
スーパープレスティージュのランキング首位に立つ好調カサソラが積極的にレースを引っ張る中、後方からは前日勝者ルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・グローウィ・ライオンズ)が追いついてくる。「正直自分のテクニックで対応できるコースではないけれど、冷静さを保ってレースを進めた」と言うブラントがライバル勢を抑え、レース後半には独走体制に。若いライバル勢は持ち前のパワーで加速するベテランを止めることができなかった。

2位争いにシフトした後続グループを尻目に、17秒リードでブラントが土日連続優勝を決める。2位はマリオン・ノーブルリブロール(ベルギー、クレラン・コレンドン)、3位にカサソラ。渡部は同一ラップ完走に手が届かず33位で過酷なレースを終えている。
岡山優太出場の男子エリート:独走したニューウェンハイスが今季ビッグレース初勝利
岡山優太(オランダベース/ウォータスレイ)が出場した男子エリートレースの優勝候補筆頭はティボー・ネイス(ベルギー、バロワーズ・グローウィ・ライオンズ)。前日勝者で波に乗る欧州王者はスタートの出遅れを順調に取り返していったものの、そこから度重なるメカトラブルに見舞われ、ペースを消失してしまった。



溝を越える際の衝撃でレバーが緩み、交換したバイクもサドルが下を向くトラブル。砂区間での前転、さらにスリップダウン。翌週末に迫った欧州選手権に弾みを付けたかった2世選手が15位まで沈む一方、先頭ではヨリス・ニューウェンハイス(オランダ、リドレーレーシングチーム)が独走体制に持ち込んだ。

「僕の目標は(ポイントではなくレースタイムの合計で争われる)シリーズランキングで優勝すること。でも昨日のコッペンベルグでは2分半も遅れてしまったので、自分の立ち位置がまだ分からないんだ。現時点で予想よりも遅れを背負ってしまったので挽回したい」とニューウェンハイスはレース直後のインタビューで話している。
また、指の負傷をおして走った岡山は完走ならず30位。「いい形で入れたものの、ピット直後に周りの選手と接触でDi2が動かなくなりインナーロー固定で半周走る羽目になり、ぶっちぎり最下位でした。バイクを変えた後も酸欠で辛かったけど、去年よりもいい形でシーズンを迎えられてる気がします」と自身のSNSにポストしている。
X2Oトロフェー2025-2026第2戦 女子エリート結果
      
            | 1位 | ルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・グローウィ・ライオンズ) | 49:38 | 
| 2位 | マリオン・ノーブルリブロール(ベルギー、クレラン・コレンドン) | +0:17 | 
| 3位 | サラ・カサソラ(イタリア、クレラン・コレンドン) | |
| 4位 | アニック・ファンアルフェン(オランダ、セブンレーシング) | +0:22 | 
| 5位 | レオニー・ベントフェルド(オランダ、パウェルスサウゼン・アルテスインダストリーバウ) | +0:37 | 
| 6位 | インゲ・ファンデルヘイデン(オランダ、クレラン・コレンドン) | +1:03 | 
| 7位 | マノン・バッカー(オランダ、クレラン・コレンドン) | +2:27 | 
| 8位 | クリスティナ・ゼマノヴァ(チェコ) | +2:38 | 
| 9位 | カタブランカ・ヴァシュ(ハンガリー、SDワークス・プロタイム) | +2:48 | 
| 10位 | ジュリー・ブラウワーズ(ベルギー、シャルル・リエジョワ・ロースタリー) | +3:09 | 
| 31位 | 渡部春雅(オランダベース/ウォータスレイ) | +3:29 | 
X2Oトロフェー2025-2026第2戦 男子エリート結果
      
            | 1位 | ヨリス・ニューウェンハイス(オランダ、リドレーレーシングチーム) | 1:01:20 | 
| 2位 | マイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルスサウゼン・アルテスインダストリーバウ) | +0:48 | 
| 3位 | ニルス・ファンデプッテ(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク) | +0:58 | 
| 4位 | エミエル・フェルストリンゲ(ベルギー、クレラン・コレンドン) | +1:03 | 
| 5位 | イェンテ・マイケルズ(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク) | +1:05 | 
| 6位 | トーン・アールツ(ベルギー、デスハフト・ヘンスCXチーム) | +1:06 | 
| 7位 | ヨラン・ウィズーレ(ベルギー、クレラン・コレンドン) | +1:23 | 
| 8位 | ローレンス・スウェーク(ベルギー、クレラン・コレンドン) | +1:30 | 
| 9位 | ラース・ファンデルハール(オランダ、バロワーズ・グローウィ・ライオンズ) | +1:34 | 
| 10位 | トーン・ファンデボシュ(ベルギー、クレラン・コレンドン) | +1:37 | 
| 30位 | 岡山優太(オランダベース/ウォータスレイ) | 
text:So.Isobe
      
      Amazon.co.jp
    シマノ(SHIMANO) FC-R8000 46X36T 165mm 11S IFCR8000AX66
シマノ(SHIMANO)
      
      IRC TIRE (アイ・アール・シー) 自転車 タイヤ SERAC CX TUBELESS READY X-Guard シラク CX チューブレスレディ クロスガード 700×32C
アイアールシータイヤ(IRC tire)
      
        ¥6,780