8月30日に行われた第90回ブルターニュクラシックは激しいアタック合戦の末、アレックス・アランブル(スペイン、コフィディス)の独走で決着。今季好調の30歳が今季2度目のワールドツアーレース勝利をマークした。

フランス王者のロマン・グレゴワール(フランス、グルパマFDJ) photo:Grand Prix de Plouay 
ポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ)だったが、落車負傷でDNF photo:Grand Prix de Plouay
8月30日に行われた第90回ブルターニュクラシックは、その名の通りフランス北西部のブルターニュ地方最大のワンデーレース。かつては「GPウエストフランス・プルエー」と呼ばれ、初回開催が1931年とフランス国内ではツール・ド・フランスに次ぐ歴史ある大会であり、ブエルタ・ア・エスパーニャと会期を重ねながらもUCIワールドツアーに組み込まれる伝統の1戦だ。
フランス国内でも自転車熱の高い当地方のプルエーを発着するコース距離は228kmにも及び、そのほとんどは「コート」と呼ばれる丘の連続だ。特に終盤50kmで3周回するサーキットには登坂距離1km超/平均勾配5%の勾配が合計8箇所含まれ、獲得標高は3,663mと重量級スプリンターには厳しいレイアウト。昨年はアルノー・ドゥリー(ベルギー)が、その前年はマルク・ヒルシ(スイス)が制した(2022年はワウト・ファンアールト、2020年はマイケル・マシューズ)ことからもパンチャー向けレースであることがよく分かる。
好調ポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ)やマイケル・マシューズ(オースオラリア、ジェイコ・アルウラー)、ヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・プレミアテック)といった、ブエルタに出場しなかった有名選手をたっぷりと含んだプロトンから、マルクス・フールゴー(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)を含む5名が序盤のエスケープを決めた。
レースが動いたのはフィニッシュまで60km以上を残したタイミングだった。スプリンター不在のヴィスマ・リースアバイクが丘陵区間でペースアップを行い、集団を木っ端微塵に粉砕する。混乱する状況で大人数が巻き込まれる集団落車が発生し、優勝候補筆頭だったマニエは顔面に怪我を負ってリタイアしてしまう。

今季ワールドツアー2勝目を挙げたアレックス・アランブル(スペイン、コフィディス) photo:Grand Prix de Plouay 
独走でフィニッシュするアレックス・アランブル(スペイン、コフィディス) photo:Grand Prix de Plouay
スプリントエースを失ったスーダルはメイン集団のコントロールから離れ、アルペシン・プレミアテックも次第に支配力を失ってしまう。スプリンターではなく、アタッカー有利となった状況であらゆるチームが攻勢を仕掛け、より一層厳しい状況となる中で最終周回へ。エミル・ヘルツォーク(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)のアタックによって15名ほどが抜け出し、数的優位に立ったコフィディスはアレックス・アランブル(スペイン)のアタックを決める。お見合いでスピードを落とす追走グループを尻目にリードを築き上げたアランブルが、単独のままフィニッシュラインへとたどり着いた。
カハルラルでプロ入りし、アスタナとモビスターを経て2025年からコフィディスに加わったアランブルにとっては今年4月のバスクカントリーでのステージ優勝に続くワールドツアー勝利。チームにとってもブエルタ・ア・エスパーニャ第8ステージでのブライアン・コカール(フランス)勝利に続く、2日連続のワールドツアー勝利となった。


8月30日に行われた第90回ブルターニュクラシックは、その名の通りフランス北西部のブルターニュ地方最大のワンデーレース。かつては「GPウエストフランス・プルエー」と呼ばれ、初回開催が1931年とフランス国内ではツール・ド・フランスに次ぐ歴史ある大会であり、ブエルタ・ア・エスパーニャと会期を重ねながらもUCIワールドツアーに組み込まれる伝統の1戦だ。
フランス国内でも自転車熱の高い当地方のプルエーを発着するコース距離は228kmにも及び、そのほとんどは「コート」と呼ばれる丘の連続だ。特に終盤50kmで3周回するサーキットには登坂距離1km超/平均勾配5%の勾配が合計8箇所含まれ、獲得標高は3,663mと重量級スプリンターには厳しいレイアウト。昨年はアルノー・ドゥリー(ベルギー)が、その前年はマルク・ヒルシ(スイス)が制した(2022年はワウト・ファンアールト、2020年はマイケル・マシューズ)ことからもパンチャー向けレースであることがよく分かる。
好調ポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ)やマイケル・マシューズ(オースオラリア、ジェイコ・アルウラー)、ヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・プレミアテック)といった、ブエルタに出場しなかった有名選手をたっぷりと含んだプロトンから、マルクス・フールゴー(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)を含む5名が序盤のエスケープを決めた。
レースが動いたのはフィニッシュまで60km以上を残したタイミングだった。スプリンター不在のヴィスマ・リースアバイクが丘陵区間でペースアップを行い、集団を木っ端微塵に粉砕する。混乱する状況で大人数が巻き込まれる集団落車が発生し、優勝候補筆頭だったマニエは顔面に怪我を負ってリタイアしてしまう。


スプリントエースを失ったスーダルはメイン集団のコントロールから離れ、アルペシン・プレミアテックも次第に支配力を失ってしまう。スプリンターではなく、アタッカー有利となった状況であらゆるチームが攻勢を仕掛け、より一層厳しい状況となる中で最終周回へ。エミル・ヘルツォーク(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)のアタックによって15名ほどが抜け出し、数的優位に立ったコフィディスはアレックス・アランブル(スペイン)のアタックを決める。お見合いでスピードを落とす追走グループを尻目にリードを築き上げたアランブルが、単独のままフィニッシュラインへとたどり着いた。
カハルラルでプロ入りし、アスタナとモビスターを経て2025年からコフィディスに加わったアランブルにとっては今年4月のバスクカントリーでのステージ優勝に続くワールドツアー勝利。チームにとってもブエルタ・ア・エスパーニャ第8ステージでのブライアン・コカール(フランス)勝利に続く、2日連続のワールドツアー勝利となった。
ブルターニュクラシック2026結果
| 1位 | アレックス・アランブル(スペイン、コフィディス) | 5:21:13 |
| 2位 | アレクサンダー・カンプ(デンマーク、ウノエックス・モビリティ) | +0:04 |
| 3位 | アレッサンドロ・ボルゴ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス) | +0:10 |
| 4位 | エミル・ヘルツォーク(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | |
| 5位 | イェノ・ベルクムース(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ) | |
| 6位 | ポール・ラペラ(フランス、デカトロン・CMA CGM) | |
| 7位 | ロマン・グレゴワール(フランス、グルパマFDJ) | |
| 8位 | リック・プルイマース(オランダ、チューダープロサイクリング) | |
| 9位 | アレクサンドル・ドゥレトル(フランス、トタルエネルジー) | |
| 10位 | アンドレア・ヴェンドラーメ(イタリア、ジェイコ・アルウラー) |
text:So Isobe
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