最後に1級山岳を駆け上がるペトロナス・ツール・ド・ランカウ第2ステージ。元スピードスケート選手のレナート・ヤシュ(ドイツ、チューダープロサイクリング)が勝利と共に総合首位に立ち、区間26位の留目夕陽(愛三工業レーシングチーム)がアジア人リーダージャージに袖を通した。

第2ステージの臨む、日本王者留目夕陽を擁する愛三工業レーシングチーム photo:Tour de Langkawi

前日勝者のマッテオ・マルチェッリ(イタリア、XDSアスタナ) photo:Tour de Langkawi 
ツール・ド・ランカウイ2026第2ステージ image:Tour de Langkawi
愛三工業レーシングチームが参戦し、ブルゴス・ブルペレットBHからは小山智也も出場したペトロナス・ツール・ド・ランカウイ(UCI2.Pro)は2日目を迎えた。この日は平坦路を進み、最後に1級山岳グヌン・ジェライ(登坂距離10.6km)を駆け上がるシンプルなステージだ。初日には見えなかった総合争いの行方が、このステージで明らかになった。
レースでは、トレンガヌ・サイクリングチームが2名を送り込み、2日連続で逃げたハビエル・イバニェス(スペイン、カハルラル・セグロスRGA)も含む7名が先行した。メイン集団はチューダープロサイクリングが中心となって追い、XDSアスタナも時折牽引に加わった。最終山岳を前に逃げは2名に絞られたが、プロトンが吸収。集団はひと塊のまま1級山岳グヌン・ジェライに突入した。
集団からスプリンターたちが早くも遅れていくなか、マレーシア出身の23歳、ジェ・イ・キー(トレンガヌ・サイクリングチーム)がアタック。好ペースを刻んだものの、絞られた追走集団からアベル・バルデルストーネ(スペイン、カハルラル・セグロスRGA)が飛び出し、ジェ・イ・キーを追い抜いて先頭に立つ。3年契約で来季からUAEチームエミレーツXRGへの加入が決まっているスペインの前タイムトライアル王者が、得意とする独走に持ち込んだ。

残り500mで単独先頭に立ったレナート・ヤシュ(ドイツ、チューダープロサイクリング) photo:Tour de Langkawi

ヤシュを追いかけるアベル・バルデルストーネ(スペイン、カハルラル・セグロスRGA) photo:Tour de Langkawi
しかし、マイペースで淡々と踏み続けたレナート・ヤシュ(ドイツ、チューダープロサイクリング)が、フィニッシュまで残り700mで追いつく。勝利争いはこの2名に絞られ、残り500mでヤシュがアタック。懸命に踏み込むバルデルストーネを引き離し、16秒の差をつけてフィニッシュした。

独走勝利したレナート・ヤシュ(ドイツ、チューダープロサイクリング) photo:Tour de Langkawi
「この勝利に驚きはない。僕は山岳地帯の出身で、今日は誰が登りで強いかを競うレースだった。良い走りをしたカハルラルの2名(バルデルストーネと3位のカステジョン)には敬意を表したい」とヤシュはコメントした。
けがにより2024年にスピードスケートから転向したヤシュは25歳。レッドブル・ボーラ・ハンスグローエの育成チームを経て、今年チューダープロサイクリングの育成チームに移籍した。6月に念願のプロデビューを果たし、今年4月のツアー・オブ・ジ・アルプス(UCI2.Pro)では逃げからプロ初勝利を飾った。9月のジロ・ダブルッツォ(UCI2.1)ではプロ2勝目を挙げている。

総合首位に立ったレナート・ヤシュ(ドイツ、チューダープロサイクリング) photo:Tour de Langkawi

アジア人リーダージャージを纏った留目夕陽(愛三工業レーシングチーム) photo:Tour de Langkawi
この結果、ヤシュは総合首位に立ち、バルデルストーネが20秒差で追う展開となった。日本勢最上位は4分50秒遅れの留目夕陽(愛三工業レーシングチーム)で、総合26位に順位を上げた。これにより、留目は白色のアジア人最高位ジャージを着用。留目はレース後、「このままアジア人リーダーに限らず、総合(上位)を目指して、残りの登りのステージも頑張ります」と意気込みを語っている。



愛三工業レーシングチームが参戦し、ブルゴス・ブルペレットBHからは小山智也も出場したペトロナス・ツール・ド・ランカウイ(UCI2.Pro)は2日目を迎えた。この日は平坦路を進み、最後に1級山岳グヌン・ジェライ(登坂距離10.6km)を駆け上がるシンプルなステージだ。初日には見えなかった総合争いの行方が、このステージで明らかになった。
レースでは、トレンガヌ・サイクリングチームが2名を送り込み、2日連続で逃げたハビエル・イバニェス(スペイン、カハルラル・セグロスRGA)も含む7名が先行した。メイン集団はチューダープロサイクリングが中心となって追い、XDSアスタナも時折牽引に加わった。最終山岳を前に逃げは2名に絞られたが、プロトンが吸収。集団はひと塊のまま1級山岳グヌン・ジェライに突入した。
集団からスプリンターたちが早くも遅れていくなか、マレーシア出身の23歳、ジェ・イ・キー(トレンガヌ・サイクリングチーム)がアタック。好ペースを刻んだものの、絞られた追走集団からアベル・バルデルストーネ(スペイン、カハルラル・セグロスRGA)が飛び出し、ジェ・イ・キーを追い抜いて先頭に立つ。3年契約で来季からUAEチームエミレーツXRGへの加入が決まっているスペインの前タイムトライアル王者が、得意とする独走に持ち込んだ。


しかし、マイペースで淡々と踏み続けたレナート・ヤシュ(ドイツ、チューダープロサイクリング)が、フィニッシュまで残り700mで追いつく。勝利争いはこの2名に絞られ、残り500mでヤシュがアタック。懸命に踏み込むバルデルストーネを引き離し、16秒の差をつけてフィニッシュした。

「この勝利に驚きはない。僕は山岳地帯の出身で、今日は誰が登りで強いかを競うレースだった。良い走りをしたカハルラルの2名(バルデルストーネと3位のカステジョン)には敬意を表したい」とヤシュはコメントした。
けがにより2024年にスピードスケートから転向したヤシュは25歳。レッドブル・ボーラ・ハンスグローエの育成チームを経て、今年チューダープロサイクリングの育成チームに移籍した。6月に念願のプロデビューを果たし、今年4月のツアー・オブ・ジ・アルプス(UCI2.Pro)では逃げからプロ初勝利を飾った。9月のジロ・ダブルッツォ(UCI2.1)ではプロ2勝目を挙げている。


この結果、ヤシュは総合首位に立ち、バルデルストーネが20秒差で追う展開となった。日本勢最上位は4分50秒遅れの留目夕陽(愛三工業レーシングチーム)で、総合26位に順位を上げた。これにより、留目は白色のアジア人最高位ジャージを着用。留目はレース後、「このままアジア人リーダーに限らず、総合(上位)を目指して、残りの登りのステージも頑張ります」と意気込みを語っている。
ツール・ド・ランカウイ2026第2ステージ結果
| 1位 | レナート・ヤシュ(ドイツ、チューダープロサイクリング) | 3:37:21 |
| 2位 | アベル・バルデルストーネ(スペイン、カハルラル・セグロスRGA) | +0:16 |
| 3位 | ハン・カステジョン(スペイン、カハルラル・セグロスRGA) | +0:32 |
| 4位 | ホセ・ディアス(スペイン、ブルゴス・ブルペレットBH) | +1:04 |
| 5位 | セドリックバッケ・クリストファーセン(ノルウェー、ユニベット・ローズ・ロケッツ) | +1:05 |
| 26位 | 留目夕陽(愛三工業レーシングチーム) | +4:50 |
個人総合成績
| 1位 | レナート・ヤシュ(ドイツ、チューダープロサイクリング) | 7:44:04 |
| 2位 | アベル・バルデルストーネ(スペイン、カハルラル・セグロスRGA) | +0:20 |
| 3位 | ハン・カステジョン(スペイン、カハルラル・セグロスRGA) | +0:38 |
| 4位 | ホセ・ディアス(スペイン、ブルゴス・ブルペレットBH) | +1:14 |
| 5位 | セドリックバッケ・クリストファーセン(ノルウェー、ユニベット・ローズ・ロケッツ) | +1:15 |
| 26位 | 留目夕陽(愛三工業レーシングチーム) | +5:00 |
その他の特別賞
| ポイント賞 | マッテオ・マルチェッリ(イタリア、XDSアスタナ) |
| 山岳賞 | レナート・ヤシュ(ドイツ、チューダープロサイクリング) |
| アジア人リーダー賞 | 留目夕陽(愛三工業レーシングチーム) |
| チーム総合成績 | ユニベット・ローズ・ロケッツ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:Tour de Langkawi
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