モナコで開幕する2026年ブエルタ・ア・エスパーニャの第1週は、フランスとアンドラを経由してスペインに入る。個人TTから始まり、3日目には早くも山頂フィニッシュが登場し、総合争いが本格化する。激闘必至の9日間を、各ステージのコースと共にプレビューする。

ブエルタ・ア・エスパーニャ2026コースマップ image:A.S.O.
第81回ブエルタ・ア・エスパーニャの開幕地に選ばれたのは、フランス南東部の地中海沿岸に位置する小国モナコ公国。タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG)など多くのスター選手が居を構え、世界的なリゾート地としても知られる場所から、今シーズン3つ目のグランツールは幕を開ける。
そこからフランス南部を西へ進み、ピレネーとアンドラを経てスペインに入国。その後は地中海側を南下しながら、最終的にスペイン南部へと向かっていく。総合争いの最終決戦となるのは、アンダルシア地方の山岳地帯を舞台とする第19、20ステージ。そして大会は首都マドリッドへ戻ることなく、第20ステージのフィニッシュ地点にもほど近いグラナダで幕を閉じる。
ステージカテゴリー内訳
平坦ステージ:4
丘陵ステージ:5(山頂フィニッシュ:1)
中級山岳ステージ:4
山岳ステージ:6
個人タイムトライアル:2
8月22日(土)第1ステージ
モナコ〜モナコ 9.4km(個人TT)

第1ステージ モナコ〜モナコ image:A.S.O.
21ステージにわたるレースは9.4kmの個人タイムトライアルで幕を開ける。8km以下ではないので厳密にはプロローグではないものの、さながら選手たちの顔見せの意味合いが強い短距離TT。アップダウンはほとんどないが、コーナーの連続するテクニカルなレイアウトとなっている。
舞台となるのは世界で2番目に小さく、自転車に限らず多くのトップスポーツ選手たちが居を構えるモナコ。1863年開業と長い歴史を誇るカジノ・ド・モンテカルロの隣からスタートし、フェアモント・ヘアピンとルイ2世大通りのトンネルなどF1のモナコGPでお馴染みのコースを部分的に辿っていく。ヨットが並ぶエルキュール港の横などを通り、フィニッシュ地点はモナコGPと同じアルベール1世通りだ。
8月23日(日)第2ステージ
モナコ〜マノスク 214.3km(丘陵)

第2ステージ モナコ〜マノスク image:A.S.O.
大会2日目は早くもモナコを離れ、フランスのマノスクへ向かう214.3kmだ。フランス有数の観光地であるニースの風光明媚な景色を過ぎ、その後もプロヴァンスの風景のなかを西に向かって進んでいく。
スタート直後から急勾配の短い丘を越え、前半に2つの3級山岳が設定。その後も細かいアップダウンを進んでいくため、逃げ向きのステージと言える。もちろん登りの得意なスプリンターを擁するチームが逃げを捉え、集団スプリントに持ち込むことも十分に考えられるレイアウトだ。
8月24日(月)第3ステージ
グリュイッソン〜フォン・ローム 174km(中級山岳)

第3ステージ グリュイッソン〜フォン・ローム image:A.S.O.
大会3日目はフランスのグリュイッソンを出発し、ピレネー山脈のフォン・ロームにフィニッシュする174kmのステージだ。獲得標高差は2,676mで、そのほとんどがラストの約35kmに集約されているシンプルな山頂フィニッシュとなる。
スタートから100km以上は比較的平坦な道が続き、その後徐々に標高を上げながら、目指すのは1級山岳モンルイ峠(距離19.4km/平均4.8%)。そこである程度人数が絞られた集団はその後、短い下りを挟み、頂上にフィニッシュ地点の待つ2級山岳フォン・ローム(距離9.8km/平均5%)を駆け上がる。
総合タイムに決定的な差がつくほどの難易度ではないものの、今大会最初の山頂フィニッシュだけに総合勢の状態を測る重要な一日となる。逃げや登坂力のあるパンチャーにもチャンスがあり、予測不能な展開となる可能性もある。
8月25日(火)第4ステージ
アンドラ・ラ・ベリャ〜アンドラ・ラ・ベリャ 104.8km(山岳)

第4ステージ アンドラ・ラ・ベリャ〜アンドラ・ラ・ベリャ image:A.S.O.
ブエルタは4日目にして、いまだスペインに入国しない。その舞台はモナコ同様に多くのトップ選手が住まう小国アンドラ。コースは男子レースでは極端なほど短い104.8kmで、そこに3つの1級山岳と最後の3級山岳が詰め込まれ、獲得標高差は2,953mと厳しいレイアウトだ。
登りはスタート直後から始まり、1級山岳ポルト・デンバリラは登坂距離23.3km(平均勾配5.1%)と長丁場。頂上からは長い下りを経て、平坦区間を経ずに1級山岳コラーダ・デ・ベイシャリス(距離6.5km/平均8.5%)と1級山岳ドルディノ峠(距離9.9km/平均7%)を立て続けに登る。
そのまま下ってフィニッシュと思いきや、主催者はその直前にも3級山岳アルト・デ・ラ・コメラ(距離3.9km/平均5.9%)を用意。そこから急勾配の下りを経た先がフィニッシュ地点となる。前日よりもコースの難易度が上がり、距離も短いため序盤から高強度の展開となる可能性が高い。当然期待されるのはマイヨロホを掛けた総合争いだ。
8月26日(水)第5ステージ
ファルセッ〜ロケテス 173.4km(丘陵)

第5ステージ ファルセッ〜ロケテス image:A.S.O.
2日間の総合争いの後、レース主催者は一転してスプリンターにもチャンスのある丘陵ステージを用意した。ようやくスペインに入国した選手たちが臨むのは173.4kmの丘陵ステージ。カテゴリーのついた山岳は終盤の3級山岳だけだが、終盤にかけて細かなアップダウンが続く。
プエルト・デ・パウルスの頂上は残り25km地点。登坂距離は3.5kmで平均勾配は7.1%と短いながら険しい。その後フィニッシュまでは下りと平坦路。集団スプリントの可能性も十分考えられるが、スピードマンたちはこのプエルト・デ・パウルスを集団から遅れず食らいつく必要がある。逃げ切りも考えられる一方、スプリンターチームにとっては逃げとのタイム差を管理しながら、終盤の登りを乗り越えることが勝利への条件となる。
8月27日(木)第6ステージ
アルコセブレ〜カステジョン 177.4km(中級山岳)

第6ステージ アルコセブレ〜カステジョン image:A.S.O.
大会6日目は今大会唯一の未舗装路区間が登場するステージだ。地中海沿岸の街アルコセブレをスタートし、内陸を進んで再び海岸近くへ戻り、カステジョンを目指す177.4km。途中に2級、3級、2級山岳を越え、勝負所となるのは未舗装路を含んだ1級山岳エル・バルトロだ。
エル・バルトロは登坂距離9.4km、平均勾配7.1%。途中までは直前に登った2級山岳デシエルト・デ・ラス・パルマスと同じ道を進み、途中から別ルートに入り、未舗装路区間を駆け上がる。しかもフィニッシュ地点はレース主催者も「高速ダウンヒル」と表現する、急勾配の下りを進んだ先にある。
8月28日(金)第7ステージ
ヴァル・ダルバ〜アラモン・バルデリナレス 149.8km(山岳)

第7ステージ ヴァル・ダルバ〜アラモン・バルデリナレス image:A.S.O.
前日の未舗装路の急勾配坂で総合争いは繰り広げられたのだろうか。起こったとすれば第7ステージは、2日連続でマイヨロホ争いが勃発することになる。その舞台は149.8kmと比較的短い距離に5つのカテゴリー山岳が詰め込まれた山頂フィニッシュだ。
最初3つの山岳(2級、3級、3級)以外にもこの日は多くのアップダウンが繰り返される。本格的な登坂バトルが幕を開けるのは、残り24.6kmから始まる2級山岳プエルト・デ・サンラファエル(距離11.1km/平均4.3%)から。山頂から短い下りを挟み、頂上にフィニッシュの待つ1級山岳アラモン・バルデリナレスは登坂距離9.8kmで平均勾配5.9%という難易度。強烈というわけではないが、総合勢のタイム差がつくには十分だろう。
8月29日(土)第8ステージ
プソル〜ゼラコ 171km(平坦)

第8ステージ プソル〜ゼラコ image:A.S.O.
スプリンターたちにとって待望のチャンスとなる、今大会初の平坦ステージだ。第5ステージと同じく終盤にカテゴリー山岳が設定されており、コース唯一の2級山岳プエルト・デ・バルシュが立ちはだかる。しかし登坂距離4.7km、平均勾配5.6%と比較的短く、スプリンターを完全に退けるには難しい。そのため集団スプリントが最も有力なシナリオとなる。
頂上からフィニッシュまでは27.4kmで、ダウンヒルと平坦路が続いていく。そして最終ストレートは地中海沿岸と並行に進む道を南に向かう一直線。ここまで厳しい山岳に耐えてきたスプリンターたちの白熱のスピードバトルが繰り広げられるだろう。
8月30日(日)第9ステージ
ラ・ヴィラホヨサ〜アルト・デ・アイタナ 187.4km(山岳)

第9ステージ ラ・ヴィラホヨサ〜アルト・デ・アイタナ image:A.S.O.
ブエルタの第1週は厳しい1級山岳フィニッシュで締めくくられる。しかもコースには平坦区間が見当たらないほどアップダウンを繰り返す、サバイバル不可避の厳しいレイアウトだ。
ラ・ヴィラホヨサを出発した選手たちはいきなりカテゴリーのつかない丘を越え、最初から2級山岳を越えていく。その後も1級、3級、2級、2級と立て続けに越え、下ってから臨むのは1級山岳アルト・デ・アイタナ。登坂距離は22kmと長い一方、平均勾配は5.8%と穏やか。しかし残り6km付近には平均9.4%の厳しい区間があり、その後も8%前後の勾配が続く。
前回アルト・デ・アイタナにフィニッシュしたのは2016年大会の第20ステージ。昨年限りで引退したピエール・ラトゥール(フランス)が最初で最後のグランツール区間優勝を飾り、区間10位でフィニッシュしたナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)が事実上の総合優勝を決めた場所でもある。
8月31日(月)休息日
text:Sotaro.Arakawa
image:A.S.O.

第81回ブエルタ・ア・エスパーニャの開幕地に選ばれたのは、フランス南東部の地中海沿岸に位置する小国モナコ公国。タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG)など多くのスター選手が居を構え、世界的なリゾート地としても知られる場所から、今シーズン3つ目のグランツールは幕を開ける。
そこからフランス南部を西へ進み、ピレネーとアンドラを経てスペインに入国。その後は地中海側を南下しながら、最終的にスペイン南部へと向かっていく。総合争いの最終決戦となるのは、アンダルシア地方の山岳地帯を舞台とする第19、20ステージ。そして大会は首都マドリッドへ戻ることなく、第20ステージのフィニッシュ地点にもほど近いグラナダで幕を閉じる。
ステージカテゴリー内訳
平坦ステージ:4
丘陵ステージ:5(山頂フィニッシュ:1)
中級山岳ステージ:4
山岳ステージ:6
個人タイムトライアル:2
8月22日(土)第1ステージ
モナコ〜モナコ 9.4km(個人TT)

21ステージにわたるレースは9.4kmの個人タイムトライアルで幕を開ける。8km以下ではないので厳密にはプロローグではないものの、さながら選手たちの顔見せの意味合いが強い短距離TT。アップダウンはほとんどないが、コーナーの連続するテクニカルなレイアウトとなっている。
舞台となるのは世界で2番目に小さく、自転車に限らず多くのトップスポーツ選手たちが居を構えるモナコ。1863年開業と長い歴史を誇るカジノ・ド・モンテカルロの隣からスタートし、フェアモント・ヘアピンとルイ2世大通りのトンネルなどF1のモナコGPでお馴染みのコースを部分的に辿っていく。ヨットが並ぶエルキュール港の横などを通り、フィニッシュ地点はモナコGPと同じアルベール1世通りだ。
8月23日(日)第2ステージ
モナコ〜マノスク 214.3km(丘陵)

大会2日目は早くもモナコを離れ、フランスのマノスクへ向かう214.3kmだ。フランス有数の観光地であるニースの風光明媚な景色を過ぎ、その後もプロヴァンスの風景のなかを西に向かって進んでいく。
スタート直後から急勾配の短い丘を越え、前半に2つの3級山岳が設定。その後も細かいアップダウンを進んでいくため、逃げ向きのステージと言える。もちろん登りの得意なスプリンターを擁するチームが逃げを捉え、集団スプリントに持ち込むことも十分に考えられるレイアウトだ。
8月24日(月)第3ステージ
グリュイッソン〜フォン・ローム 174km(中級山岳)

大会3日目はフランスのグリュイッソンを出発し、ピレネー山脈のフォン・ロームにフィニッシュする174kmのステージだ。獲得標高差は2,676mで、そのほとんどがラストの約35kmに集約されているシンプルな山頂フィニッシュとなる。
スタートから100km以上は比較的平坦な道が続き、その後徐々に標高を上げながら、目指すのは1級山岳モンルイ峠(距離19.4km/平均4.8%)。そこである程度人数が絞られた集団はその後、短い下りを挟み、頂上にフィニッシュ地点の待つ2級山岳フォン・ローム(距離9.8km/平均5%)を駆け上がる。
総合タイムに決定的な差がつくほどの難易度ではないものの、今大会最初の山頂フィニッシュだけに総合勢の状態を測る重要な一日となる。逃げや登坂力のあるパンチャーにもチャンスがあり、予測不能な展開となる可能性もある。
8月25日(火)第4ステージ
アンドラ・ラ・ベリャ〜アンドラ・ラ・ベリャ 104.8km(山岳)

ブエルタは4日目にして、いまだスペインに入国しない。その舞台はモナコ同様に多くのトップ選手が住まう小国アンドラ。コースは男子レースでは極端なほど短い104.8kmで、そこに3つの1級山岳と最後の3級山岳が詰め込まれ、獲得標高差は2,953mと厳しいレイアウトだ。
登りはスタート直後から始まり、1級山岳ポルト・デンバリラは登坂距離23.3km(平均勾配5.1%)と長丁場。頂上からは長い下りを経て、平坦区間を経ずに1級山岳コラーダ・デ・ベイシャリス(距離6.5km/平均8.5%)と1級山岳ドルディノ峠(距離9.9km/平均7%)を立て続けに登る。
そのまま下ってフィニッシュと思いきや、主催者はその直前にも3級山岳アルト・デ・ラ・コメラ(距離3.9km/平均5.9%)を用意。そこから急勾配の下りを経た先がフィニッシュ地点となる。前日よりもコースの難易度が上がり、距離も短いため序盤から高強度の展開となる可能性が高い。当然期待されるのはマイヨロホを掛けた総合争いだ。
8月26日(水)第5ステージ
ファルセッ〜ロケテス 173.4km(丘陵)

2日間の総合争いの後、レース主催者は一転してスプリンターにもチャンスのある丘陵ステージを用意した。ようやくスペインに入国した選手たちが臨むのは173.4kmの丘陵ステージ。カテゴリーのついた山岳は終盤の3級山岳だけだが、終盤にかけて細かなアップダウンが続く。
プエルト・デ・パウルスの頂上は残り25km地点。登坂距離は3.5kmで平均勾配は7.1%と短いながら険しい。その後フィニッシュまでは下りと平坦路。集団スプリントの可能性も十分考えられるが、スピードマンたちはこのプエルト・デ・パウルスを集団から遅れず食らいつく必要がある。逃げ切りも考えられる一方、スプリンターチームにとっては逃げとのタイム差を管理しながら、終盤の登りを乗り越えることが勝利への条件となる。
8月27日(木)第6ステージ
アルコセブレ〜カステジョン 177.4km(中級山岳)

大会6日目は今大会唯一の未舗装路区間が登場するステージだ。地中海沿岸の街アルコセブレをスタートし、内陸を進んで再び海岸近くへ戻り、カステジョンを目指す177.4km。途中に2級、3級、2級山岳を越え、勝負所となるのは未舗装路を含んだ1級山岳エル・バルトロだ。
エル・バルトロは登坂距離9.4km、平均勾配7.1%。途中までは直前に登った2級山岳デシエルト・デ・ラス・パルマスと同じ道を進み、途中から別ルートに入り、未舗装路区間を駆け上がる。しかもフィニッシュ地点はレース主催者も「高速ダウンヒル」と表現する、急勾配の下りを進んだ先にある。
8月28日(金)第7ステージ
ヴァル・ダルバ〜アラモン・バルデリナレス 149.8km(山岳)

前日の未舗装路の急勾配坂で総合争いは繰り広げられたのだろうか。起こったとすれば第7ステージは、2日連続でマイヨロホ争いが勃発することになる。その舞台は149.8kmと比較的短い距離に5つのカテゴリー山岳が詰め込まれた山頂フィニッシュだ。
最初3つの山岳(2級、3級、3級)以外にもこの日は多くのアップダウンが繰り返される。本格的な登坂バトルが幕を開けるのは、残り24.6kmから始まる2級山岳プエルト・デ・サンラファエル(距離11.1km/平均4.3%)から。山頂から短い下りを挟み、頂上にフィニッシュの待つ1級山岳アラモン・バルデリナレスは登坂距離9.8kmで平均勾配5.9%という難易度。強烈というわけではないが、総合勢のタイム差がつくには十分だろう。
8月29日(土)第8ステージ
プソル〜ゼラコ 171km(平坦)

スプリンターたちにとって待望のチャンスとなる、今大会初の平坦ステージだ。第5ステージと同じく終盤にカテゴリー山岳が設定されており、コース唯一の2級山岳プエルト・デ・バルシュが立ちはだかる。しかし登坂距離4.7km、平均勾配5.6%と比較的短く、スプリンターを完全に退けるには難しい。そのため集団スプリントが最も有力なシナリオとなる。
頂上からフィニッシュまでは27.4kmで、ダウンヒルと平坦路が続いていく。そして最終ストレートは地中海沿岸と並行に進む道を南に向かう一直線。ここまで厳しい山岳に耐えてきたスプリンターたちの白熱のスピードバトルが繰り広げられるだろう。
8月30日(日)第9ステージ
ラ・ヴィラホヨサ〜アルト・デ・アイタナ 187.4km(山岳)

ブエルタの第1週は厳しい1級山岳フィニッシュで締めくくられる。しかもコースには平坦区間が見当たらないほどアップダウンを繰り返す、サバイバル不可避の厳しいレイアウトだ。
ラ・ヴィラホヨサを出発した選手たちはいきなりカテゴリーのつかない丘を越え、最初から2級山岳を越えていく。その後も1級、3級、2級、2級と立て続けに越え、下ってから臨むのは1級山岳アルト・デ・アイタナ。登坂距離は22kmと長い一方、平均勾配は5.8%と穏やか。しかし残り6km付近には平均9.4%の厳しい区間があり、その後も8%前後の勾配が続く。
前回アルト・デ・アイタナにフィニッシュしたのは2016年大会の第20ステージ。昨年限りで引退したピエール・ラトゥール(フランス)が最初で最後のグランツール区間優勝を飾り、区間10位でフィニッシュしたナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)が事実上の総合優勝を決めた場所でもある。
8月31日(月)休息日
text:Sotaro.Arakawa
image:A.S.O.
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