ガーミンのペダル型パワーメーター「Rally」シリーズが4年ぶりに全面的なモデルチェンジを遂げ、「Rally 210」「Rally 110」として発売される。バッテリーシステムから素材、センサーまで見直しが図られた大規模な刷新となっている。

シマノ Rally RS 210 (c)ガーミン
ガーミンが展開するペダル型パワーメーターのRallyシリーズ。ガーミンのペダル型パワーメーターは2011年に発表されたVectorからスタートし、世代を経るごとに通信用ポッドの廃止や精度向上を実現し続け、2021年にRallyという名前に変更されて、現在までラインアップされている。そんなRallyが4年ぶりにモデルチェンジを果たす。
新型の大きな特徴はパワーメーターが内蔵されたスピンドルユニットと、シマノSPD、シマノSPD-SL、ルックKEOという3タイプのペダルボディが組み替えられる点。ロードバイクとマウンテンバイク、グラベルで使い回すこともできれば、クリートシステムの変更にも柔軟に対応、メンテナンスも行いやすい設計となっている。

パワーメーター内蔵スピンドルは、各ペダルボディに対応する (c)ガーミン
従来の電池交換式から充電式バッテリーを採用したことも大きなトピック。フル充電で約90時間の稼働が可能で、これは週末ライダーであれば数ヶ月間使い続けられるバッテリーライフを実現している。また急速充電にも対応しており、わずか15分の充電で約12時間の稼働が可能。レース前に充電し忘れたという状況でも、準備を間に合わせられる仕様となった。
加えて新機能「トラベルモード」も搭載されている。これは電源を完全オフ状態にすることができるため、輪行や車載時などの移動中に、振動や衝撃による無駄な起動を防ぐ機能。バッテリー消耗を抑制することで、ライド前にバッテリー残量低下状態になることを防ぐ。

充電式バッテリーとなり最長90時間のランタイムを備える (c)ガーミン
ジャイロセンサー搭載も新型の特徴だ。これによりオーバルチェーンリング使用時でも確かなパワー計測が可能となった。さらにパワーとケイデンスの関係を可視化する「フォースデータ」も相まって、効率的なペダリングパターンの分析に役立てられるはずだ。
また、新機能「Pedal IQ」により、温度変化や自転車の付け替え、取り付け角度の変化などを自動で検出し、キャリブレーションが必要なタイミングを知らせてくれるようになったのも嬉しいアップデートだ。

データ分析や精度が向上、キャリブレーションタイミングなどを通知してくれるようになった (c)ガーミン
ペダルボディも最適化が図られている。ロード用のルック KEO対応モデル(RK)とシマノ SPD-SL対応モデル(RS)では、カーボンと樹脂の複合材料を採用し、軽量性とスタイリッシュな外観を実現した。一方、オフロード用のSPD対応モデル(XC)ではアルミニウムを採用し、岩や木の根との接触が避けられないマウンテンバイクやシクロクロスでの使用に耐える堅牢性を確保している。
特にSPD対応モデルでは、スタックハイト(ペダル軸からクリート接触面までの高さ)が11.5mmに短縮された。これによりペダルとシューズの距離が縮まり、パワー伝達効率の向上とよりダイレクトな踏み心地を実現している。

ガーミン Rally RK 110 (c)ガーミン

ガーミン Rally XC 210 (c)ガーミン
新しいRallyシリーズは、クリートシステムとセンサー構成の組み合わせで6つのモデルが用意される。210シリーズは両側センサーのデュアル仕様、110シリーズは片側センサーのシングル仕様で、いずれもシマノ SPD-SL、SPD、ルックKEOモデルが用意されている。110シリーズから210へ後々アップデートも可能だ。価格等は以下の一覧をチェックしてもらいたい。
ガーミン Rally 210/110共通仕様
素材:LOOK KEO/SPD-SL対応モデル:カーボン+樹脂(プラスチック)、SPD対応モデル:アルミニウム
バッテリー:充電式(内蔵)
稼働時間:約90時間
耐荷重:105kg
測定精度:±1.0%
Qファクター:53mm(付属の2mmワッシャー付きで55mm)
スタックハイト:SPD対応モデル:11.5mm、LOOK KEO/SPD-SL対応モデル:12.2mm
ジャイロセンサー:標準搭載
無線通信:ANT+、Bluetooth
Rally RK 210:デュアルセンサー/LOOK KEO/312g/174,900円
Rally RK 110:シングルセンサー/LOOK KEO/320g/107,800円
Rally RS 210:デュアルセンサー/SPD-SL/312g/174,900円
Rally RS 110:シングルセンサー/SPD-SL/320g/107,800円
Rally XC 210:デュアルセンサー/SPD/436g/189,800円
Rally XC 110:シングルセンサー/SPD/444g/115,800円

ガーミンが展開するペダル型パワーメーターのRallyシリーズ。ガーミンのペダル型パワーメーターは2011年に発表されたVectorからスタートし、世代を経るごとに通信用ポッドの廃止や精度向上を実現し続け、2021年にRallyという名前に変更されて、現在までラインアップされている。そんなRallyが4年ぶりにモデルチェンジを果たす。
新型の大きな特徴はパワーメーターが内蔵されたスピンドルユニットと、シマノSPD、シマノSPD-SL、ルックKEOという3タイプのペダルボディが組み替えられる点。ロードバイクとマウンテンバイク、グラベルで使い回すこともできれば、クリートシステムの変更にも柔軟に対応、メンテナンスも行いやすい設計となっている。

従来の電池交換式から充電式バッテリーを採用したことも大きなトピック。フル充電で約90時間の稼働が可能で、これは週末ライダーであれば数ヶ月間使い続けられるバッテリーライフを実現している。また急速充電にも対応しており、わずか15分の充電で約12時間の稼働が可能。レース前に充電し忘れたという状況でも、準備を間に合わせられる仕様となった。
加えて新機能「トラベルモード」も搭載されている。これは電源を完全オフ状態にすることができるため、輪行や車載時などの移動中に、振動や衝撃による無駄な起動を防ぐ機能。バッテリー消耗を抑制することで、ライド前にバッテリー残量低下状態になることを防ぐ。

ジャイロセンサー搭載も新型の特徴だ。これによりオーバルチェーンリング使用時でも確かなパワー計測が可能となった。さらにパワーとケイデンスの関係を可視化する「フォースデータ」も相まって、効率的なペダリングパターンの分析に役立てられるはずだ。
また、新機能「Pedal IQ」により、温度変化や自転車の付け替え、取り付け角度の変化などを自動で検出し、キャリブレーションが必要なタイミングを知らせてくれるようになったのも嬉しいアップデートだ。

ペダルボディも最適化が図られている。ロード用のルック KEO対応モデル(RK)とシマノ SPD-SL対応モデル(RS)では、カーボンと樹脂の複合材料を採用し、軽量性とスタイリッシュな外観を実現した。一方、オフロード用のSPD対応モデル(XC)ではアルミニウムを採用し、岩や木の根との接触が避けられないマウンテンバイクやシクロクロスでの使用に耐える堅牢性を確保している。
特にSPD対応モデルでは、スタックハイト(ペダル軸からクリート接触面までの高さ)が11.5mmに短縮された。これによりペダルとシューズの距離が縮まり、パワー伝達効率の向上とよりダイレクトな踏み心地を実現している。


新しいRallyシリーズは、クリートシステムとセンサー構成の組み合わせで6つのモデルが用意される。210シリーズは両側センサーのデュアル仕様、110シリーズは片側センサーのシングル仕様で、いずれもシマノ SPD-SL、SPD、ルックKEOモデルが用意されている。110シリーズから210へ後々アップデートも可能だ。価格等は以下の一覧をチェックしてもらいたい。
ガーミン Rally 210/110共通仕様
素材:LOOK KEO/SPD-SL対応モデル:カーボン+樹脂(プラスチック)、SPD対応モデル:アルミニウム
バッテリー:充電式(内蔵)
稼働時間:約90時間
耐荷重:105kg
測定精度:±1.0%
Qファクター:53mm(付属の2mmワッシャー付きで55mm)
スタックハイト:SPD対応モデル:11.5mm、LOOK KEO/SPD-SL対応モデル:12.2mm
ジャイロセンサー:標準搭載
無線通信:ANT+、Bluetooth
Rally RK 210:デュアルセンサー/LOOK KEO/312g/174,900円
Rally RK 110:シングルセンサー/LOOK KEO/320g/107,800円
Rally RS 210:デュアルセンサー/SPD-SL/312g/174,900円
Rally RS 110:シングルセンサー/SPD-SL/320g/107,800円
Rally XC 210:デュアルセンサー/SPD/436g/189,800円
Rally XC 110:シングルセンサー/SPD/444g/115,800円
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