ロックショックスのXCレーシングフォークのSID SLがモデルチェンジ。新設計の32mmシャーシに加え、エアスプリングをSIDに投入されていたDebonair+へとアップデート。ロックショックスが誇る軽量フォークが戦闘力を更に増した。

ロックショックス SID SL (c)メニーズ
ロックショックスがXCレーサーの為に用意するサスフォーク、SID。"Superlight Integrated Design"のイニシャルから名付けられた軽量モデルだが、現在は更に軽量化を果たしたSID SLがXCレース用のハイパフォーマンスモデルとして君臨している。
ワールドカップで戦う最高峰のXCレーサーの為に開発されたSID SLは、110mmトラベルのXCフォークとして最軽量でありながら、過酷なレースコースでライダーをサポートするコントロール性をあわせもつフォークとして、確かな支持を集めてきた。

ロックショックス SID SL (c)メニーズ
そんなSID SLに大きなアップデートが施され、その戦闘力を更に増した。大きな改善点は2つ。一つが完全新設計のシャーシ構造、そしてもう一つがエアスプリングシステムの進化だ。
新型SID SLに与えられた新たな32mmシャーシはアッパーチューブを延長し、上部と下部のブッシングの間隔を拡大。ブッシングとのオーバラップが13mm増加することで、大きな衝撃が加わった際に横方向への荷重を分散し、摩擦を大幅に軽減することに成功した。また、2.4インチのタイヤクリアランスを確保するため、クラウン幅も拡大している。

新型の32mmシャーシを搭載。ブッシングの間隔拡大により摩擦を減少しよりスムーズなストロークを実現する (c)メニーズ
そこに組み合わせられるのがDebonair+エアスプリング。先だってSIDに採用されていた新スプリングは、拡張されたアッパーチューブとロワーレッグ側の容量拡大によって、エアスプリングの気室、特にネガティブチャンバーの容量を大幅に増加させている。
これに、ZEBやPIKEといったロングストロークモデルではゴムバンパーとされていたトップアウトスプリングをコイルスプリングとしたことによって、特にストローク初期での反応性を大幅に向上。小さなバンプに対しても機敏に反応し、常に快適かつ高いトラクションを発揮するフォークへと進化した。

ロックショックス SID SL ULTIMATE(左2本はFLIGHT ATTENDANT) (c)メニーズ
これらの変更により多少重量は増しているものの、1,390gと110mmトラベルのXCフォークとして最軽量の座は堅持。なおトラベルは100mmと110mmから選択可能となっている。ダンパーには電子制御のFlight Attendantも選択可能だ。
展開されるのは最上位モデルのSID SL ULTIMATE FLIGHT ATTENDANTを筆頭に、同じシャーシにCharger Race Day 2を採用したULTIMATE、完成車向けに用意されるパフォーマンスグレードのSelect+、Chargerダンパー搭載のSelect、そして完成車向けのベースモデルとなるSID SLの5種だ。ULTIMATEグレードにはロックショックスのレーシングスピリットを象徴するElectric Redカラーも展開される。
そして、SID SLのモデルチェンジと同時に、ロックショックスのパフォーマンスをより身近なものとするXCフォーク"REBA"もアップデートを受けている。

ロックショックス REBA GOLD(右はABS対応モデル) (c)メニーズ
SID同様の35mmシャーシにDebonairスプリングシステムを搭載。従来のSoloairよりも大きなネガティブチャンバーによって、プログレッシブなスプリングカーブを実現。小さなバンプに対する応答性を向上させつつ、高いボトムアウトへの耐性を獲得した。
上位モデルのREBA GOLDはIsolatorダンパーを搭載。100~130mmのトラベルオプションを用意している。完成車向けとなるREBA RLにはMotion controlダンパーを搭載。こちらは80~130mmトラベルで展開される。

ロックショックスがXCレーサーの為に用意するサスフォーク、SID。"Superlight Integrated Design"のイニシャルから名付けられた軽量モデルだが、現在は更に軽量化を果たしたSID SLがXCレース用のハイパフォーマンスモデルとして君臨している。
ワールドカップで戦う最高峰のXCレーサーの為に開発されたSID SLは、110mmトラベルのXCフォークとして最軽量でありながら、過酷なレースコースでライダーをサポートするコントロール性をあわせもつフォークとして、確かな支持を集めてきた。

そんなSID SLに大きなアップデートが施され、その戦闘力を更に増した。大きな改善点は2つ。一つが完全新設計のシャーシ構造、そしてもう一つがエアスプリングシステムの進化だ。
新型SID SLに与えられた新たな32mmシャーシはアッパーチューブを延長し、上部と下部のブッシングの間隔を拡大。ブッシングとのオーバラップが13mm増加することで、大きな衝撃が加わった際に横方向への荷重を分散し、摩擦を大幅に軽減することに成功した。また、2.4インチのタイヤクリアランスを確保するため、クラウン幅も拡大している。

そこに組み合わせられるのがDebonair+エアスプリング。先だってSIDに採用されていた新スプリングは、拡張されたアッパーチューブとロワーレッグ側の容量拡大によって、エアスプリングの気室、特にネガティブチャンバーの容量を大幅に増加させている。
これに、ZEBやPIKEといったロングストロークモデルではゴムバンパーとされていたトップアウトスプリングをコイルスプリングとしたことによって、特にストローク初期での反応性を大幅に向上。小さなバンプに対しても機敏に反応し、常に快適かつ高いトラクションを発揮するフォークへと進化した。

これらの変更により多少重量は増しているものの、1,390gと110mmトラベルのXCフォークとして最軽量の座は堅持。なおトラベルは100mmと110mmから選択可能となっている。ダンパーには電子制御のFlight Attendantも選択可能だ。
展開されるのは最上位モデルのSID SL ULTIMATE FLIGHT ATTENDANTを筆頭に、同じシャーシにCharger Race Day 2を採用したULTIMATE、完成車向けに用意されるパフォーマンスグレードのSelect+、Chargerダンパー搭載のSelect、そして完成車向けのベースモデルとなるSID SLの5種だ。ULTIMATEグレードにはロックショックスのレーシングスピリットを象徴するElectric Redカラーも展開される。
そして、SID SLのモデルチェンジと同時に、ロックショックスのパフォーマンスをより身近なものとするXCフォーク"REBA"もアップデートを受けている。

SID同様の35mmシャーシにDebonairスプリングシステムを搭載。従来のSoloairよりも大きなネガティブチャンバーによって、プログレッシブなスプリングカーブを実現。小さなバンプに対する応答性を向上させつつ、高いボトムアウトへの耐性を獲得した。
上位モデルのREBA GOLDはIsolatorダンパーを搭載。100~130mmのトラベルオプションを用意している。完成車向けとなるREBA RLにはMotion controlダンパーを搭載。こちらは80~130mmトラベルで展開される。
トラベル | ダンパー | ホイールサイズ | カラー | 価格(税込) | |
---|---|---|---|---|---|
SID SL ULTIMATE FLIGHT ATTENDANT | 100mm、110mm | Flight Attendant Race Day | 29" | Electric Red - Gloss、Gloss Black | 256,500円 |
SID SL ULTIMATE | 100mm、110mm | Charger Race Day 2 | 29" | Electric Red - Gloss、Gloss Black | 160,000円 |
SID SL Select+ | 100mm、110mm | Charger Race Day 2 | 29" | Gloss Black | - |
SID SL Select | 100mm、110mm | Charger RL | 29" | Gloss Black | 123,000円 |
SID SL | 100mm、110mm | Rash RL | 29" | Gloss Black | - |
REBA GOLD | 100mm~130mm | Isolator RL | 27.5", 29" | Gloss Black | 93,400円 |
REBA RL | 80~130mm | Motion Control RL | 27.5", 29" | Gloss Black | - |
リンク
Amazon.co.jp